「手で仕上げる家具たちの表情を味わってほしい。」小浜市の栗本家具工房・栗本泰佑さん【嶺南こんにちは通信】

「手で仕上げる家具たちの表情を味わってほしい。」小浜市の栗本家具工房・栗本泰佑さん【嶺南こんにちは通信】

こんにちは、ふーぽ編集部です。

嶺南在住クリエイターがいま会ってほしいローカルピープル情報をお届けする【嶺南こんにちは通信】

 

今回は、小浜市にある栗本家具工房の木工家具職人・栗本泰佑(くりもとたいすけ)さんです。

お気に入りの嶺南スポットも教えていただきました。

手で仕上げる家具たちの表情を味わってほしい

小浜の市街地から車で15分ほどの松永地区。

本堂と三重塔が国宝に指定されている明通寺(みょうつうじ)の先に、かつて松永小学校の分校だった小さな木造建物があります。

現在は、木工家具職人である栗本泰佑さんが工房兼住居として使っています。

 

大阪で会社員をしていましたが「モノをつくる仕事がしたい」と、新たな働き方を模索していたところ、岡山の家具職人に出会いました。

1年間、岡山で木工の学校に通い家具づくりを学んだ後、卒業してすぐに独立。

自然豊かな環境を求め、人との縁で現在の場所に工房を構えました。

 

栗本さんが作る家具


「暮らしに豊かさと感動を与える一生使えるモノづくりをしたい」という想いで、オーダーメイドを中心に木の道具や家具を一つ一つ丁寧に作っています。

細工や家具の表情を楽しんでほしいと、手で仕上げることにこだわってきました。

 

また、地域の作家同士のつながりを育もうと、2017年から嶺南に住むモノづくりの作家が集まる「珠手の森(たまてのもり)」というイベントをコロナ禍前まで開催していました。

多くの職人や作家と交流する中で、オーダーメイドだけではない、定番商品となるオリジナルのプロダクトのヒントを得て、地元産材を使った新しい家具作りにも取り組み始めています。

 

手仕上げを支える道具


小浜で暮らす中で「仕事以外にも、遊びの要素を暮らしにもっと取り入れて、毎日を今以上に楽しんでいきたい」と考えるようになったそう。

これまで独自の木工教室に加え、近くの明通寺や宿泊施設の「松永六感 藤屋」と連携したワークショップを開き、市内外の人と交流するうちに「暮らしを楽しむ仲間づくりやみんなで楽しむコミュニティの輪を広げたい」との想いがふくらんだ、と栗本さん。


人が集まる分校だった建物の一部を改修し、来年春には地域の様々な人たちが使えるスペース「Aokara(アオカラ)」として生まれ変わらせる予定です。

栗本さんやAokaraを通じた、モノづくりや暮らしを楽しむコミュニティづくりが、松永地区の新たな魅力の発見や発信につながりそうで楽しみです。

栗本家具工房(くりもとかぐこうぼう)
ショールーム(要予約)

福井県小浜市門前12‐10‐2
☎080-4196-3427
ホームページ

 

 

お気に入りの“嶺南”スポット

エンゼルライン【小浜市】
 
栗本さん

自然が身近にあるのが嶺南の魅力の一つだと思います。

山で遊ぶことも好きだけど、通行止めになる冬季以外は季節ごとの眺めが楽しめるエンゼルラインもオススメ!

車で気軽に行けて、中腹では小浜の街を一望できる。

展望台から眺める夕日や常神半島の眺めも好きなんです。

エンゼルライン

福井県小浜市内外海半島

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※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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writer : ふーぽ編集部

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