福井駅前周辺で恐竜とアートを巡ろう。パブリックアートでまちを再発見♪

福井駅前周辺で恐竜とアートを巡ろう。パブリックアートでまちを再発見♪

こんにちは、ふーぽ編集部です。

北陸新幹線県内開業で活気づく福井市中心部。

福井駅周辺の恐竜のモニュメントのほか、福井市中心部にはパブリックアートが点在しています。

今回は、駅周辺や市内をアートな視点でご紹介。

新しいまちを散策しながら、アート巡りを楽しんでくださいね。

パブリックアートでまちを再発見

\教えてくれた人/
福井市美術館館長
石堂裕昭さん
福井市美術館館長石堂裕昭さん教えてくれた人東大阪市出身。愛知県立芸術大学大学院修了。1997年福井市美術館開館時に学芸員に就任。専門は近代彫刻。2018年より福井市美術館館長。

駅や公園、道路や広場など、人が集まる公共の場所に設置される芸術作品「パブリックアート」

普段何気なく目にしているものの、なぜその場所に置かれたのか、目的は何かを考えてみたことはありますか。

 

「美術館に展示する作品と同じく、どこに置くかは最も大切。待ち合わせ場所のように、人々のキャッチポイントになるか、もしくは完全にまちに溶け込むか。パブリックアートには2通りの方向性がありますね」と福井市美術館館長の石堂裕昭さんは話します。

いずれにしても重要なのは、“見る人に違和感や不快感を感じさせないこと”

「空間を効果的に演出し、眺めることで心地よさや楽しさなど、ポジティブな気持ちを想起させるのが、パブリックアートの役割です」。

車社会の福井において、まちなかに置かれたパブリックアートは、目にする機会が少ないのも事実。

「でも、たまたま車を停めて歩いてみたら、ご褒美のようにアートに出合う。そんな楽しみも味わってほしいですね」と石堂さん。

 

近年は、北陸新幹線開業に合わせて、福井駅周辺にもあちらこちらに新作がお目見えし、多くの県外客を楽しませています。

この春、再開発が進む新しい福井のまちを彩るパブリックアートに会いに、まち歩きに出かけてみて。

 

福井駅東口広場・えちぜん鉄道福井駅・福井市観光交流センターの恐竜

福井駅東口にこの春登場「東口ダイナソースクエア」

<モニュメントの全長:約8メートル、高さ:7.6メートル(台座含む)

北陸新幹線福井開業に合わせて福井駅東口に全長約8mの実物大のトリケラトプスの恐竜ロボットが登場!

地層をイメージした台座の上に鎮座していて、下から見上げると、より迫力が感じられます。

稼働時間は9:00~21:00で10分ごとに約90秒の時別演出を実演しています。

3パターンの動きがあるそうなので、じっくり観察してみて。

 

手で触れられる場所には、全長約2mの子どもの恐竜もいるので、こちらはぜひ並んで記念写真を撮ってみて。

 

えちぜん鉄道福井駅改札前の新たなランドマーク「ジュラシックえちぜん」

えちぜん鉄道福井駅の改札口横に2023年登場。

全国の駅や空港にパブリックアートを設置する日本交通文化協会の企画のもと、画家の絹谷幸二氏が原画を制作。

「クレアーレ熱海ゆがわら工房」が約半年をかけ、LED内蔵のステンドグラスに仕立てました。

福井づくしのカラフルな画面は迫力満点。

駅の新たなランドマークになっています。

恐竜に触れ合いながら記念写真が撮れる「恐竜プレイグラウンド」

左からコシサウルス、スピノサウルス、アンキロサウルス

福井駅東口を出てすぐにあるのが「恐竜プレイグラウンド」。

恐竜に触れたり、抱きついたり、卵の中に入ってみたり。

楽しく写真が撮れるスポットです。

実物大で描いた壁面絵画「プテラノドンたちの空の世界」

えちぜん鉄道福井駅の駅舎壁面で見ることができるのが翼竜「プテラノドン」を描いた全長20メートルもの壁画。

実物大なので、横に立つとその大きさを体感できますよ。

また、駅舎の中には大人の恐竜博士のベンチがあり、正面入口には恐竜博士を夢見る子ども恐竜がベンチに座っています。

子ども恐竜の膝の上には、プテラノドンの赤ちゃんが乗っていますよ。

 

