福井の焼き菓子名人の想いとストーリー。~あわら市「nälkä」、小浜市「Patisserie CACHE-KACHE」~

    福井の焼き菓子名人の想いとストーリー。~あわら市「nälkä」、小浜市「Patisserie CACHE-KACHE」~

    こんにちは、ふーぽ編集部です。

    コーヒーと一緒に食べる焼き菓子。

    そんな焼き菓子は、仕事の合間にホッとする時間を演出してくれますよね。

     

    一つ一つの焼き菓子には想いがこめられ、作り手の個性が映ります。

    今回は、あわら市と小浜市の2人の焼き菓子名人に会いに行きました。

      「おいしい」を一番に考える。

      nälkä(ナルカ)阪口由希子さん【あわら市】

      おなかが空くたび食べたくなる。そんな日々のおやつを作りたい。

      「ナルカ」はあわら市金津地区の住宅街にたたずむ小さな焼き菓子店です。

      フレンチレストランで調理師として働きながら、いつか焼き菓子の店を開きたいと夢を描いていた店主の阪口由希子さん。

      体調を崩したのをきっかけに「いつかではなく、今やろう」と2018年5月にナルカを開きました。

      素朴でおいしい、どこか温かみのあるお菓子に似合う、北欧の小屋風の店では、今日もたくさんのお菓子が生み出されています。

      週のうち3日営業し、他4日は仕込みや試作の日々を送っています。

       

      店のコンセプトは「空腹を、わくわくに」

      「nälkä」はフィンランド語で「空腹」という意味です。

      「私が作りたいのは、お腹が空いたときに『食べたいなぁ』と思い出してもらえるお菓子。見た目も素朴で、子どもの頃お母さんが作ってくれて『おいしい!』と喜んだような“おやつ”なんです」。

       

      あめ掛けしたクルミの食感も楽しい「珈琲とクルミのチョコチップケーキ」税込200円。包装も自身の手で。シンプルでかわいいパッケージにもほっこり


      何よりも由希子さんがこだわるのは“おいしいこと”

      「自分がおいしいと思う材料と配合で作りたい。そのために何度も試作を繰り返します。果物やサツマイモなど地元のものを使うのも、新鮮で味が濃厚だからなんです」

      生地は「紅はるか」、クリームは「安納芋」、トッピングは「とみつ金時」を使い分ける「さつま芋ケーキ」税込300円。生クリーム入りでしっとり食感


      店の一番人気で、自身が最も作りたかった「レモンケーキ」も、おいしい一品に出合ったことから生まれました。

      レモンの味がしっかり感じられるよう、チョコレートではなく、レモンのアイシングを選択。

      開店時、最初に作ったという思い入れのある「レモンケーキ」税込200円。「コロンとした形も好き。使わなくなった型もかわいくて捨てられません」


      また、「あんバタースコーンサンド」は、ベストなバランスを追求するため天日塩を使い、あんこは小豆から炊いています。

       

      素材の持ち味を生かしながら、組み合わせのバランスが絶妙なナルカの焼き菓子。

      「まだまだ作りたいお菓子があるんですよ」と由希子さんは笑います。

      ケーキやクッキーなど約10種の焼き菓子が並ぶ。濃厚な味わいの「いちじくブラウニー」税込300円と「あんバタースコーンサンド」税込290円は定番人気


      おいしいおやつに出合えるわくわくをシェアしに、ぜひ出かけてみてください。

      開店1時間で売り切れる日もあるので、予約を忘れずに。

       

      nälkä(ナルカ)

      福井県あわら市大溝3-2-21
      【営】火・金・日曜10:00~18:00(なくなり次第終了)
      【休】不定休 ※年末年始休業あり
      Instagram※予約・問い合わせはインスタDMで

       

       

      焼き菓子は日々、探求。

      Patisserie CACHE-KACHE(カシュカシュ)山﨑康平さん【小浜市】

      常時、生菓子は12~15種、焼き菓子は25種を販売している


      “ここにしかない“を遠くまで届けたい。パティシエが紡ぐ、笑顔の連鎖


      オーナーパティシエの山﨑さんは、東京やフランスで修業したのち、「神戸北野ホテル」のセントラルキッチンで製菓長を務め、今年2月に小浜市に「カシュカシュ」を開きました。


      店名は仏語で「かくれんぼ」

      “小浜の隠れ家”と、すべてのお菓子に仕込む“隠し味”の意味がこめられています。

       

      例えば、フィナンシェの焦がしバターは有塩バターを使い、甘味を引き立てる。

      マドレーヌにはレモンの皮をすりおろす。

      さらに、小麦粉は国産3種を使い分ける。

      「修業時代から色々な小麦粉で試作し、厳選しました。今後はもっと種類を増やして挑戦していきたいです」と山﨑さんは話します。

       

      フィナンシェの肝となる焦がしバター。加減を見ながら慎重に

      生地はあえて焼くのが難しい配合にし、極上の食感と味わいを追求

      「フィナンシェ」税込216円、「マドレーヌ」税込216円ほか、シトロンや日本酒など8~9種ある「ケーク」、6種の「サブレ」が整列

      ゆくゆくは販売したいという“焼き立て”。外はカリッ、中はふんわり


      山﨑さんがパティシエを目指した原点は、高校時代の和菓子店でのバイトでした。

      「手伝いレベルでしたが、私が関わったお菓子を誰かに喜んでもらえたことに感激して。お客様が笑顔で来て、笑顔で帰る。さらに食べた人にも笑顔が広がる。お菓子の力ってすごいですよね」。

       

      人気のショートケーキ税込519円と、なかに焼き芋が入った「紫いものモンブラン」税込562円(季節限定)


      なかでも焼き菓子に力を入れるのには理由があります。

      「生菓子は持ち歩きに限度がある。焼き菓子なら他県に行くときや、離れた家族に送ることができる。“ここにしかないもの”を遠くに届けられるのが焼き菓子の強みだと思います」

       

      写真のギフトセットは税込3,164円(箱代込) 


      さらに「難しい」ことも魅力なのだとか。

      「味の組み立てをイメージしやすい生菓子と違い、焼き菓子は奥が深くて、毎日が探求。焼き上がりと冷めてからでも味が変わるので、1つのお菓子を完成させるのに手間と時間がかかります」。

      目指すのは、日本人が食べやすい焼き菓子

       

      オーブンに入れて約10分のフィナンシェ。同じ型でも差が出る火の入り方をチェック


      「すごくしっとりより、一緒に紅茶や牛乳を飲みたいと思うくらいの口どけが理想」だといいます。

      「食べてもらえれば、『なんか好き』と思ってもらえる自信がある」と語る山﨑さんの、丁寧な仕事と隠し味が生む“ここにしかない焼き菓子”。

      その奥深さまで召し上がれ。

       

      Patisserie CACHE-KACHE(カシュカシュ)

      福井県小浜市山手3-4-10
      ☎080-5039-0674
      【営】10:00~19:00(なくなり次第終了)
      【休】火・水曜※祝日は営業、年末年始休業あり
      Instagram

       


      いかがでしたか?

      一つ一つの焼き菓子にもそれぞれ物語があり、店主のこだわりと愛がたくさん詰まっていましたね。

      知ることでいつものお菓子がもっと美味しく感じるかもしれません。

      ぜひ、味わってみてください。

       

       

      ※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

      ※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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