嶺南在住クリエイターがいま会ってほしいローカルピープル情報をお届けする【嶺南こんにちは通信】。
今回は、敦賀市・手しごとと暮らしの雑貨 まにまにの田中 恭子さんです。
お気に入りの嶺南スポットも教えていただきました。
手仕事ならではの温かさと作る喜びを分かち合いたい。

「懐かしい」「昔よく通ったの」と、文具店時代の常連客と話が弾むことも
情緒漂う敦賀市相生町の博物館通りには、重要文化財の敦賀市立博物館や古い町家が並ぶ。
築150年の文具店をリノベーションして2023年に誕生したのが、雑貨店「まにまに」だ。
店主の田中恭子さんはハンドメード作家でもある。
店内には自身の編み物や服飾作品のほか、感性の赴くままに集めた国内外の作家によるカゴや器など、暮らしを彩る品々が並ぶ。
「一点ものに宿る温もりと作家の思い、その価値を丁寧に伝えたいです」と、愛おしそうに見つめる。

「アルヒハ」の名で作家としても活動し、糸紡ぎやニット帽・洋服の製作などを手掛けている
敦賀市で育った田中さんが、母親の手ほどきで手芸を始めたのは小学生の頃。
市内で保育士として歩んだ15年間も、行事の衣装を手作りするなど針と糸が常に身近にあった。
7年前に退職し、第2の人生を模索する中で作家活動を本格化。
市内外のイベントへ出店を続けるうちに、「自分の作品や、お気に入りの雑貨を紹介できる場所を作りたい」という思いが膨らんでいった。
そんな折、以前のアルバイト先である「ジブン食堂」の店主から、「移転先の一角を活用して店を開いてみない?」と声がかかる。
絶妙なタイミングに背中を押され店を構えた時、ふと思い出したのは、高校時代の文集に「将来は雑貨屋になりたい」と記していたこと。
「時を経て夢が形になりました」と、かつての自分にほほ笑む。

開店以来、手仕事の魅力を伝えるワークショップにも力を注ぐ。
自ら行う糸紡ぎやダーニング、九谷焼作家を招いた教室など、年10回ほど開催。
12月には近所の「百年花屋」としめ縄作りを共催した。
大比田の米農家の協力を得て、自ら稲刈りを手伝い準備した稲わらを使うことにこだわった。
「作る喜びを多くの人に体験してほしい。お客さんの『楽しかった!』の一言が嬉しいです」。
店には布やリボンなどの材料も並び、自作の品を手に市外から訪れるリピーターも。
「手作り好きが集えば、手芸談義に花が咲きます」
店名は古語で「〜のままに」を意味する言葉から。
「時のまにまに。流れに身を任せ、地域の人との縁を楽しみながら、私なりの色でしなやかに変わり続けたいです」 。
田中さんはこれからも、一針ずつ大切な思いを縫いつないでいく。
手しごとと暮らしの雑貨まにまに
福井県敦賀市相生町19-27
☎なし
【営】11:00~16:00
【休】月・火曜(祝日は営業)
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田中さん
青空の下、大好きな自然に囲まれて芝生にごろんと寝転んだり、きらめく「三方湖」や「はす川」をただぼーっと眺めたり。すぐそばのカフェや道の駅に立ち寄るのも楽しみの一つです。何気ないひとときが、心にそっと元気をチャージしてくれます。
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