シャーペンだけで精巧なメカを描く「たけし」さんの個展が越前市で開催中だって。

シャーペンだけで精巧なメカを描く「たけし」さんの個展が越前市で開催中だって。

こんにちは、ふーぽ編集部のじんです。

突然ですが、「シャー・ペン絵師」のたけしさんの名をご存知でしょうか。

たけしさんは、福井県福井市在住。シャープペンシルだけを駆使して、ロボットや戦闘機、バイクなどを題材に、驚くほど緻密な絵を描くかたです。

そのたけしさんの個展が、越前市今立地区の「cafe ゆいまーる」で開催中ということで、ちょっと覗いてきましたよ。

シャー・ペン絵師 たけしさんの個展会場となっている「cafe ゆいまーる」は、福井県越前市今立地区の「越前和紙の里」から南へ徒歩3分ほどのご近所にあります。

オーガニックにこだわったコーヒやドリンク、フードなど個性的なメニューで人気のあるカフェです。店内は広くて明るく、ハンモック的なイスが吊ってあるなどオシャレな雰囲気。

たけしさんの絵があちこちに飾ってありますね。

いくつかをピックアップしてみましょう。

作品の題材は、各国の戦闘機やバイク、アニメのロボットなど約30点。たけしさん自身もバイク乗りだそうです。

画面からでも十分伝わると思いますが、実物を目の当たりにするとさらに線の細かさや緻密な陰影の描写がよくわかります。

たけしさんは、幼いころは絵が大っ嫌いでしたが、「宇宙戦艦ヤマト」のカッコよさに魅了され「自分でも描いてみたい」と思ったことが、絵を始めたきっかけだそう。

中学生の頃からプラモデルの箱絵などの模写を始めたものの、手元にあったのがたまたまシャープペンシルだけだったことから、以来30年近くずっとそれだけを使っているとのことです。

現在使用しているシャーペンは、芯の太さ0.2㎜のHB。

メカ以外にも、旅先で印象に残ったものやキャラクターを描いたイラストも。

作品を描いたポストカードを1枚100円で販売しているほか、その場で購入できる作品もあります。

おおっと、会場でたけしさんご本人に遭遇。やっぱり絵を描いています。

たけしさんの作品制作は、まず戦闘機やアニメロボットの「設計図」や「設定画」を見て、それらが実際に動いている様子を頭の中でイメージしながら構図を決めていきます。

さらに、いろいろな写真資料などを見ながらメカの細部を描写。そうして全体像が決まってから、陰影などを細かくつけていきます。

汚れなどが緻密な表現に影響しないよう、手袋着用が必須だそうです。

「作品を描いているときは、本当に無心ですね。気が付いたらあっという間に時間が過ぎています」とたけしさん。

制作作業をするのは毎日夜の2~3時間で、1枚仕上げるのに約2週間かかります。これまでに100枚以上の作品を完成させていますが、人にあげてしまうなどして、手元に残っているのは50枚ほどだそうです。

ちなみに、こんなに緻密な作品を描くたけしさんですが、人の顔を描くのは苦手だそうです。「メカは少しぐらい歪んでも修正しながら描けますが、人の顔って少しでも歪むと別人になっちゃうんです」と苦笑い。

飾っている作品は、8月中旬ごろに入れ替えがあるそう。また開催期間中の土日祝日には、たけしさんが会場にいることが多いとのこと。

たけしさんは、「会場で絵を描いているのを見かけたら気軽に声をかけてください。絵の感想などを教えてくださるとうれしいです」と話しておられました。

「シャー・ペン絵師 たけし」の個展の詳細はこちら ▼

たけしメカニックワールド vol.6 in cafeゆいまーる

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

じん
writer : じん

雑食系フィールドワーカーにしてアームチェアディテクティブ。なんつって。

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