11/16(土)から「越前かにまつり・越前がに朝市2024」が開催されるよ! 冬の味覚の王様「越前がに」を福井県越前町で味わおう♪

11/16(土)から「越前かにまつり・越前がに朝市2024」が開催されるよ! 冬の味覚の王様「越前がに」を福井県越前町で味わおう♪

こんにちは! ふーぽ編集部です。

 

日々寒くなっていますが、越前町は今、活気に満ちています。

そう、ついに冬の味覚、「越前がに」が解禁です!

今回の越前町の秋・冬徹底ガイドのテーマは「越前がに」!

越前町は福井県内の漁獲量も、カニの水揚げ量もナンバー1!

美味しいカニに見分け方や、おいしい食べ方、2024年11月16日(土)から開催される「越前かにまつり・越前がに朝市2024」の情報など、「越前がに」の魅力をたっぷりご紹介します。

そもそも「越前がに」ってどんなカニ?

全国のズワイガニの中でもトップブランドとして知られている「越前がに」。

その味の特徴は、通常のかにと比べて淡白さが少なく、ほんのりとした甘みや脂が感じられるところ。

身にしっかりと味が凝縮されているため、食べるたびに美味しさが口の中に広がっていくんです。

多くの方に支持されているのもうなずけますね!

福井県の漁港で水揚げされるズワイガニは「越前がに」と呼ばれ、そのうち、オスが「ずわいがに」メスが「せいこがに」と呼ばれています。

メスの方がサイズが小さく、オスの「ずわいがに」はメス「せいこがに」の約2倍~10倍!

ずわいは、数年間にわたって脱皮を繰り返して大きくなり、「10年モノ」以上のものになるt脚をのばすと70センチ以上になる個体もでてきます。

 
<越前町とカニのまめ知識♪>

越前におけるカニ漁の歴史は国内で最も古いといわれ、「越前がに」という名称が出てくる最も古い文献は、安土桃山時代にまでさかのぼるとか。

この頃、すでに越前の国(現在の福井県)ではズワイガニが漁獲され、京に運ばれていたことが推測されます。

福井そして越前町のカニが美味しい秘密とは

越前がにの味の決め手は、何と言っても鮮度

福井では、「越前漁港」「三国港」「敦賀港」などが越前がにの水揚げ港です。

いずれの漁港も漁場としている越前海岸沿岸は、急深でカニの生息水域である水深250~400mまで一気に深くなります。

そのため福井県内のどの港からも近く、時間にして約1~2時間で漁場に到着します。

 

さらに漁場の地形が100m~150m~200m~と段々畑のようになっていることで、カニや魚に取って生息しやすい地形となっています。

これは数ある日本のカニ漁場の中でも越前沖にしかない特徴で、越前がにの味の決め手となっているんです!

越前がにが、ズワイガニの中でもトップブランドである理由ですね。

その福井県内にあっても、越前町の港は、漁場である越前岬沖まで最も近く、獲れた越前がにを活きの良い状態のまま港に持ち帰る事ができます。

なので、福井県のかに漁獲量の合計443トンのうち、越前町の漁獲量はなんと335トンを占めます。

割合にして約75%! ! 

毎年約7割以上の比率を誇っており、「越前がに」に関しても、福井県内ナンバー1の水揚げ量を誇るのです。
*越前がに(ずわいがに)せいこがに、水がに含む*2023年度 福井県水産課統計 

競りの様子。越前町の市場は活気に包まれます

海からあがったばかりの越前がに

鮮度抜群の越前がにたち。漁師さんたちの苦労の結晶です

今年はどれくらい出るか!極!

 
<越前町とカニのまめ知識♪>

越前町には、小型・大型合わせて40隻以上の底曳き漁船があります。これは福井県内で最多を誇り、越前がに漁の中核を担っています。


また今では全国で定番となったタグ付きのブランドガニ。

国内のそれぞれの地域で、ブランド化を図るためにつけられていますが、なんとこのブランドタグを全国で初めて導入したのが「越前町漁業協同組合」なんです!

ちなみに、黄色が「越前がに」のタグの色で、ほかの地域で捕れるズワイガニ(ブランドガニ)のタグは、さまざまな色があります

例えば、同じズワイガニが鳥取では「松葉ガニ」と呼ばれ白地に赤のタグ。石川県では「加能ガニ」と呼ばれ水色のタグが付けられています。

おいしい「越前がに」の見分け方って?

美味しいカニの見分け方、みなさんご存知ですか?

すでにご存じ方もいらっしゃるかと思いますが、ここでポイントをお伝えします。

《美味しいカニの見分け方》

色がいい
:色つやが良いものは保存状態が良い証拠

重い:見た目以上に重さを感じるものが、身がぎっしりと身のつまりよい証

黒いツブが多い
:黒いツブはカニビルの卵で、これが多いと脱皮から時間がたっていて身が詰まっている

いろいろ悩んだとき、最後の決め手はやはり「持った時の重さ」

ずっしりと身が詰まり、重さを感じるものは美味しいとされます。

 
<越前町とカニのまめ知識♪>

カニの甲羅の表面についている「黒いつぶつぶ」って、見たことありますよね。


こちらはカニビルの卵です。

カニビルのエサは魚の体液で、カニの甲羅は単なる産卵場所として借りているだけ。

なのでカニはもちろん人体にもまったく害はありません。

害も影響もないので、甲羅に付いたまま出荷されることがよくあります。

本場・越前町の人に聞いた!「越前がに」の美味しい食べ方

せっかくの越前がに。

どうせいただくなら、美味しくいただきたい!

