撮影に向かったのは、九頭竜湖に架かる「箱ヶ瀬橋」、通称「夢のかけはし」です。
車は橋の近くにある、歌碑のある広場へ止めました。
※この広場には、五木ひろしさんが歌う「九頭竜川」の歌詞が刻まれた歌碑が設置されています。
橋の近くから夜空を見上げると、、、
「わぁお!!」
と思わず声が漏れてしまうほど多くの星が輝いていました!!
▲橋を支える塔の下から見上げた星空
歌碑のある広場からは、夢のかけはしの全景と、湖に星が映る様子を見ることができました^^
▲夢のかけはしとオリオン座
ところが、夢のかけはしで撮影を楽しんでいると、次第に雲が広がり星をすっかり隠してしまいました。
そこで、場所を変えたら良いかもしれないと思い立ち、車で5分ほどの場所にある蝶の湖展望台へ行くことにしました。
▲蝶の湖展望台の星空
でも、展望台へ着いてもやはり雲は多く、撮れた写真は一枚だけ。
その後、雲がさらに増えてしまい22日はここで帰宅することにしました。
そして3日後、晴天に恵まれたため、再び夢のかけはしの星空撮影に挑戦しました。
ところが、この夜は橋の近くの工事の灯りが深夜になっても消えず、撮影を断念することになりました。
幸い、夜明けまでには少し時間があったので、帰り道にこれまで何度も撮影に行っては天候に恵まれず肩を落として帰った経験のある、笹生川ダムへ立ち寄ることにしました。
▲笹生川ダムの星空
▲笹生川ダムの横に設置された放流サイレン塔? とオリオン座
笹生川ダムへ到着すると、星が降ってきそうなほどギラギラと輝いていました。
上手くいけばダム湖に映る星やダムと一緒に星も撮れるかもしれないと考えていましたが、どこにカメラを向けて良いか決められず、思ったとおりには撮れませんでした。
昼間にしっかり下見をして撮影に臨んでも、気づかなかった場所に街灯があったり、想像していたよりも星が良く見えたり、その場に行かないとわからないことが多いことも星空撮影の醍醐味なのかもしれません。
天候によって星の見え方は大きく異なります。
そのため、星を見上げながら今夜の星の見え方はどうだろう?
今の季節は星が見えやすいかなぁ?
など、色々なことに考えを巡らせてみると、星空観察がより一層を楽しくなってきます。
ぜひ試してみてください^^/
今回は、大野市の九頭竜湖と笹生川ダムの星空を紹介しましたが、皆さんのお住まいの地域でも、近くに星がきれいに見られる場所があるかもしれません。
晴れて星が見られたら、以下のポイントを守りながら、ぜひ星空を見上げてみてください^^/
~星空観察のときに気をつけたいポイント~
■安全管理:昼間の内に、危険な場所、立ち入ってはいけない場所がないか確認しましょう。また、山へ行く場合には、クマよけの鈴やオーディオなど、音の出る物を身に付け、複数人で行動しましょう。
■ライトの使用:星の観察・撮影をしている人がいたら、ライトの使用は必要なときだけ。
■ゴミは必ず持ち帰ろう。
■民家などが近くにあるときは、大きな声など出さず、夜間はお静かに。
マナーを守って、星空を楽しみましょう^^/
インスタグラムはこちら(最新の星空写真を紹介)
ブログはこちら(掲載している写真データなども詳しく紹介)
ホームページはこちら(加藤の活動を紹介)
※紹介している写真は、星が見やすいように画像処理をしています。そのため、実際に人が見た星空とは異なります。
ふくい星空写真館【連載】
バックナンバー