「久保田酒造」の酒蔵見学で日本酒ができるまでを学ぼう!(きき酒もね♡)

    「久保田酒造」の酒蔵見学で日本酒ができるまでを学ぼう!(きき酒もね♡)

    こんにちは。おいしい日本酒をこよなく愛する、ふーぽ編集部のゆきもりです。

    美しい水と澄んだ空気に恵まれた福井は、地酒の宝庫。あちらこちらに、美酒を生み出す酒蔵があります。

    なかでも坂井市丸岡町にある老舗酒造「久保田酒造」は、事前に予約をすれば、蔵元や杜氏の説明のもと酒造りの基本を教わることができる数少ない酒蔵なんです。

    ということで、さっそく酒蔵見学に伺ってみました!

      この日アテンドしてくださったのは、蔵元の久保田直邦さん。おひげがなんともダンディな11代目社長です。

      まずは「久保田酒造」の歴史を。

      酒づくりの始まりは、1753年に丸岡藩のお殿様、有馬孝純から酒造りを命じられたことから。

      お殿様の要望に応じた久保田家が、現在まで260年余りも酒づくりを続けているのです。

      元々の屋号は「富久駒」。

      屋内には昔の名残を感じさせるが凧が残されていました。

      続くは酒の原料、お米の話。

      酒米は通常の米よりも一回り大きいけれど、タンパク質の含有率は半分ほど。タンパク質が少ないほうが、二日酔いがおきにくいとのことです。

      大吟醸に至っては米の65%(!)を削って精米するためたくさんの米が必要なのだそう。外側を削って米の中心部を使うので、まろやかで雑味のない酒に仕上がるのです。

      ふむふむ。初めて聞く酒米と酒との関係に目からウロコです。


      「久保田酒造」が大切にしているのは、
      地元の米で酒づくりをするということ。

      酒蔵近くの水田で自社栽培した「山田錦」を酒づくりに使っているとのことで、その真摯なこだわりに感動しました。


      酒米の説明が終わると、次は工場の中へ。

      壁に張られた写真を見て補足しながら酒づくりの工程を学びます。


      すべて少人数で行っているため、工場内は意外にもこじんまりとして清潔な雰囲気でした。


      次は酒づくりのメイン、発酵を促す仕込み蔵へ。

      壁に張られた写真で補足しながら酒づくりの工程を学びます。

      蔵の入口には立派な杉玉がかけられていました。

      新酒が出ました」「ここは酒屋です」の印である杉玉。若社長の手作りなのだそう。


      だーーーーん!

      巨大なタンクが並ぶ姿は圧巻です。

      シーズンには杜氏が、タンクの上までのぼり、櫂棒で中を混ぜる作業が行われます。

      室内は温度管理され、ちょっとひんやり。


      興味深かったのは、杜氏が使う櫂棒の長さがバラバラだということ。

      人によって身長や使い勝手が違うため、オーダーメイドなのだとか。

      こういうの、職人らしくて素敵ですね♪


      この日はちょうど、東京から、ワインバーや日本食教室を経営される方々が来福されており、みなさん興味津々!

      次々と投げかけられる質問にも、久保田社長がわかりやすく答えてくれます!


      タンクの中で発酵・熟成された酒は、自動圧搾機にかけられます。

      このアコーディオンのような蛇腹式の圧搾機のなかに、タンクから出されたもろみを入れて圧搾し、酒を絞り出します。

      このとき出てくるのが「酒粕」なのです。

      また「久保田酒造」ではこの圧搾機以外に、袋吊りでの絞りも行っています。重力のみで絞りだされる酒は、雑味がなくクリアな味わいなのだそう♡


      見学が終わると、お待ちかね・・・「きき酒タイム」です!!

      最初に集まった部屋に戻ると、試飲用の日本酒12本がずらりと並べられていました。一同、テンションアップ!

      夏季限定の富久駒」をはじめ純米大吟醸の一筆啓上や以前、久保田酒造をモデルにドラマ化された「蔵の宿」のお酒も。

      この日はレアな袋絞りの「鬼作左」もありました♡

      おちょこでそれぞれを味見でき、気に入ったお酒は、その場で購入できます。

      ゆきもりは日本酒で作られた梅酒柚子酒をゲット。


      見学後、久保田社長は私たちを裏庭へと案内してくれました。(※通常は、行っておりません)

      工場兼住居である大きな邸宅の裏手には澄んだ小川の流れる日本庭園が。

      小川は竹田川系統の河川を引き込んだもので、戦後、一般家庭の敷地内に河川を通すことが禁じられたので今や貴重な光景となっているのです。

      今でも川魚が上がってくることがあるのだそう。


      庭園の向こうには自社栽培の「山田錦」を栽培する田んぼが広がっていました。

      シーズンには有志を募り、この田んぼで、酒米の田植えや収穫体験を行っています。

      作業後は田んぼの脇で、山菜の天ぷらや久保田家の畑でとれた果物や野菜をふるまうそうです。こちらも魅力的ですね!

      美しい里山の風景を眺めていると日頃の心のオリが浄められていくような心地に・・・。

      この土地でおいしい日本酒が生まれることがしみじみと実感できます。

      温故知新の酒蔵見学は、心癒される小さなデイトリップのようでした。

       

      久保田酒造合資会社

      福井県坂井市松岡町山久保27-45
      ☎ 0776-66-0123
      www.fukukoma.co.jp

      酒蔵見学は、おひとり300円で約45分。
      対応人数は1人から20人まで。
      前日までに電話で予約を。
      ※車を運転される方はきき酒はできません

      ※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

      ※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

      雪森
      writer : 雪森

      神出鬼没に福井の「あら、すてき」「これ、いいんじゃない?」スポットをすり抜けます。過敏なジャンルはファッション、バブリーな人やモノ、昭和の残り香、フランス、からだによいこと系。
      いつか、ふーぽ海外取材をしたいともくろんでいます。

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