「BIWAKO(びわこ)ビエンナーレ2018」は、知恵熱が出るほど楽しいから急いで行くべき! 11日まで。

「BIWAKO(びわこ)ビエンナーレ2018」は、知恵熱が出るほど楽しいから急いで行くべき! 11日まで。

こんにちは♪
ふーぽ編集部のじんです。

アートの秋真っ盛りを満喫しているみなさん。

「BIWAKO(びわこ)ビエンナーレ」をご存知でしょうか?

ビエンナーレとは2年に1度開催される芸術祭のこと。


「BIWAKOビエンナーレ2018」は、9月中旬から2カ月にわたって滋賀県近江八幡市で開催中なんです。

というか、11月11日(日)で終了やで!

【⇒公式ホームページへ


先日、同市を訪れた際、街なか散策がてらにフラリと覗いてみたら、めまいがするほど面白いイベントだったので全力でおススメしたいです。あと数日だけど・・・。

これを見逃すと次は2年後になっちゃいますよ。


滋賀県近江八幡市まで、福井県福井市から車で約2時間
今すぐ高速をぶっ飛ばして見に行く価値ありです!!
※制限速度は守りましょう。

滋賀県近江八幡市といえば、1585年に豊臣秀次が築いた城下町。近世に活躍した近江商人のまちとしても知られています。

碁盤の目状に整備された街なかには、かつて水運を担った八幡堀が巡らされています。

築100年をゆうに超える旧家の建物が今も並び、国の重要伝統的建造物保存地域にも指定されているように、昔ながら面影を残す本当にいい感じのまちなんです。

そんな古い建物も、持ち主の高齢化などで維持が難しくなるにつれて、荒れ果てたまま放置されたり、壊されて更地になったりが目立つようになりました。


そこで、美しい街並みの景観を守るため、古い建物たちを利用しアートを展示する「BIWAKOビエンナーレ」が2004年から始まったんです。


回を重ねるうち、建物を提供してくれる人や参加アーティスト、来場者も増加。
2018年の今回は、参加アーティストは77組に上り、そのうち20組がスウェーデン、フィリピン、ポーランドなど海外からの参加だそうです。

「BIWAKOビエンナーレ2018」の展示会場となっている建物は、元酒蔵や醤油蔵など12カ所


すべて歩いて回れる距離(一部ロープウェイ乗車)にあって、写真のように青い旗が立っているところが会場の目印です。

さっそく中に入ると・・・。

外国人の方が受付していることが多いです。

皆さんビックリするほど日本語が上手なので、ご心配なく。


それぞれの会場ごとに500円程度の入場料が必要なので、複数会場を観るつもりなら、共通券2,200円(15歳以下無料)が絶対おトクですね。


建物の内部では、庭園や客室、床の間など、その家にもともとある生活空間をうまく利用してアート作品が展示されています。


並んでいる作品は絵画、立体、映像、音響、コンセプチュアル、なんか分類不能なもの(これがほとんどかも)などなど、まさに雑多の一言。


加えて、古い建物ってほんと迷路みたいに入り組んでいて、めちゃくちゃ面白い。

狭い間口から入ったのに、奥へ部屋がどんどん広がっていって・・・。

「順路」の矢印に導かれながら、狭い階段を上ったり下りたり、トビラを開けたり外へ出たりしながら進むと、そこに新しい作品が待っています。


もう、ここで、僕の感動ポイントを言ってしまいましょう。

それは、多様な建物の中のそれぞれの展示が、「置かれている空間を含めすべて作品」だという点です。


作品と向き合い鑑賞する時間の中で、いろいろなものが五感を刺激してきます。


室内灯が映し出す仄暗い影。
小窓から差し込む光。
その中を舞うほこり。
ささやかに吹き抜ける風のゆらぎ。
木材の匂い。
屋外から聞こえる虫の声。車の音。子どもたちのはしゃぐ声。

そしていつしか、建物それ自体に堆積した「記憶」のようなものに、六感を刺激されているのに気づきます。


さらに朝なのか夕方なのか観る時間帯によって、
また晴れなのか雨なのか天候によっても作品の表情が違っていきます。


まさに、唯一無二のアート体験。


何度も訪れたくなるのは間違いありません!
あと数日で終了ですよ・・・。

しかも、展示作品はほぼすべてが撮影可能
ついついスマホのシャッターを押しまくってしまいました。


なので、ここからは怒涛の写真グラフです。

紹介するのは展示作品のごくごく一部、解説をほとんど読んでいないので写真説明はフィーリングってことで。


気になった作品があったら、ぜひ現地へ行って見てくださいね。

高い天井の空間の中置かれた巨大な立体。人が入れます。

光る一つ一つが、イカに似た架空の生命体で、卵らしきものを抱く。

陶器? 暗闇に美しく光る。

屋根からつり下がる世界地図の断片が風に揺れる。

ガラスの卵を産卵する押入れ。

自然光を透過し美しく輝くガラス。

「禅画」という言葉が浮かぶ。吸い込まれるような感覚。

障子戸の一角に、ベタが泳ぐ。

なんか、いる。

いる。

たおれてる。

いっぱいいる。

山上の古刹の格式高そうな部屋。

青空に映える。

葦でできたかまくら(?)。内部は竪穴式住居ばりの空間。

高級そうな毛布生地に浸食された誰かの部屋。

和室にいたカラフルな芋虫たち。

時間とともにゆっくりと体の模様を変えて光る蛹。

靴を脱いで中に入ると、なんだか落ち着くオブジェ。

三島由紀夫の残した檄文に囲まれ、煽られる。

機関銃や対戦車砲の薬きょう(実弾)が吹き溜まる。


いかがでしたか。


ま、アートに説明は不要ってことで。


「BIWAKO(びわこ)ビエンナーレ」の開催期間は11月11日(日)まで
期間中は、まだまだ関連イベントなどもあるようです。


これを逃すと、次は2年後ですよ。
ぜひ行ってみてくださいね。

BIWAKOビエンナーレ2018

【開催期間】 2018年09月15日(土)~11月11日(日)
【会場】滋賀県近江八幡旧市街
【開場時間】 10:00~17:00
【休場日】 火曜定休
【料金】会場パスポート料金
一般2,200円、学生1,500円、中学生以下無料

詳しくは【公式ホームページ】で。

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

じん
writer : じん

雑食系フィールドワーカーにしてアームチェアディテクティブ。なんつって。

サブからメインまでカルチャー全般、ノンジャンルあれこれを事務所NGなしで書き散らかしますよ。

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