「若狭の米を、もっと身近においしい米パンを楽しんで。」米パン工房coneru(若狭町)の店主・藤本和美さん【嶺南こんにちは通信】

「若狭の米を、もっと身近においしい米パンを楽しんで。」米パン工房coneru(若狭町)の店主・藤本和美さん【嶺南こんにちは通信】

こんにちは、ふーぽ編集部です。

嶺南在住クリエイターがいま会ってほしいローカルピープル情報をお届けする【嶺南こんにちは通信】

 

今回は、米パン工房coneru(若狭町)の店主・藤本和美さんです。

お気に入りの嶺南スポットも教えていただきました。

若狭の米を、もっと身近においしい米パンを楽しんで。

週末限定で開く店は、カウンター越しに注文するスタイル

かつての宿場町「熊川宿」の情緒あふれる街並みに漂う、芳ばしいパンの香り。

2023年1月にオープンした「米パン工房coneru」のショーケースには、約20種類のパンやグルテンフリーの焼き菓子が並び、どれもおいしそうで目移りし てしまいます。

「自家製コシヒカリの米粉を使ったパンは、もちもちでしっとりしていますよ」と話すのは、店主の藤本和美さん。

「子どもから高齢者までおいしく食べられる、体に優しいパンを提供したい」と素材にこだわり、一人で仕込みから焼き上げまでを行っています。

埼玉県生まれで、夫の実家である米農家を継ぐため、31年前に若狭町に移住しました。

子育てがひと区切りついた頃、パン好きが高じて近所のパン教室に通い、製パン技術を学びました。

「パン屋を開業したい」と夫に相談したところ、「うちは米農家だから、米粉パンを作ったら」と背中を押され、やる気に火がつきました。

米粉について独学で勉強し、東京や大阪のパン教室で研修を受けて技術を習得。

11年前に予約販売のみの小さな工房を構えました。

地元の保育園の給食パンも手がけるほどになり、「もっと多くの人がお米に親しんでほしい」という思いから業務拡大を決断、今回の移転オープンとなりました。

米粉ならではのおいしさが評判を呼び、地元はもとより県内外から買いに来る客も多い。

「お米の魅力を伝えられて、微力ながらも消費を増やし、農家に貢献できるのがやりがいです」

 

家族の協力を得ながら、店を切り盛りする忙しい毎日ですが、「常に新商品のアイデアがいっぱい浮かんでくるんです」と笑います。

昨秋、若狭町の「市川ブドウ園」の規格外のシャインマスカットや梨を活用したパンを、地元のフードコー ディネーターと協業して商品化しました。

「今後も嶺南の食材を使ったパンを開発したい」と意欲をみせます。

独自製粉してもらった米粉と約15%の小麦粉を配合した米粉パン

米のおいしさをさらに広く伝えるために、「米粉のパン教室や米粉を使ったランチを提供するカフェ、おにぎり屋さんもいつか開きたいんです」。

いっぱいに膨らんだ藤本さんの夢は、きっと一つ一つこんがりと焼き上がっていくのでしょう。

米パン工房 coneru

福井県三方上中郡若狭町熊川16-18
☎0770-62-4030
【営】土・日曜11:00~ 売り切れ次第終了
【休】月~金曜
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お気に入りの“嶺南”スポット

山座熊川【若狭町】
藤本さん

熊川宿の山上に、今年3月にオープンした複合型アウトドア施設です。豊かな自然に囲まれた一棟貸しキャビンでの宿泊やオートサイトでのキャンプ、日帰りのバーベキューなどを満喫できます。夜はきれいな星空が眺められますよ! キャビンにご宿泊の際には、朝食で当店のパンを楽しんでください。

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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writer : ふーぽ編集部

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