キュートな恐竜やAR恐竜の宝庫「福井市観光交流センター屋上」

東口にある「福井市観光交流センター」の屋上には、可愛いモチーフやキュートな子ども恐竜モニュメントが大集合しています。

 

ハートのオブジェに寄り添う「フクイティタン」

ハートのモニュメントを中心にした、フクイティタンの夫婦は言わずと知れた(?)縁結びのシンボルに。

オブジェの前は人気のフォトスポット。

優美なネックラインを愛でてつつ、思い出に残る写真を撮ってみてください。

近くには夫妻の子どもたちの姿も。生まれたての子と+1体に注目を

 

「越前がに」を咥えた「フクイベナートル」

恐竜王国ふくいと書かれた台座の上にいるのが「フクイベナートル」。

「越前がに」を咥えていますが、なんとよく見ると越前がにの証である黄色いタグもついていますよ。

 


ベンチで待ち受ける「子ども恐竜」

屋上ベンチには、小さくて可愛い子どもの恐竜がいっぱいです。

フクイサウルス

 

ステゴサウルス

 

トリケラトプス

 

フクイラプトル

 

ティラノサウルス

さらに恐竜の台座にあるQRコードをスマートフォンでよみとると、大迫力の動く恐竜たちがスマホ上にお目見えしますよ♪

 

まさに「恐竜王国」!福井駅西口の恐竜

2024年3月から登場! 大迫力の肉食恐竜「ティラノサウルス」

<モニュメントの全長:約12m、高さ:5.6m>

北陸新幹線開業に合わせて新たに登場したのがティラノサウルス

見下ろすような目線なので、目が合うとドキドキ。

リアルで迫力ある姿は人気になること間違いなし!

 

動く!鳴く! 大迫力の恐竜ロボットが大集合 「恐竜広場」

福井駅の西口側の「恐竜広場」には、福井で生息していたフクイラプトル、フクイサウルス、フクイティタンの3体の動く実物大モニュメントが並びます。

学術的に精巧に作られた動く恐竜モニュメントは、まるで本物の恐竜に出会えたような興奮を味わえると人気。

稼働時間は9:00~21:00で、30分ごとに約3分間の特別演出を実演しています。

また、夜は18:00~21:00までライトアップされるので昼間とはガラリと雰囲気が変わり、より迫力を感じられますよ。

首が長~い!高さ6mの竜脚類「フクイティタン」

<モニュメントの全長:約10.0m、高さ:約6.0m>

福井県勝山市の発掘現場で見つかった竜脚類です。

高さはなんと6m!!

並んで写真を撮れば、大迫力の写真が撮れるかも。

キュートな顔が魅力の草食恐竜「フクイサウルス」

<モニュメントの全長:約4.7m、高さ:約2.6m>

イグアノドン類に属するフクイサウルス。

キュートな表情で、鳴き声もなんだかおっとりしたように感じられます。

表情も鳴き声も迫力あり!「フクイラプトル」

<モニュメントの全長:約4.2m、高さ:約2.5m>

アロサウルス上科に属する肉食恐竜のフクイティタン。

まるで正面にあるフクイサウルスに今にも飛び掛かっていきそうな迫力です。

可愛い癒し系恐竜もお出迎え「ジュラチック」

迫力ある恐竜の前に並ぶのは、福井県公式恐竜ブランドキャラクター「ジュラチック」。

ベンチに座って、サウタン(左)、ラプト(中)、ティッチー(右)と一緒に記念撮影してみては。

駅を恐竜でラッピング「駅舎恐竜壁画」

福井駅西口の壁面には、横約45m、縦約10mの巨大な恐竜イラストがラッピングされています。

描かれているのは前期白亜紀の福井で生息していた10種類の生物(※)

※フクイラプトル、フクイティタン、フクイサウルス、コシサウルス、オルニミモサウルス類、小型獣脚類、翼竜、鳥類、ワニ、カメ類

しっかりと目を凝らして、10種類すべて見つけてみて。

こちらの壁画も18:00~21:00までライトアップしています。

 

迫力満点の写真が撮れる「恐竜トリックアート」

駅舎の壁面の一部には、横約7.3m、縦約4.6mの恐竜が飛び出して見えるトリックアートパネルが2面設置されています。

まるで恐竜に追いかけられているような写真が撮れるので、ぜひ記念になる1枚を撮ってみて。

トリケラトプス

 

フクイラプトル・フクイサウルス

福井駅構内にも恐竜が増殖中!

