知っておきたい「みそ」の基本。使い方やみそ汁の作り方など、シンプルだけど奥深いみそ知識を紹介。

    知っておきたい「みそ」の基本。使い方やみそ汁の作り方など、シンプルだけど奥深いみそ知識を紹介。

    こんにちは、ふーぽ編集部です。

    今回は、日本人の食生活には欠かせない「みそ」について、知っておきたい基本知識をお伝えします。

    歴史や栄養から、みそ使いのポイント、みそ汁の作り方など、知っておくと役立つ情報が満載です。

      おみそ入門。意外と知らないみそ知識

      古くから日本人を支えてきたみそヒストリー。

      みそのルーツは古代中国の大豆塩蔵食品「醤(ひしお)」とする説が有力。

      7世紀ごろに日本に伝わり、独自の製法によってつくられるようになったのが今日のみそです。

      平安時代のみそは、貴族や僧侶が食べていた高級品でしたが、鎌倉時代には武士の間でみそ汁がつくられ、室町時代には自家製のみそをつくる農民も。

      戦国時代には保存できる栄養食として戦場に持ち出すようになりました。

      武田信玄なら「信州みそ」伊達政宗なら「仙台みそ」というように、戦国武将の出身地にはみそどころが多いのもうなずけます。

       

      人々は暮らしのなかでみその栄養の素晴らしさを学び、江戸時代には「医者に金を払うよりも、みそ屋に払え」ということわざがあったほど。

      近年は、日本のみならず世界中で健康志向が高まり、伝統的な発酵食品であるみその持つ力に国内でも改めて注目が集まっています。

       

       みその原料 

      みその主な原料は、大豆と麹(※)、 塩。
      蒸してつぶした大豆に麹と塩を混ぜ、必要に合わせて水を加えて混ぜ、発酵熟成させるのが基本です。
      ※穀物に種麹をつけて培養したもの

       

       みその色 

      基本的に熟成期間の短いものから白色、山吹色、赤色、黒色のように変化。
      一般的には熟成期間が短いと甘みがあり、長いとコクが出るといわれます。
      しかし色の違いは大豆の品種や麹の量、発酵・熟成過程での温度も関係します。
      見た目から誤解しやすいですが「色が濃い=塩辛い」わけではありません。

       

       みその(甘・辛)

      塩味の強さによって、大きく三つに分類できます。
      関西地方の白みそに代表される「甘みそ」は塩分濃度5~7%、最も流通するのが「甘口みそ」で7~11%、主に北日本でつくられている「辛口みそ」が11~13%とされます。
      同じ塩分量でも麹が多い方が甘くなります。
      甘口のみそはそのまま食べるのにほどよく、辛口のみそは味が決まりやすく調理におすすめ。

       

       みその栄養 

      主原料である大豆は、タンパク質をはじめ脂質、炭水化物、食物繊維、カルシウム、ビタミンB1、葉酸などさまざまな栄養素を含みます。
      また発酵によってアミノ酸やビタミンなどを多量に生成するため、みその栄養価はさらに優れたものになります。
      塩分は、みそ汁1杯で約1.2gと決して多くはありません。

      参考:岩木みさき<みその教科書>エクスナレッジみそ健康づくり委員会

       

      みそ汁を作ろう

      シンプルだけど奥深い、 みそ汁の作り方を教えてもらいました。

      \監修/

      栗本幸恵さん
      坂井市在住。夫婦で大野市のカフェ「きなり」を営む。
      大野産の野菜やみそ、酒かすを使ったみそ汁を提供

      【1】みそ使いのポイント

      みその種類や味わいは蔵ごとにさまざま。組み合わせて使って楽しんで。

      毎日食べるからこそ自由に楽しんで。

      みそはいろんな料理に使われており、中でもみそ汁は身近な料理。

      作り方も簡単です。だしを取ったら、野菜を入れてじっくり旨味を引き出します。最後にみそを溶いて入れれば完成。 

      シンプルですが、入れる具 材や使うだし、みその種類を変えるだけでいろいろな味わいが楽しめます。

      メインの料理で野菜が足りない時は野菜たっぷりにしてバランスを取れるし、肉や魚を入れたり、濃いめの味付 けにすればおかずにもなります。

      和食はもちろん洋食にも合うので、和のイメージにとらわれずに新たなみそ汁を開拓して楽しんでみて。
       

      みそは主に3種類。

      麹の種類によって米みそ、麦みそ、豆みその3種類に分類されます。

      また、これらを合わせた調合みそもあります。

      【麦みそ】

      中国・四国地方でよく食べられる、大豆と麦麹、塩から造られるみそ。

      麦の香ばしさとあっさりした味わいが特長


      【米みそ】

      米由来の甘みが強く、優しい味わい。大豆と米麹、塩から造られます。みその中でも一般的で、甘口や辛口など様々あります


      【豆みそ】

      大豆と豆麹、塩から造られます。代表的なのは愛知県の「八丁みそ」。発酵期間が長く甘みが少ない。煮込み料理によく使われます

      季節や気分で使うみそを変えてみよう。
       
      基本的に暑い時期はすっきりとした飲み口の辛め、寒い時期は口当たりがまろやかな甘めのみそがベターとされますが、料理や体調、気分に合わせて使い分けて。
       
      異なる種類のみそを混ぜるなら、基本は豆味噌と米味噌のように色が違うみそを合わせるのがオススメ。
       
      粒感があるものとないものを混ぜれば好みの食感に調整できます。
       
       
      オススメの使い分け
       
      豆みそや麦みそをメインに、すっきりと仕上げる
      米みその中でも甘みの強い白みそをベースに仕上げる
      気温や体調に合わせて、辛口のみそと甘めのみそを混ぜて使う

