水の都・島原へ。
観光ガイド誌で多くのページ数を割いて紹介されるのは、長崎市・佐世保市。
ですが、それら有名どころはもう行ってしまった、という方にオススメしたいのが「島原半島」です。
島原半島は、長崎県南東部に突き出た、雲仙岳を中心とする半島。
長崎県の中でも特に自然豊かなエリアで、火山の活動によって形成された独特の美しい景観が魅力です。
火山の恵みを受けた農産物や新鮮な海の幸が豊富で、雲仙・小浜など良質な温泉地があることでも知られています。
半島内でのオススメエリアはたくさんありますが、今回は街歩きに最適な島原市中心部をご紹介しましょう。

水路の鯉は、訪れる人の心を癒やしてくれます(写真/サカタマサキ)
島原は「水の都」として知られ、湧き水が豊富な町。
町の水路の至る所で鯉が泳いでいる風景は、城下町であることも相まって風情たっぷり。
きれいな湧水を汲めるスポットも町のあちこちにあるので、水筒の持参がオススメです!

島原の伝統的スイーツ「寒ざらし」。ひんやりおいしそう!
おなかが空いたら、名物「手延べそうめん」や「寒(かん)ざらし」を。
「寒ざらし」は、白玉団子を島原の湧水で冷やし、特製の蜜をかけた伝統的スイーツ。
町のいろんなカフェで、さまざまな趣向を凝らした一皿に出合えます。

黄色のかわいい電車が「しまてつ」です(写真/サカタマサキ)
そして島原への行き帰りは、せっかくならローカル電車で。
黄色い車両がかわいい島原鉄道、愛称「しまてつ」にコトコト揺られ、車窓から見える美しい景色を楽しみながら、道中も満喫しましょう。
同じ県内でも、別の国に来たかのように、その土地土地で異なる個性に出合える長崎。(住んでいてもびっくりするくらいに文化が違ったりします!)
何度も来て、長崎のいろんな一面を楽しんでいただけたらうれしいです。