北陸新幹線福井開業に合わせて生まれ変わった福井駅。

リニューアルに伴い、駅構内にも恐竜スポットが増えました。

観光客をお出迎え「フクイラプトルの全身骨格」

福井市観光交流センター1階のガラス張りのエリアにあるのが、フクイラプトルの全身骨格展示(複製)。

新幹線で福井に到着した人の目に必ず触れる場所にあるので、きっと福井の旅の期待感をより高めてくれるでしょうね。

思わず引き込まれる「大型LEDビジョン」

ハピラインふくい福井駅には、ハピラインふくいとJR西日本コミュニケーションズの共同事業となる北陸エリア初(鉄道事業社)の大型柱巻LEDビジョンが登場しました。

見どころは恐竜T-REXの3D映像!

T-REXが徐々に近づいてくる映像から始まり、最終カットでは、まるで画面を飛び出してくるような大迫力の映像と音声が楽しめます。

午前6時から翌午前0時まで随時流れているので、ぜひ足を止めてその迫力を体感してみてください。

 

また、福井駅西口を出てすぐには、フクイベナートルが県内観光地を紹介する大型のデジタルサイネージ「恐竜コンシェルジュ」が設置。

バスターミナルには、まるで恐竜たちが駅西口広場を闊歩しているように見えるAR動画が流れる「ディノウィンドウ」が3カ所に設置されています。

駅周辺にもまだまだある! 恐竜スポット

駅構内や出入口だけでなく、新幹線から見える恐竜スポットも新たに登場。

 

北陸電力株式会社 福井支店壁面を飾る「フクイウェルカムウォール」

金沢方面から速度を落としながら福井駅に入る際、左側の車窓から見えるのが、北陸電力株式会社 福井支店の壁面にラッピングされた「フクイウェルカムウォール」。

縦約11メートル、横約24メートルと巨大な壁面画には、イラストレーターの山本匠さん(千葉県)によるフクイラプトルやフクイサウルスなど福井に生息していた恐竜7種21体が描かれているそう。

毎日日没~23:00までライトアップもしているそうですよ。

 

東西をつなぐ高架下で研究中「プレシオサウルスたちの海の世界」

福井県立恐竜博物館をはじめ、福井駅構内や観光スポットで見かける「恐竜博士」

最近ではベンチに座っている姿だけでなく、立ち姿の博士も見かけますよね。

今度はまるで海の中を調査している?「恐竜博士」が登場。

壁面には古代の海の生き物たちが描かれています。

場所は、えちぜん鉄道北側高架下。ぜひ博士と一緒に並んで記念撮影はいかが。

また、波のようにゆるやかに色が変化する円形ベンチの中では、プレシオサウルスの家族や親子がじゃれ合っています。

寄り添いながら、休憩してみてはいかがでしょうか。

ライトアップ:7:00~23:00

躍動感あふれる野外作品とアートの発信地

\まちを見守り30年/

まちかど彫刻アート

1990年から始まった福井市の「彫刻のあるまちづくり」事業。

時代の変遷の中、移転したものもあるが、今も県庁前~フェニックス通り沿いにかけてさまざまな彫刻作品が点在しています。

空間や背景を生かした造形美に改めて注目を。

\お散歩マップはこちら/

 

【A】「記念撮影-風と-」 峯田敏郎(ブロンズ)

 

【B】「WATER OF LIFE」 関正司(ステンレス・足羽川の石)

 

【C】「循環・メビウス」 後藤良二(ステンレス・アルミニウム・FRP)

 

【D】「行列」 三木俊治(ブロンズ・コールテン鋼)

 

E】「LOCUS IN THE SKY'92」 大隈秀雄(ステンレススチール・銅・真鍮・アルミニウム・コールテン鋼)

誰もが気軽に楽しめるアートの発信地

【F】ART SITE25

かつてさまざまなコンテンポラリーアートのギャラリーがあった福井市北の庄通り。

新たなアート発信の場にとの願いから、21年にオープンした貸しギャラリーです。

展示室は1階と地下に分かれ、ジャンルを問わずさまざまな作品が展示できます。

福井県福井市中央1−20−25三井ビル1F 
TEL:0776-22-0626(平日受付)
【問】10:00~20:00(展覧会開催時のみ開廊)
ホームページ

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