この夏、カッパになろう! 坂井市での渓谷下り「キャニオニング」は爽快さMAXでした。

この夏、カッパになろう! 坂井市での渓谷下り「キャニオニング」は爽快さMAXでした。

暑中見舞い申し上げます。ふーぽ編集部のゆきもりです。

酷暑のこの夏、皆さん水分足りてますか?

このままでは干からびてしまう・・・・。しかし夏のレジャーは楽しみたい!

そんな複雑な思いが交錯するなか、「キャニオニング」なるものを知り、これ幸いと、坂井市丸岡町でさっそく体験してきました!

キャニオニングとは、川の流れとともに渓谷を下るアクティビティのこと。

フランス発祥のスポーツで、ウェットスーツとライフジャケット、ヘルメットとシューズを着用して楽しみます。

清流にプカプカ浮かんだり、天然のウォータースライダーを滑ったり、岩場から川の中へ飛び込んだり。

大自然と一体になれる癒し効果と、体当たりのスリル感のどちらをも味わえるのが醍醐味とのこと。やってみようじゃありませんか。

今回申し込んだのは、一般社団法人「環境文化研究所」(越前市)主催のツアー。川のプロがガイドしてくれる、約3時間の体験プログラムです。

坂井市丸岡町にある体験型宿泊施設「ちくちくぼんぼん」に朝8時半に集合しました。

まずは、当日の健康状態や着用するウェットスーツ、シューズ、ヘルメットなどのサイズをチェック。

施設内で着替えを済ませたら、車に乗って竹田川上流へと向かいます。

険しい山道をたどり、到着したのは龍ヶ鼻ダムの奥の奥“秘境”とも呼ぶべき人気のない渓流のほとりです。

まずは、準備体操からスタート。足腰をよく伸ばします。

それからおそるおそる、川へIN!

思った以上に冷たい川の水にびっくり!

きゃーっと黄色い声(?)が飛び交います。

そして、ガイドと参加者が手をつなぎ足を合わせてサークルを作り、始まりのセレモニー。

自然と体が水に浮く心地よさに、思わず一同うっとり・・・。

水の冷たさにも次第に慣れていきました。

そのままプカプカと川の流れに乗って、下流へと向かいます。

力を入れなくてもスーッと流されていく感覚。

「楽しい~~!」「気持ちいい~~~!」

水源に近いため、川の水は澄んでいてとても綺麗。魚が泳いでいるのも見えるほど。

川面は木々の葉っぱのカーテンに覆われ、仰向けになると森林浴をしている心地になりました。

途中、流れの急な浅瀬に出ると、立ち上がって岩場を伝って歩くことに。

岩だらけの足元は不安定な上、水を含んだウェットスーツは身体にずっしりと重く、転びそうになるのを必死でバランスを取りながら進みます。

筋力と体幹の弱さをひしひしと感じる、へっぴり腰のゆきもりです。

川幅の狭い箇所は、自然のウォータースライダー

一人ずつするりと滑り落ち、そして・・・・。

滝行へ(笑)。

流れ落ちる水しぶきを一身に受けて、気分爽快!

日頃のオリが浄められた気になりました。さよなら邪念。

次は、逆に渓流を登る体験へ。上流から垂らされたロープをつたいながら、よちよち歩き・・・。

水流に逆らいながら沢を登るのは、ハードな筋トレそのもの。なんですか、この超サバイバル感

水は心地よくもあり、恐ろしくもある。
その両方を実感できた瞬間でした。

次は岸辺を上がり、岩場を登ります。

え、これってロッククライミングなんじゃ。。(聞いてないよ)

観念すると同時に、野生の自分が目覚めていきます。

必死で岩を登り、たどり着いたのは天然のジャンプ台。

3メートルくらいの高さですが、立ってみると、まあ怖い怖い。しかし、ここで飛び降りなきゃ女がすたる。

高所恐怖症のゆきもりも、勢いで清水の舞台から飛び降りました。

鼻つーーーーん。

意外とあっけなく川の中に落ちていきました。

海と違って、水が塩辛くないのがいいですね。鼻に入っても、痛くない。

キャニオニングのクライマックスを終え、川を上がって歩いてスタート地点へ戻ります。

ガイドの田中さん「流れてきた距離何メートルだと思います?」

ゆきもり「500mくらい?」

田中さん「160mなんですよ」

ゆきもり「短かっ。そんなものなんですね」

田中さん「歩いたらすぐの距離ですが、岩場を潜り抜ける渓流下りは、長く感じるものなんです

川の中の心地よさが名残惜しいなーと思っていると、「今度は滝の裏側に入りますよ」と田中さん。

うおーっと色めきだつ私たち。

最後にお楽しみが残されている、心憎いコース展開です。

滝のもとへたどりつくと、「じゃあ、上からスライディングしてみましょうか」と田中さん。

(いやいや、それはないわ)と思っていると、すかさず手を上げたのは同行者のM子さん。・・・マジか。

ゆきもりは下でおとなしく応援させていただきました。

そして、最後は皆で滝の裏へ・・・・。

滴り落ちる水のカーテンの中で過ごす不思議なひととき。

花火大会でいうナイアガラの瞬間でしょうか。感無量です。

起承転結に富んだキャニオニングは無事終了!

若干全身の筋肉がプルプルしていましたが、気分はすっきり。

こんなに自然の中で無邪気に遊んだのは小学生以来かも?童心に帰るとはまさにこのこと

再び集合場所の「ちくちくぼんぼん」に戻り、シャワーを浴びてウェットスーツなどを返却したら、ツアー完了です。

近場でこのような体験ができるのは、自然豊かな福井に住んでいるからこそ。

流れがあり、足元も不安定なので、装身具を身に着けて、危険から身を守る必要はありますが、日焼けしにくく、塩水で身体がべたつかないので、大人の女性にもおすすめですよ。

ゆきもりは今後「山派?海派?」と聞かれたら、「川派!」と答えるつもりです。

「環境文化研究所」のキャニオニングツアー9月末まで受付。

2名から催行されるので、少人数でもOK。水着以外はレンタル可能な上、写真も撮影してもらえるという嬉しいサービス付き。

ガイドの田中さんと福嶋さんは川を知り尽くしたプロなので、安心してお任せできますよ。

以上、大人の夏休み報告でした♪

「半日満足!キャニオニング☆スタンダードコース」

定員8名(2名以上で催行)
料金1人8,640円(税込)
※ガイド料、ウエットスーツ上下、ネオプレインインナー、リバーシューズ、ライフジャケット、ヘルメット、ヒップガード、シャワー 料金すべて含む
※ツアー写真は後日ダウンロードできます。その他、古民家でのランチ付きのコースや、小学生対象のコースもあり。HPで確認を。

http://www.geology.co.jp/kankyo/canyoning/canyonng2017.html(環境文化研究所HP内)

 

申し込み
一般社団法人 環境文化研究所
TEL:0778-25-6051(月~金曜 9:00-17:00)
FAX:0778-21-3327
福井県越前市国高2-324-7
担当:田中謙次さん・福嶋徳美さん

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

雪森
writer : 雪森

神出鬼没に福井の「あら、すてき」「これ、いいんじゃない?」スポットをすり抜けます。過敏なジャンルはファッション、バブリーな人やモノ、昭和の残り香、フランス、からだによいこと系。
いつか、ふーぽ海外取材をしたいともくろんでいます。

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