西洋鍛冶屋・納谷俊徳さんと「アンビル」【ふくいの人と道具】

    西洋鍛冶屋・納谷俊徳さんと「アンビル」【ふくいの人と道具】

    こんにちは、ふーぽ編集部です。

    いろいろな職人たちの技を支えている道具たち。その道具への思いを、使い手にお聞きする「ふくいの人と道具」のコーナーです。

    今回は、敦賀市にある西洋鍛冶屋、納谷俊徳さんにお話を伺ってきました。

     


     

      片側が鳥のくちばしのように突き出したアンビルは、西洋の鍛冶屋が金属を打つ時に使う鉄の金床

       

      ヨーロッパの職人たちは、馬の蹄に付ける蹄鉄の曲線加工を、このくちばし部分で行ってきた。

      くちばし状の独特な形が特徴的


      台に空けられた穴は、金属棒を差し込んで曲げたり、金具で固定して加工を施す際に使われる。

       

      「西洋鍛冶は教会など装飾的な建築物と共に発達したから、日本の刀鍛冶の平らな金床と形状が大きく異なるんですよ」と納谷さんは言う。

       

      フライパンやトングなどの道具はホームページから入手可能

       

      ドイツの鍛冶工房で3年間修行を積んだ納谷さんは、4年前に地元敦賀でアトリエを開設。

      金属を加工したフライパンなどの生活用具は、百貨店の催事やクラフトマーケットなどで人気を呼んでいる。

       

      作業では電動のスプリングハンマーも利用するが、仕上げはアンビルの上で、ハンマーを使っての手作業


      コークス炉で熱した金属を、叩きながら形成。

      冷めたらまた熱しては叩くを繰り返し、手に沿うグリップや特色のある模様を生み出していく。

       

      体に伝わる感触から「金属の状態だけでなくその日の体調もわかるんです」と言う。

      工房で最も大きなアンビルを使っての作業。奥のコークス炉で熱した金属を素早く叩く

       

      納谷さんの持つ6個のアンビルは、大きさも鉄の台の硬さもさまざまで、叩いた時の感触も異なる。


      すり減るとグラインダーで削って、面の水平を出す。


      現在所有する最も大きな150㎏のアンビルは、鉄工所の処分品を入札で手に入れた。

       

      「修業したドイツではどっしりとしたアンビルが工房の特等席に据えられて、まさに鍛冶屋の象徴でした」と、納谷さん。

       

      残念ながら日本製は大きなものが少なく、いつか本場から大型のアンビルを手に入れたいと考えている。

       

      あけがね工作研究所

      敦賀市津内60-16
      ☎080-9268-7899

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      ※2020年夏頃、福井市に「展示研究室」をオープン予定。

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      writer : ふーぽ編集部

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