健康とキレイを手に入れよう! 第21回 「ピル」のいろは。【ふくいキレイ女子大】

健康とキレイを手に入れよう! 第21回 「ピル」のいろは。【ふくいキレイ女子大】

こんにちは。ふーぽ編集部のSです。

休日はゆっくり、自分の体と美容のメンテナンスをしませんか。

【ふくいキレイ女子大】では、女性の健康とキレイにまつわる、役に立つ情報をお届けしていきます。

今回は、ピルがテーマです

生理の度に鎮痛剤が手放せない、動けないなど、生理の辛い症状をガマンしていませんか?

きちんとピルを服用することで、様々な症状が改善されることもあり、10代からピルを選ぶ人もいます。

 

痛みやしんどさは、ガマンするものではありません。毎月の生理をラクに乗り切る術を知り、快適に過ごしましょう。

 

【取材協力/福井大学 産科婦人科 知野陽子さん、品川明子さん】


※この連載は、子宮頸がん健診の受診率UPと、女性のキレイと健康を応援する福井新聞社が展開するキャンペーン「ふくいキレイ女子大」の企画です。
※連載名が「日々の女子メンテ」から「ふくいキレイ女子大」へ変更となりました。

ピルってなに? ピルを服用すると、体内で何が起きるの?

 
ピルは女性ホルモン剤です。排卵が止まり、子宮内膜が厚くなりにくくなります。

ピルには、卵巣で作られて分泌される「エストロゲン」と「プロゲステロン」というホルモンのそれぞれの働きに替わるものが配合されています。

通常は、女性ホルモンが脳に働きかけて、排卵を促したり、子宮内膜を厚くしたりするホルモンが出ます。

ピルで体外から女性ホルモンをとりいれると、脳は「必要なホルモンがすでに出ている」と判断。

排卵と内膜に作用するホルモンが出なくなるので、排卵は起きず経血量が減少。子宮の収縮も減るため生理痛も軽減されることも多いです。

 

ピルの効能は?

 
ピルを服用すると、様々な効能が期待できます。

◇生理痛の軽減 
◇排卵痛の軽減
◇生理不順の改善 
◇生理の量の減少
◇子宮内膜症の改善
◇PMSの改善
◇ニキビの改善
◇避妊
◇生理周期のコントロール

元々ピルは避妊を目的に服用されていましたが、飲むと生理痛が楽になり生理周期が整うことが多いという利点から、今日では生理痛や生理不順に「低用量ピル」が使われていて、その際には保険が適応されます。

ピルのイメージ

ピルはどこで買えるの?

 
婦人科で処方してもらえます。薬局では買えません。

エストロゲンを摂取すると血栓ができやすくなる作用があるので、血液検査や対面での診察が必要になるためです。

処方する度に内診することはありませんが、子宮や卵巣のチェックをするために、定期的にお腹の上からのエコーや内診で確認する場合があります。

 

妊娠できなくならない?

 
心配ありません。

ピルを服用している間は排卵が止まるため妊娠をほぼできない状態にしますが、ピルをやめた後は排卵が再開し、その後の妊娠率に影響はないと考えられます。

「ピルは太る」も噂です。体重を増やす医学的データはないといわれています。

 

生理に悩む皆さんへ ~先生からのアドバイス~



皆さんにお伝えしたいのは、生理痛はガマンするものではないということです。

ピルを服用することで、生理痛をはじめとする様々な症状に効果が期待できます。

ピルに抵抗がある人には、まずは漢方薬や鎮痛剤で様子を見ることもありますよ。

生理は毎月やってきます。もっと気軽に婦人科を訪れて、一度先生に相談してみてください

改善にむけて、最適な方法を一緒に探していきましょう!

 

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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writer : S

「今日を愉快に」がモットー。
福井でご機嫌にお酒が飲めるところ、雰囲気のいいカフェに、ゆるゆると出没しています。最近はクルマにも興味あり。
今年も、なにか楽しいことが起こりそうなネタを探してきます!

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