ということで、美味しい食べ方をご紹介します。

ゆでがに(王様を味わう王道)

越前がにを食するなら外せない、まさに王道の食べ方。

福井県内各地のスーパーや魚屋さんでもゆでた越前がにを購入することが出来ますが、

毎年、この時期になると越前町の浜付近では、鮮魚店の店頭でカニをゆでています

カニの大きさにもよりますが、一般的なセイコガニなら約15分でゆで上がるそう。

ゆでられているのは、その日の早朝に水揚げされた越前がに

まさしく鮮度抜群です! 

白い湯気と共に、かにが赤くゆで上がる風景はまさに越前町の冬の風物詩ですね。

また、カニは一匹ごとゆでるよりも、一度にたくさんゆでることにより、カニのうまみエキスや出汁が全体にしみわたり、絶品味わいに仕上がるんです。

ゆでる際に入れる塩の量やゆで加減は、まさに長年培われてきた熟練の職人技

ぜひ本場越前町を訪れて、ゆでたての越前がにをご賞味あれ!

 
<越前町とカニのまめ知識♪>

越前町では、ゆでたセイコガニが残ると、身をほぐし、大根おろしを入れて、味噌で味付けしていただくというアレンジ料理があるそうです。

さらに、これはちょっと贅沢ですが、炊き立てのご飯の上に、「ずわいがに」の身とミソ、さらにセイコガニの外子と内子を混ぜ合わせた、スペシャルな「ぜんぶ乗せ」越前がに丼まであるとか。

かなりツウになると、セイコガニの外子と内子を少し残した中に、日本酒を入れる飲み方も。

さすが地元! 最後までカニの美味しさを逃すことなくいただいているんですね。

焼きがに(うまみを凝縮)


生の身を焼くことで水分が飛びうまみが凝縮されます。

ゆでガニにはない香ばしさを楽しみながら、熱々の焼き立てを味わいましょう。

かに刺し(とろけるような甘さ)


これこそ、生きている新鮮な越前がにを提供できる本場ならではの食べ方。

真っ白な花のように開いた身が、甘く口の中でとろける味わいは一度食べたら忘れられないでしょう♪

かにみそ(かに料理の醍醐味)


大きな甲羅にぎっしりとつまった甘くて深いコクのかにみそ。

特にメスであるセイコガニのみそは、地元でも愛される通の味です。

「越前がにの街」越前町には、気軽に食べられる「かに丼」から、とことん越前がにを堪能できる料亭まで、様々な「かにグルメ」を味わえるお店が、たくさんあるんです。

その数、な、な、なんと! 70店舗近く! ! 

漁港直送!「越前かにまつり・越前がに朝市2024」今年も開催!

毎年11月6日の越前がに漁解禁に合わせ、11月の2週目に開催している「越前かにまつり」

昨年同様、2024年も「越前かにまつり・越前がに朝市2024」として開催します!

全国から5万人以上が訪れる、かにの一大イベント。

「越前がに朝市」では、越前がにの即売、越前がれいや甘えびなど、越前の新鮮な魚介類がずらり!

海鮮グルメのテイクアウト販売もありますよ♪

冬の味覚を満喫しに、ぜひ越前町へ! ! 

《 越前かにまつり・越前がに朝市2024》

開催日
◆11月16(土)・17日(日)
◆11月23(土祝)・24日(日)

時間:各日9:00~15:00

会場:道の駅「越前」にぎわい広場(福井県丹生郡越前町厨71-335-1)

開催内容:越前がにの即売、干物や鮮魚など越前の海の幸の即売、海鮮グルメ等の販売

問い合せ先:越前かにまつり実行委員会(越前町観光連盟内)☎0778-37-1234

 

カニをもっと知りたい人は体験型博物館「越前がにミュージアム」へ

越前海岸沿いの道路を車で走っていると、とっても印象的な形の建物が目に飛び込んできます。

こちらは、2016年7月15日にリニューアルした「越前がにミュージアム」

越前がにや近海の魚たちの神秘を、遊びながら学べる体験施設なんです。


海遊歩道やビックラブシアター、漁船チャレンジ、絵画水族館など体験アトラクションを楽しみながら「かに文化」にたっぷり触れることができます。

美味しい越前がにを食べたあとは、大人から子どもまで楽しめるこちらのミュージアムにもぜひ立ち寄ってはいかがでしょう? 

越前がにミュージアム 

福井県丹生郡越前町厨71-324-1
【営】 9:00~17:00
【休】11月~3月は第2・第4火曜日(祝日の場合はその翌日)
【料金】大人500円、小人300円
ホームページ


いかがでしたか?

冬の越前町は越前がにをはじめ、美味しい海の幸がたくさん♪ 

さらに、越前町は自然が豊かで四季折々の景色も楽しく、そこで育まれた「越前焼」などの伝統文化に触れることもできます。

ぜひ越前町へ足を運び、食や自然、文化を楽しんでみてくださいね。

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

ともき
writer : ともき

ふくいの食に関することが大好きな、ふーぽ編集部おいしい「食」担当。
ふくいのおいしい情報を中心に、野菜ソムリエとしての視点も活かした記事をお届けしま す。 最近のマイブームは農家さんや漁師さんからの情報収集。ふくいの食は奥が深い!

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