4月2日(木) すぐに受けられると思ったけれど…
写真はイメージです。
診察から3日が経った。ひどい咳は相変わらず続いている。
倦怠感はいくらかマシになってきた気がした。
治ってきたのか、体が慣れてきたのか・・・。
アルバイト先からも、「コロナウイルスかどうか結果が分からないのは困る」との連絡が入る。
僕のバイトは塾講師だった。
もし僕がコロナウイルスに感染していたら、それなりの対応が必要になるだろう。
申し訳ない。
さらに、今の症状が出る前に一緒に食事をした友人がいた。
連絡したところ、彼もバイト先に慌てて連絡し、自宅待機となった。
たくさんの人に迷惑をかけてしまっている・・・。
一刻も早くPCR検査を受けて、陰性だと証明してもらいたかった。
だけど、やはり体温がが37.5℃を超えないため、保健所へ連絡することもできない。
そうこうしている間に、ようやく3日が経った。
内科の先生の指示に従い、保健所へ電話してまだ症状がおさまらないことを伝える。
申し訳ありませんが、、、熱が出ていないと検査はできませんね。
結局、同じ内科で再受診するよう指示された。
また内科に電話をして、同じように病院へ向かう。
前回とは違って、今後は病院へ入るとすぐにレントゲン室へ案内された。
さらに今回は、看護師やお医者さんが、青色のかっぱのような防護服を全身に身につけて対応してくれる。
かなりの重装備だ。
こんなの映画やゲームなどでしか見たことなかった。
本当に現実なのか??
そして、結果はまたしてもアレルギー。
なんだか心も体も疲れ切り、力が抜けた。
さらに3日経っても治らない場合は、もう保健所に検査の依頼をするからね。
先生はそう言って、前回より多めに咳止めの薬をくれた。
一人暮らしなので、色々不便なんです。。。
外出して、買い物していいですか?
少しだけならいいけど・・・。万一の時のために、くれぐれも感染対策は万全にね。
家から出ていいんだ。
前回外出が禁止されていたのに対し、今回は少し軽かった。
帰宅後、テレビをつける。
普段はテレビを一切見ないが、最近はほぼ毎日のようにニュースを見ている。
軽い症状や無症状の感染者が、自分で気づかずに他人に感染させてしまうケースも多いみたいだ。
僕みたいな症状は軽症に入るのだろう。
もしかしたら、同じような軽い症状で、検査を受けられず悩んでいる人が少なくないのかもしれない
この時点では、倦怠感はかなり落ち着き、外を動き回れるくらいまで回復していた。
もしも、コロナウイルスへの危機感がない若者なら、これぐらいの症状であればバイトや遊びに行ってしまうかもしれない、とも思った。
そんな若者は全国に何人もいるだろう。
写真はイメージです
ひとり暮らしの大学生はバイトをしないと生活できない。
家賃もあるし、電気代もかかる。
僕はなんとか貯金でしのいでいるが、同じ状況に置かれている大学生はどうしているのだろう。
人によっては無理してバイトへ行く人もいるかもしれない。
と、そうこうしている間に、
僕のバイト先からも、何度も何度も、病院での診断結果や出勤状況について問い合わせが届く。
塾の講師というアルバイトは、1人でも欠席になると全体のシフトに多大な迷惑をかけてしまうのだ。
〝濃厚接触〟してしまった友達からも「不安だ」とLINEのメッセージが届く。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。