学芸員・出口翔大さんと「観察ノート」【ふくいの人と道具】

    学芸員・出口翔大さんと「観察ノート」【ふくいの人と道具】

    こんにちは、ふーぽ編集部です。

    いろいろな職人たちの技を支えている道具たち。その道具への思いを、使い手にお聞きする「ふくいの人と道具」のコーナーです。

    今回は、福井市自然史博物館の学芸員、出口翔大さんにお話を伺ってきました。

     


     

      出口さんは福井市自然史博物館の学芸員

      調査研究、そして展示の企画運営などを行っています。


      もともとの専門分野は鳥の生態で、一昨年、新潟大学で博士号を取得しました。

      学芸員に必ずしも博士号は必要ありませんが、これまでの取り組みを形にしたかったといいます。


      大学に残る道もありましたが、「展示など、論文以外にも自分の研究成果を表現できる学芸員に惹かれましたね」と出口さんは話します。

      中学生の頃からつけている観察ノート。今では20冊を超える。これまで国内だけでなく、イタリアやマレーシアなど海外でも鳥を観察した

      バードウォッチングへはほぼ毎週末出かける出口さん。

      あくまで趣味だといいます。


      その際、必ず携えるのが、中学一年生の時からつけている観察ノート

      鳥の名前はもちろん、日付、時間、場所、天気などの基本的なデータや、鳴き声や行動の経過が書き込まれ、羽や鳥が食べていた木の実の殻などが貼り付けてあります。


      つけ始めた当時のノートを見ると、鳥の姿を写したイラストにページの多くを割いていました。

      当時は、まだ知識が浅くカメラも持っていなかったため、後で図鑑で調べるために羽の模様やくちばしの形などを詳しく描いたといいます。


      描こうと思って観ると、けっこう細かいところにまで目が行くんです」と出口さん。

      手を動かし絵を描くことが、鳥たちの特徴を覚えるのに役立ったといいます。

      市民から寄贈を受けた羽を調べる出口さん。カモメの羽だった

      学芸員が行う野外調査は、方法や手順がしっかり決められているそうです。

      例えば、ある地点からの同心円状の範囲で、一定時間内に見たり鳴き声を聞いた鳥を記録するといった方法が採られています。


      「美しい鳥がいても、じっくり眺めてはいられない。データの客観性が損なわれてしまうからです」。


      その点、趣味の観察ノートは自由

      パラパラとページをめくれば、鳥への情熱や愛情があちこち羽を伸ばしています。

      過去に出口さんが手掛けた企画展「美しき鳥の羽」の様子

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