新聞やラジオ、テレビ、雑誌などのメディアで取り上げられた福井のトピックを、深追いまたは浅く撫でるメディアポリス。
今回は、首都圏ラジオヘビーリスナーが、ラジオ内で流れた福井の話題を目ざとく摘発しちゃいます。
こんにちは、首都圏ラジオヘビーリスナーで時々fuライターのマンボです。
映画評には定評のあるライムスター宇多丸氏の「ちはやふる-結び-」評は、必聴必読。そして映画も必見とのことですよ!
宇多丸氏が、去る3月24日の「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル(通称:タマフル)」(TBSラジオ、土曜22:00-24:00、放送終了)内の「ムービーウオッチメン」のコーナーで、あわら市ともゆかりの深い漫画が原作の映画「ちはやふる -結び-」を取り上げ、「2010年代の日本映画を代表するクラシック、真の古典になった。大傑作だと思っています」と最大限の賞賛をもって、作品を語りました。
https://www.facebook.com/TBSRadio954905/posts/2093838984193520
映画『ちはやふる』シリーズについて、宇多丸氏は2016年4月に「上の句」、同年5月に『「下の句」を取り上げ、「二作トータルで、日本のティーンエージャームービー、あるいは「がんばれ!ベアーズ」型スポーツ映画というジャンルの中でも、近年では明らかに突出した傑作と言い切っていいだろう」と断言。
スポーツ映画として競技かるたの勝敗のロジックをきっちり描き切った「上の句」、かるたの精神性と「情熱の伝播」というテーマ性をポエティックに浮かび上がらせて全体の格調を上げた「下の句」に続く今作は、「青春映画、ティーンムービーという枠組みから一段成長して、もっと大きな、もっと長い射程を捉えたテーマ性、視座を獲得している。一言でいえば、それは『継承」ということ」と、原作を改変してまでの小泉徳宏監督の脚色の狙いを読み解きました。
最後は「とにかく私は、『ちはやふる』完結作として一段上の傑作に、この三部作を持ち上げた大傑作だと思っております。ぜひぜひ劇場で、いまの劇場のこの雰囲気の中で、ウォッチしてください!」と呼び掛けていました。
ちなみに、同じようなキャスト、同じようなジャンルで、同じように福井県とのゆかりが深い「チア☆ダン」については「映画にとって「良さ」というものを生じさせるものは何か?っていうのが、めちゃめちゃよく見えてくる」と、ちはやふるシリーズの良さとは何かを考える比較対象として紹介していました。
映画評の内容は、タマフル公式サイトで公式書き起こしが公開されており、放送の音源も「ラジオクラウド」で聴取することができます(要ユーザー登録)
公式書き起こし
https://www.tbsradio.jp/237018
前コーナーの「シネマハスラー」時代から、宇多丸氏の映画評は看板コーナーであり、興行収入にも影響を及ぼすともいわれています。タマフルは3月末で終了しましたが、映画評コーナーは新番組「アフター6ジャンクション(通称:アトロク、at6)」(TBSラジオ、月-金曜、18:00-21:00)の金曜日にも引き継がれています。
※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。
最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。
名前は俳号で「マンボ」と読みます。俳句つくってて、お料理ヲタクで首都圏ラジオヘビーリスナー(主にTBS、時々QRとJ-WAVE)。ここいら周辺の、ちょっとニッチな話題を取り上げます。