宝慶寺いこいの森は、芝生の広場やバーベキュー施設があるキャンプ場です。
現在(5月1日)は残念ながら、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休業しています。
そこで、以前から星がきれいだろうなぁと思っていた、宝慶寺いこいの森へ続く福井県道34号松ケ谷宝慶寺大野線沿いで星を見てきました。
すると、宝慶寺いこいの森付近の開けた場所で、目が覚めるような美しい天の川と出会うことができました。
▲目が覚めるような美しい天の川
※左上から右下にかけて、天の川が写っています
写真を見ると、天の川が2本に分かれて見えること、途中で切れて見える場所があること、下の方が明るく太くなっていることがわかります。
もちろん、肉眼でここまではっきりとわかりませんが、暗い場所に目が慣れてくると、天の川の濃淡、構造がわかりました。
ここまで、よく見えることは多くありません。
宝慶寺いこいの森付近は、美しい星空を観察できる、貴重な場所の一つといえそうです。
とても星空が綺麗で、星を近くに感じたので、手を伸ばしてみましたが、星には触れられませんでした。
▲星へ手を伸ばす加藤
※写真中央より少し下のあたりの明るい星は、木星です。木星のすぐ左の星は土星、更に左にある明るい星は、火星です。今の時期は、日付が変わって少ししたころ、東南東から次々と惑星が昇ってきます
美しい天の川に見とれていましたが、振り向くと、北斗七星が低くなり、沈もうとしていました。
▲沈もうとする北斗七星
美しい天の川、北斗七星に満足して帰路につくと、大野盆地へ出たところで、幻想的な光景に目を見張りました!
水田に、星が映っているのです!
▲水田に映る天の川
※4月29日の帰りは日の出と重なり、撮影できなかったため、5月1日の早朝に撮ってきました。薄っすらと、水田に天の川が見えています。また、空が開けていたので、天の川の中に、いて座を探すときの目印、ひしゃくの形をした星のならび、南斗六星(なんとろくせい)が見えていました。南斗六星は、北斗七星と比べると、小さく探すにはコツがいるかもしれません。でも、その分見つけられたときの喜びは大きいはず!
お米を作ってくださる方々のおかげで、美味しいお米をいただけるだけでなく、美しい光景にも出会うことができました。
本当にありがたい!
福井って、いいところだなぁと再認識した夜でした^^/
今回は、大野市の宝慶寺いこいの森周辺の星空を紹介しましたが、皆さんのお住まいの地域でも、近くに星がきれいに見られる場所があるかもしれません。
晴れて星が見られたら、暖かい服装をして風邪をひかないように、以下のポイントを守りながら、ぜひ星空を見上げてみてください^^/
~星空観察のときに気をつけたいポイント~
■安全管理:昼間の内に、危険な場所、立ち入ってはいけない場所がないか確認しましょう。また、山へ行く場合には、クマよけの鈴やオーディオなど、音の出る物を身に付け、複数人で行動しましょう。
■ライトの使用:星の観察・撮影をしている人がいたら、ライトの使用は必要なときだけ。
■ゴミは必ず持ち帰ろう。
■民家などが近くにあるときは、大きな声など出さず、夜間はお静かに。
マナーを守って、星空を楽しみましょう^^/
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※紹介している写真は、星が見やすいように画像処理をしています。そのため、実際に人が見た星空とは異なります。
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