その1 まずは「おもてなし料理」
競輪場の正面入り口を入ったところの広場には、福井市の「おもてなし料理」のテントがありました。
この日のメニューは、宮ノ下地区の大学いもとコスモスサイダー。
かなり気になったのですが、ここは県外から来ている方々に譲ろうと、行列は辞退。
おもてなし料理のテントには行列が
で、スタンドで別のお客さんが食べていたものを撮らせていただきました。美味しそう。
大学いもがおいしそう。
過去にも「ねんりんピック」の時に、小浜市のおもてなし料理が、船場汁などとてつもなく気合いが入っていた記憶もあるので、まずはグルメの一手です。
ちなみに競輪場の食堂は閉店。名物のお好み焼きもかきあげ丼もおあずけ。
その2 選手のアップ時の静かな気合いに触れる
ここは普段、競輪が開催されている時には車券を購入したり、予想屋さんが並んでいたりする場所。
国体では、各県の選手たちの控えスペースになっていました。
車券売り場は選手たちの控えスペースに。
中ではメカニシャンの方が自転車の整備をしていたり、競技前後の選手がローラー台を黙々と踏んでいたり。
トラックとはまた違うアスリートたちの姿を見ることができるのは、会場に足を運んでスポーツ観戦することの面白さの一つです。
黙々とローラー台を踏む選手たち
同じ競技をたしなむ方には参考になることも多そうだし、競技前の選手それそれの集中の上げ方などは、見ていてなかなかに興味深いものです。
その3 一流選手の機材に注目
トップアスリートたちは、使う機材もなかなかにすばらしいものがあります。
私自身も自転車に乗っていて、トラック競技のテレビ観戦も好きなため、日ごろ見ることのできない競技用の自転車を目の当たりにできるだけで、眼福でした。
日ごろなかなか見ることのできないトラック用の自転車!
そして、この会場にはシマノのサポートも来ていて、さらに興味しんしん丸。
メーカーのサポートカーがいると大会感が高まります。
まずは道具(ギア)からスポーツに入るタイプの方には、選手たちのウェアやシューズ、用品などをウオッチしにいくだけでも、出かける価値はありです。
その4 物販!!
マラソンなどの時と同様、物販のブースが設けられています。
国体の記念Tシャツやタオルなどに加えて、会場にはその競技の専門店が出店しているケースも。
各会場では物販スペースもお楽しみ。
自分はその競技をしていなくても、競技関連グッズには意外にかわいい小物があったりします。
過去の国体で、ホッケー会場にて、スティック形のキーホルダーを入手し、愛用していたことがあります。
ホッケーのスティックキーホルダー、かわいいでしょ?
ただ、残念ながら、自転車会場には自転車用品関連の出店はありませんでした。
通販などで有名なT社の出店を、福井国体最大の楽しみにしていたのですが、物販エリアにいた競技関係者に聞いてみると「インターハイと選抜には出るけど、国体は行かないらしいよ」とのこと。悲しすぎ。
その5 あの名選手や解説者に会えるかも
なにかのスポーツをしていると、その界隈ではとても有名な、元有名選手の解説者とか指導者、専門メディアで活躍している人気ジャーナリストなど、メディアを通じて勝手におなじみな方っていますよね。
会場にはそんな方が普通に歩いていたり、取材してたり、なじみの競技関係者と談笑していたり、っていう光景が普通にありがちです。
スタンドなどでは、ちょっと気をつけて周囲を見てみては?
選手たちの自転車をみてるだけでもたのしい。
その6 人との出会い、ふれあい
というわけで、競技はさておいて会場を歩き回っていると、ガラス越しに選手たちのアップ姿を見守るご婦人が2人。
「こんにちは」と声かけしてみると「孫がね、今、取材を受けているのよ」と。なんと選手のおばあさまだったのです。
お孫さんのインタビュー姿を見守るご婦人方。
さすが地元開催。他県での国体と比べると、競技や選手との距離感がとっても近いんです。
加えて選手や運営の行政・競技関係者はもちろん、ボランティアさんやおもてなしの方など、大勢の福井の人が支え合って、この大会を成り立たせていることに気づかされます。
会場に足を運んで見るスポーツややっぱり格別ですね。
そんな、たくさんの人たちの思いに充ち満ちた会場に身を置くだけでも、地元国体の会場に足を運ぶ価値はありますよ!
最後におまけとして、過去の国体+インターハイ観戦(ていうか取材)経験を踏まえた、ぜひ観戦してみたい競技の個人的な観戦ポイントをご紹介しておきます。