ハンカチの歴史からマナーまで。知っておきたい7つの豆知識。

ハンカチの歴史からマナーまで。知っておきたい7つの豆知識。

こんにちは、ふーぽ編集部です。

毎日持ち歩くハンカチ

何気なく使っていますが、実は知れば知るほど奥深い世界があるんです。

そこで今回は、ハンカチの歴史からマナーまで、「7つの豆知識」をご紹介します。

ぜひこの機会に、ハンカチ使いをマスターしましょう♪

【1】ハンカチの起源は古代エジプト!?

ピラミッドから見つかった、王女が愛したハンカチーフ。

人間がいつからハンカチを使いだしたのかは定かではありませんが、ベルギー・ブリュッセルの博物館には、エジプト古王国時代(BC3,000年頃)のダジュール王女の墓から発見された麻の端切れが保存されています。

その頃には既にハンカチが使われていたと思われ、端切れはおそらく王女の愛用品。現存する最古のハンカチではないかといわれています。

 

【2】マリー様が決めたハンカチの型。

ハンカチの法律まで作ってしまった、マリー・アントワネットのひとこと。

ヨーロッパでは中世に入るとレースや刺繍が施された四角い布がハンカチとして使われるようになりました。

17世紀には愛の証として自分のイニシャルや紋章入りのハンカチを恋人に贈ることがさかんになり、愛の小道具として活躍。18世紀にはフランスの宮廷で豪華さを競うアクセサリーになりました。

当時のファッション・リーダー的存在だったマリー・アントワネットは、丸や長方形など、様々な形をしていたハンカチを「正方形に統一するべき」と提案し、夫のルイ16世が法律を制定。

現在のハンカチの原型は、マリー・アントワネットの一言から始まったといわれています。

19世紀のヴァレンシエンヌ・レースを2種あわせたハンカチーフで、ドレープのついた周りのレースは、のちの時代につけられたもの(いずれもブルーミング中西株式会社所蔵)

19世紀の機械編みチュールに、アプリケーションレースを縫い付けたハンカチーフ

 

 

【3】美しく仕上げるアイロンがけのコツ。

端からスタート。まっすぐ、順序良く。

天然素材のハンカチは、アイロンがけがマスト。

「四隅が合わない」「シワが伸びていない」などの失敗も、アイロンがけの順序を把握しておくことで解消できます。

最初に霧吹きでハンカチを全体的に湿らせてからアイロンをかければ、仕上がりが一層美しくなります。

①起点を決める 
四隅のうち一点を起点にし、起点から縦横2方向に向かってアイロンをかける

 

②中心から四隅へ 
対角の2方向にもかけたら、今度は中心から放射状に向かってかける

 

【4】ハンカチ素材の種類と特徴。

ハンカチにはさまざまな素材があり、季節やシーンで使い分けるのがおすすめです。

 植物繊維 

[綿]・・・肌触りが良く、吸水性に優れている。

[麻]・・・通気性、速乾性が良い。肌ざわりが硬く、伸縮性に乏しい。シワになりやすい。

 動物繊維 

[絹]・・・美しい光沢がフォーマルシーンに最適。肌ざわりがなめらかで柔らかく軽い。吸水性に優れているが、汗や日光に弱い。

 合成繊維 

[ポリエステル]・・・丈夫でシワになりにくい。 吸湿性は低め。通気性、速乾性が良い。 最近はマイクロファイバーが人気で、 吸水性が高く、デリケートなものでも傷つけない。

 再生繊維 

[レーヨン]・・・木材パルプが原料でシルクに似た光沢がある。吸水性が高く、さらりとした肌ざわり。シワになりやすく、縮みやすい。

 

【5】振る舞い美人のハンカチマナー。

ぬぐわず、そっとおさえて。 

手を拭いたり、汗や涙をぬぐったり。ハンカチの使い方は意外と人に見られているもの。四つ折りのまま、ゴシゴシとぬぐわず上から おさえるように拭き取るのがエレガントです。

 

ナプキンがわりにさりげなく。

飲食店でテーブルにナプキンがない場合、ハンカチを膝の上に広げておけば、洋服を汚さずスマートに食事ができます。手を拭くハンカチとは別に、もう一枚持っておくのがベスト。

 

【6】特別な日のために準備したい一枚

冠婚葬祭にはシンプルで上質なハンカチが活躍。

結婚式に出席する場合は、シルク、綿、麻などの天然素材のハンカチを。色は白が基本で、淡いパステルカラーでもOK。女性はレースや刺繍の入ったハンカチなら、よりフォーマル感が出ておすすめ。

一方、葬儀の場合は白、または黒のハンカチが基本。ラメや柄など、華美な装飾が入ったものやタオル素材は避けましょう。いずれにせよ、白の上質でシンプルなハンカチがオールマイティ。シワのない、清潔なハンカチであることが大前提です。

 

【7】贈り物にする場合はカードを添えて。

気持ちをあらわすメッセージを。

元々、日本ではハンカチのことを「手巾」(てぎれ)と呼んでいました。この「てぎれ」が「手切れ」を連想させることや、ハンカチは涙を拭くものでもあることから、ハンカチを贈る行為 は別れをイメージさせることも。

「自分と縁を切りたいということ?」と誤解されてしまう可能性も否めません。

とはいえ、種類も豊富で軽く、手頃なプレゼントとしてハンカチは魅力的な存在。贈り物にする場合は「いつもありがとうございます」「これからもよろしくお願いします」など、メッセージを添えて贈るのがおすすめです。



いかがでしたか? 

毎日使うハンカチだからこそこの機会に知識を身に着けて、スマートに使いこなせるといいですね♪

監修・協力/ブルーミング中西株式会社

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