福井で上質な「チルタイム」を過ごそう。心を開放しに訪れたい県内の寺院4選。

福井で上質な「チルタイム」を過ごそう。心を開放しに訪れたい県内の寺院4選。

こんにちは、ふーぽ編集部です。

最近「チル」「チルする」という言葉を耳にしたことはありませんか?

 

チルする」とは、英語のchill outが語源。

「チル」とは「くつろぐ」「まったりする」「落ち着く」といった状態を示し、「チルする」とは自分と向き合い、心を開放する時間を持つことを意味しています。

 

先行きの見えない今日この頃だからこそ、目的を持たず、なにも考えず、ゆるゆるしてみませんか。

 

時間を忘れ、心が無になる。

そんな時間が過ごせる福井県内のお寺を4カ所紹介します。

季節により風景が一変、美しき御殿庭園。

御堂 陽願寺(みどう ようがんじ)【越前市】


創建550年を迎える越前市の陽願寺へは、シンガーソングライターのヒナタカコさんと訪れました。

ヒナタカコさん

坂井市三国町出身。
シンガーソングライターとして幅広いテーマの作曲を行い、伸びやかな声で多くのファンを魅了している

風光明媚な美しさに身を委ねて。

JR武生駅から歩くことおよそ10分。

古くから寺が多い武生のまちなかでも、ひときわ存在感を放ち、参拝者を迎えているのが創建550年の御堂 陽願寺です。

境内には御殿や対面所など、宗派のトップである西本願寺の御門主を迎え入れるための神聖な空間が設けられており、凛とした空気が流れています。

さらに境内の南側に広がる230坪の「御殿庭園」は、ため息が出るほどの美しさ。

御殿から眺めるとパノラマのような開放感があり、中央の池で優雅に泳ぐ鯉や整えられた植栽など、時間を忘れていつまでも眺めていたくなります。

気持ち良い風が通り抜けるなか、住職に寺の由緒を伺うヒナさん

 

「お寺にいると落ち着くんですよね」。

実家がお寺ということもあり、小さな頃から境内で遊ぶことが多かったというヒナさん。

県内外のさまざまな寺社でライブを開催していますが、初めて訪れる寺であっても境内に足を踏み入れるとホッと心が休まるのだそう。

壮大な本堂は金箔の装飾が施された精密な欄間など、目を見張る細工に溢れている

襖に直接描かれた絵は越前市の画家・小西福年の息子によるもの

 

コーヒーを丁寧に淹れたり、季節の花を飾ったりと、日々いろんな方法で “チル”な時間を楽しんでいるヒナさんですが、自然のなかに身を置くことも大切にしています。

「地元・三国の海や山が大好きでよく足を運びますが、このような開けたお庭も私にとっては時間の経過や自然の巡りを感じるチルな場所。

深呼吸をしながらこの場所の空気を思いっきり感じたり、違う季節に訪れるとどんな景色が見られるかな、と少し先の未来に思いを馳せたり。

流れに身を任せて自分を開放していくことで、曲作りのインスピレーションを受けることも多いんです」。

 

慌ただしい毎日から少し離れて、ただ美しい自然を眺める。

静かなお寺には優しい時間が流れていました。

 

境内に突如現れるレトロ空間。


昭和初期に建築された洋館は保存状態が良く、国登録有形文化財にも指定されている


御殿からさらに奥へと足を進めると、和の趣が一変し、レトロな応接空間に。

こちらは十四代住職が明治15年から8年間フランスのパリ大学に留学を果たしたことから建築されたものだそう。

石膏装飾の天井から吊り下げられた照明は陶器製

 

洋風の隅切八角ベランダを部屋に取り込んだ応接室は保存状態も良く、まるでタイムスリップしたかのような感覚を覚えます。

 

御堂 陽願寺(みどう ようがんじ)

福井県越前市本町3-10
☎0778-22-0981
【営】4月~12月末までの土日祝9:00~16:00
【料】大人500円、中高生300円、小学生以下無料
ホームページ

 

時を超え、美しさが息づく庭園。

瀧谷寺(たきだんじ)【坂井市】

どこから眺めても美しい庭園。木々のそよぐ音や鳥の鳴き声が響く

 

坂井市三国町最古の寺院として知られる瀧谷寺。

木々に覆われた石畳の参道に誘われ山門を抜けると、本堂(重要文化財)には国の名勝となっている美しい日本庭園が広がります。

四季折々の表情を見せる庭園は、作庭された江戸時代からほぼその姿を変えていません。

時の流れに思いを馳せながら心を鎮めましょう。

 

瀧谷寺(たきだんじ)

福井県坂井市三国町滝谷1-7-15
☎0776-82-0216
【営】8:00~17:00(11~2月は16:30まで)
【休】無休
【料】大人500円、中高生300円、小学生以下200円
ホームページ

 

圧倒的なスケールを体感。

大師山 清大寺(だいしざん せいだいじ)【勝山市】

まるで自分たちがミニチュアになったかのような錯覚すら起きる越前大仏

 

奈良の大仏よりも大きい、高さ17メートルの大仏が鎮座する大師山 清大寺(越前大仏)

大仏殿には1,281体もの仏像がぐるりと取り囲み、その迫力に圧倒されます。

広さ22ヘクタールにも及ぶ境内には、ほかにも五重塔や法仏殿、中国の国宝を再現した「九龍壁」や日本庭園があり、四季折々の美しさを愛でられます。

 

大師山 清大寺(越前大仏)

福井県勝山市片瀬50-1-1
☎0779-87-3300
【営】8:00~17:00(最終入場16:30、冬季変更有)
【休】無休(臨時休業有)
【料】大人 500円、小中高生300円
ホームページ

 

雄大な海の美しさに心奪われて。

常宮(じょうぐう)神社【敦賀市】

社殿から眺める海はまるで絵画のよう。朝、昼、夕方とまったく違う姿を見せる

 

氣比神宮の奥宮といわれている常宮神社。

地元では「お産のじょうぐうさん」と呼ばれ、安産や航海の神様として親しまれています。

海側に突き出た社殿からは敦賀湾の真っ青な海が広がり、波の穏やかな夜には海面に美しい月が映し出されます。

穏やかな海を眺めながら、心が洗われる時間を過ごして。

 

常宮(じょうぐう)神社

福井県敦賀市常宮13-11 
☎0770-26-1040
拝観自由

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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writer : ふーぽ編集部

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