福井市の今川焼本舗跡地から江戸時代の歴史的遺産が発見!? 発掘現場からレポートします!

福井市の今川焼本舗跡地から江戸時代の歴史的遺産が発見!? 発掘現場からレポートします!

こんにちは、福井のまちが大好きな、ふーぽライターのみーぽです。

2024年春の北陸新幹線開業に向けて再開発が進むJR福井駅西口の通称「三角地帯」から2022年末に、なんと福井城の遺構が発掘されました

しかもその場所が、前に私みーぽが取材した「今川焼本舗の跡地」とのこと!

これはチェックしないといけない!と、先日開催された現地見学会に参加してきました。

現場の様子をレポートします!

【⇒今川焼本舗の移転先に関する記事はこちら

※記事内の写真は、福井市教育委員会が令和5年1月22日に開催した福井城跡(B街区)現地見学会に参加したときの様子です

遺跡が発掘された場所はどこ?

場所は福井西武の前、2022年9月に福井市日光町に移転された「今川焼本舗」が福井駅前に店舗を構えていた辺りです。

 

 

ご存じの様に、現在の福井城址(福井県庁)はお堀で囲まれていますが。。。

 

現在の福井城址

 

江戸時代の福井城本丸は、今現在あるお堀以外に二重、三重とお堀があり、この場所はそのお堀があったエリアだそうです。

中央のお堀に囲まれているのが福井城本丸、示している場所が今回の発掘箇所

 

 

今回発掘された福井城の遺産とは?

今回発掘されたのは、「下馬門」に通じるお堀に架かる土橋(土で作られた橋)とその石垣です。

福井市が2022年12月から実施している埋蔵文化財調査により発見されました。

「下馬門」は福井城の主要な城門の一つ。

“馬で登城する武士がこの門の前で下馬して、歩いて中へ進むことになっていた”ことから「下馬門」と呼ばれています。

江戸時代の福井城の「下馬門」の様子


当時の様子を描いた絵からも、たくさんの人々が行き交っていたことがわかりますね。

 

 

\発掘された「下馬門」の石垣がこちら!/

今回地表から約2メートル下で、1935年頃までに埋め立てられた土橋の石垣が発見されました。

約90年ぶりに地上に現れたんですね。

現地見学会には約360人が参加したそう


橋の幅はなんと東西約18m!!

その東西に石垣があり、東側の石垣には青々と美しい笏谷石が使用されていました。

東側の石垣。長い年月を経ても笏谷石が鮮やか!


石垣の大きさは最大80センチ四方。瓦門や天守閣と同じ手法で積まれていることから、福井城の中でも格式が高い門だったと考えられるそうです。

積み方で分かるなんてすごい!

 

上部の綺麗に形が整えられている石垣はお堀から出ていた部分だそう。

石垣表面の茶色の線がお堀の水面の線だそうですよ。

資料と解説を聞きながら福井城の遺産を見学することができ、現地見学会に参加者した皆さん感激していらっしゃいました。

普段何気なく歩いていた場所に、江戸時代には壮大な福井のお城があったことを今回改めて実感することができ、みーぽは感無量!

福井のまちの歴史に思いを馳せました。

 

今後この石垣は埋めるか、もしくは一部を移設して見学できるようにするとのこと。

みーぽは石垣をみんなが見れて福井の歴史を感じることができるスポットになったらいいなと思っています。

発掘調査は1月末まで行われる予定です。今後の発掘調査にも期待です!

 

\移転した今川焼本舗の新店記事はこちら/

9/1(木)に「今川焼本舗」が福井市日光町に移転オープン! さっそく行ってきたよ。

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

みーぽ
writer : みーぽ

まちと福井とビールが大好き!
福井駅前で生まれ育ち、今も福井駅前に生息しています。
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