【大阪】大阪の伝統工芸ってなんだ?《街角リレーエッセイ 第8レーン》

【大阪】大阪の伝統工芸ってなんだ?《街角リレーエッセイ 第8レーン》

日本全国のメディアをエッセイで繋ぐ、この企画。5つのレーンで、次々とバトン(テーマ)を変えて、次の街角にリレーしていきます。

第8走者(第8レーン)は広島、大阪、福井。

前の走者から渡されたテーマを、どうエッセイにするか、それぞれの土地柄を楽しめます。

今回は、大阪府「SAVVYバトンは、「伝統工芸にまつわる、よもやま話」です。

エッセイテーマ:伝統工芸にまつわる、よもやま話

SAVVY.jpの竹村です。
全国のローカルメディアがエッセイでリレーするこの企画。大阪からお届けします。

大阪の伝統工芸・・・・・・。

街ネタを追いかけて20数年やってきていますが、あまり伝統工芸を追いかけたことはないかもしれません。

NHKのお昼の番組とかでちょいちょい見かけるような。

そこで、ちょっと調べてみるとこんなサイト(大阪府公式ホームページ)がありました。

なるほど。

まあまあ、渋いですね。

この中で取材したことがあるのは堺の包丁くらいでしょうか。

その取材の時にもらった爪切りはいまだに使っています。

とにかく切れ味が良い、気はします。

 

少し話がそれますが、関西は昆布文化です。

北海道の昆布がなんで関西で、というのは、大阪が天下の台所と言われるほど商売が盛んで、日本海側の北回りの海路が発達してたからと言われています。

さて、また話がそれますが、とろろ昆布と、おぼろ昆布。違いが分かりますか?

もしかしたら、おぼろ昆布をご存じない人もいるかもしれません。

いずれも昆布を、うすーく削ったものには違いないのですが。

ごはんに乗せてもいいし、お味噌汁に入れてもいい。おひたしに加えても、旨みが増すのでお薦めです。

 

とろろ昆布は、スーパーでよく見かけるものですね。細い筋状になった昆布が束になっている。

一方のおぼろ昆布。よく見るとひらひらとした薄い板状になってます。

違いは何かというと、削り方です。

とろろ昆布は、何枚か重ねた昆布の断面を削ります。なので、筋状になってるんですね。

おぼろ昆布は、1枚の昆布の平たい面をこそぐように削ります。なので、1枚の平たい板状なんです。

味わいや使い方はそれぞれ好みですが、とろろ昆布の方が大量生産できるので、比較的安価なことが多いです。

おぼろ昆布は、職人がシャッシャッと削っていくので、手間と技術が必要です。

 

で、昆布と伝統工芸がなんの関係があるねん、と皆さんお思いの頃合いかでしょうか。

実は、このおぼろ昆布を削るには、よく切れる専用の刃物が必要なんです。

堺のよく切れる刃物があったからこそ、おぼろ昆布が出来たとも言われているそうで。

食卓から、大阪の伝統工芸に思いを馳せていただけると幸いです。

 


次は広島にバトンを繋ぎます。

いままでの一番の失敗」を教えてください! 

それではどうぞよろしくお願いいたします!

 

街角リレーエッセイ 参加メディア
・【長崎】ながさきプレス
・【広島】Wink
・【和歌山】もっと和歌山
・【大阪】SAVVY
・【京都】ハンケイ500m

 

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※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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writer : ふーぽ編集部

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