災害の基礎知識

災害の基礎知識

災害に関する言葉は色々ありますが、正しく理解できているでしょうか?
災害は忘れたころにやってきます。時折振り返ってみましょう!

マグニチュードと震度の違い

マグニチュード(M)は、地震そのものの大きさ(規模)を表すモノサシです。

一方震度は、地震が起きた時の私たちが生活している場所での揺れの強さのことを表します。

災害時に陥りやすい認知

いざ災害に直面すると動けなくなるのはなぜでしょう?

人が陥りやすい心理を知り冷静な行動につなげましょう。

正常性バイアス
自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまうこと。
「みんなが逃げないから大丈夫」という同調性バイアスにも注意。

アンカリング
アンカー(錨いかり)を下ろした船がその範囲内でしか動けないように、最初にインプットした情報を基準に物事を判断してしまうこと。
「これくらいの雨なら洪水は起きなかった」という過去の経験が避難を遅らせることも。

凍りつき症候群
災害発生時のショックで心と体が固まって呆然自失状態になること。
日頃から訓練することで思った通りに体を動けるようしておく。

大田
新型コロナウィルスが発生した当初、多分 大丈夫でしょって思ってしまってたかも。・・・・・・・・反省

 

避難のタイミングを知る

「まだ大丈夫と思っていたら一気に冠水した。」
「祖父を説得するもなかなか逃げてくれなかった。」(H30.7月豪雨被災者の声より)

避難するタイミングはとても大切です。

気象庁や市町村から出る避難指示の種類を知り、家族の安全を守りましょう。

参考:気象庁ホームページ⇨こちら

津波のエネルギーは桁違い!

通常の波は風により起こり、海の表面だけの動きですが、津波は海底の地形が変動して起こります(海溝型地震)。

そのため海底から海面までの水が動きます。

さらに波長は波では数m〜数百mですが、津波の波長は数km〜数百km以上になります。

東日本大震災で多くの方が亡くなった原因を、溺れたと思っている方も多いかもしれません。

しかし実際は、津波で流されてきたものにぶつかったり、津波の力で胸や腹が圧迫されて息ができなくなって亡くなっているのです。

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

UP編集部
writer : UP編集部

「今の生活をよりよく」を目指し、ひとつのテーマを深掘りした1年保存版のフリーペーパー「UP」を発行しています。

嶺北10市町と連携制作し、各支町の行政施設等にも紙媒体を設置しています。

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