「そば打ち甲子園」にかける青春! 福井県立坂井高校「そば部」の活動を取材しました。

    「そば打ち甲子園」にかける青春! 福井県立坂井高校「そば部」の活動を取材しました。

    多くの愛好家を魅了してやまない「そば」。

     

    そのすそ野は若い人たちにも広がっていて、2011年からは全国高校生そば打ち選手権大会が開催され、『そば打ち甲子園』としてそば打ち高校生たちの目標となっています。

     

    福井県内の高校にあるそば部の中で、今回は福井県立坂井高等学校の活動を見せていただきました。

     

    坂井高等学校そば部は部員4人。

    部活動は週に1回、地元愛好家たちの指導のもと、放課後2時間ほどかけてそば打ちをしています。

    「そばが好き」「打てるとカッコいいかも」など、そば部に入部した理由はそれぞれです。

     

     

    部長の北川裕貴くんは坂井高等学校に入ってそば部があることを知り、すぐに入部を決めました。

     

    「電気コースなのになんでと言われたけど、一人でも全く迷いませんでした」と言う北川くん。

    部活ではそば打ちを指導してくれるそば愛好家やそば屋さんなど、学校外の人との交流も楽しいと言います。

     

    北川くんがそば打ちに魅せられたのは、小学生の時のそば打ち体験がきっかけ。

    打つことも楽しく、その後食べた手打ちそばの美味しさにも魅せられたのだそう。

     

    そば打ちを学び始めてから、歴史や作法も含めて、そば打ちの奥の深さに驚いていると北川くん。

    自宅には誕生日に買ってもらったそば打ち道具が一式揃っていて、家族や親せきにも手打ちそばを振舞っています。

     

    そば作りの工程、「水回し」「こね」「のし」「切り」の中で北川くんが得意なのは、「水回し」「切り」だと言います。

    「こね」や「のし」は若干苦手。菊ねりや、本のしの力の加減が難しいのだそう。

     

    北川くんは毎回部活の後、気付いたことや反省点はノートに記入して見返し、自分なりのそば打ちを研究しています。

    「打つたびに新しい発見や疑問があります。本当にそばは難しくて面白いです」

     

     

     

    そば打ちをする高校生にとって、『そば打ち甲子園』と言われるのが「全国高校生そば打ち選手権大会」です。

    今年は新型コロナウイルスの影響で、多くのイベント同様、中止になってしまいました。

     

    そんな中、若者たちに披露する場を提供しようと、福井県麺類業生活衛生同業組合主催による「福井県高校生そば打ち選手権大会」が令和2年8月19日に開催されました。

     

    北川くんにとっては昨年に続き2回目。大会は団体戦と個人戦が行われましたが、他のメンバーは今年入部したばかりで技術が追い付かず、坂井高等学校は個人戦のみの出場となりました。

     

    結果は入賞を逃したものの、審査委員から「1年で大きく進歩した」と嬉しい言葉をもらいました。

     

     

    こうした部活動のサポートしているのが、地域のそば愛好家の団体です。

    そば粉を提供したり、メンバーが直接そば打ちの指導を行っています。

    坂井高等学校では丸岡そば振興推進協議会の酒井冨二男さん、柁澤(かじさわ)真勇美さん、笹埜(ささの)清子さんの3人が、生徒たちを教えるために毎週学校に足を運びます。

     

    酒井さん
    まずは地元のそば文化を継承していってほしいという思いがありますが、そば打ちそのものが、高校生たちにとっても勉強になるはず。

    そばの歴史、地元の歴史や文化。礼に始まる作法や後始末。

    そして途中起きた失敗をどうやってカバーするかも含めてが「そば打ち」の醍醐味です。

    それは人生そのもの。そばを打った経験は社会人になってからもきっと役に立つと思います。

     

     

    酒井さん
    そばは、その人の体格や性格などでも打ち方が大きく違います。

    流れるような動きをする子もいれば、華やかさはなくても一つずつ丁寧に仕上げていく子もいる。個性なんでしょうけど、それを自分で見つけて作っていくのも『そば道』なんだと思います。

     

    坂井高等学校にはもうひとり、そば打ちに魅せられた人がいます。

    そば部顧問の水上幸彦先生は、4年前に坂井高等学校に赴任してから顧問になりました。

     

    農業コースの担当で、農作物としてのそばについて教えたり実習で栽培を指導する立場でしたが、そば打ちの経験は全くなかったそう。


    しかし生徒たちと一緒にそば打ちを学ぶにつれて魅了され、令和元年の8月には「坂井市丸岡町素人そば打ち段位認定会」で最優秀賞を獲得するまでに。

     

    「今では子どもたちと一緒にそば打ちにハマっています」と笑います。

     

     

    周囲の人たちに支えられそば打ちの腕を磨く4人。

    実は坂井高等学校のそば部は人数の関係で、現在は「そば同好会」として活動しています。部員を増やして「そば部」へ昇格することが、目下の目標です。

     

    春には3年生になる北川くんは「来年の新入部員と一緒に、全国大会へは個人、団体両方で出場するのが夢」と、大きな夢を語ってくれました。

     

     

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