       

      保存は“低温”と“密閉”を心がけて。

      麹は暑いとよく働いて味が変わってしまうので、基本的に冷蔵庫に入れておくと安心。 

      空気に触れるとカビが繁殖しやすくなるため、袋で保存する場合は口を縛る、他の容器に移すときは空気を抜くなど密閉を心がけて。

      複数のみそを1つの容器で保存すると、料理によって使い分けたり、混ぜたりしやすいのでオススメです。  

       

      【2】だしを取る

      みその味を引き立てるだしにもこだわりを。

      だしを工夫すればワンランク上のみそ汁に。

      だしには動物性と植物性があり、組み合わせることで味わいに深みが出ます。

      合わせだしは雑味も少なく使いやすいです。

      具材からもだしが出るので、肉や魚を入れるときは植物性の昆布だし、野菜たっぷりのみそ汁には動物性のかつおだしや煮干しだしを多めにするなど栄養バランスも意識してください。

      忙しい人は、だしパックを取り入れてみましょう。 

       
       かつお節 
      うまみ成分のひとつ、イノシン酸が豊富に含まれています。
      香り高く、まろやかな味わいが他の食材のおいしさを引き立てます。
       
       煮干し 
      かつお節と同じく、イノシン酸が豊富。
      かつお節に比べて風味が強く、みそ汁に使うとコク深い味わいに。
      甘めの野菜と好相性。
       
       昆布 
      まろやかな甘みにあっさりと優しい味わいで、精進料理にも利用されます。
      かつお節や煮干しと合わせて使えば相乗効果でより美味しくなります。
       
       だしパック 
      昆布やかつお節、煮干しなどが1つのパックに入っているもの。
      水に入れて煮込むだけで使えるので手軽に利用でき、片付けもラク。
       
       
      合わせだし〈昆布+かつお節〉の取り方

      かたく絞った布巾で昆布の汚れを取り、鍋に水と昆布を入れて火にかけます。鍋の底や昆布のふちに気泡が出てきたら昆布を取り出します。

      ①にかつお節を入れてすぐ火を止める。1~2分置き、かつお節が全て沈むのを待ちます。この時、鍋をゆすったり箸で沈めないこと。

      ③ザルにキッチンペーパーを敷いて②をこします。ザルに残ったかつお節を軽く絞って完成。熱いのでやけどに注意。

      【3】おみそ汁の具材は自由に

      好きな具材の組み合わせを試してみましょう。

      具の組み合わせや 切り方は気分でアレンジ

      わかめや豆腐、ねぎなどスタンダードなものはもちろん、パプリカやエリンギ、ベーコンなどを入れるとみそ汁の概念が変わるかも。

      季節の野菜を入れて具だくさんにしたり、みその味わいを生かしてシンプルにしたり、自由にアレンジしてみて。

      具材は大きめに切ると食べ応えがあり、見た目も華やかに。

      \心も体もポカポカに/

      【具材】
      ・里芋(小ぶり)
      ・ゴボウ
      ・ニンジン
      ・ショウガ

      里芋は切らずにそのまま入れると、ホクホクとトロトロの食感を両方楽しめます。

      ショウガの辛みや人参の甘みなど、素材のおいしさを味わって。

      辛みが苦手な場合は、ショウガを細かく刻んだりすり下ろして入れると食べやすいです。

      根菜とショウガで体が温まり、寒い時期にピッタリ。


      \大根と豆乳で白いみそ汁/

      【具材】
      ・大根(葉は飾り用に少し切る)
      ・打ち豆
      ・無調整豆乳

      みそ、打ち豆、豆乳と大豆尽くしの一杯。

      だしをとったら具材を煮込み、火が通ったら豆乳とみそを入れて完成。

      豆乳を入れることで大豆の風味が増し、まろやかな味わいになります。

      大根の代わりにカブを使っても美味しい。

      豆乳は熱しすぎると分離するので、沸騰させないように注意。


      \きのこたっぷりで腸活にも/

      【具材】
      ・まいたけ
      ・しいたけ
      ・しめじ
      ・ネギ

      3種のきのこを入れて香り豊かなみそ汁に。

      だしにきのこを入れ、煮えたらみそを溶きます。

      まいたけは水から煮て旨味を引き出せば、だしとしても。

      食物繊維が豊富なきのこは腸内環境を整える効果も期待できます。

      なめこやエリンギを入れたり、豆みそを使って赤だし風にしても◎。


      いかがでしたか? 

      今までなにげなく食べていたみそも、ちょっと知るだけで美味しさが変わるかもしれませんね♪

       

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