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編集部
朝食などに欠かせないパン。
サンドイッチをつくるときや、ホームベーカリーで焼いた食パンを切るときなど、家に1本あると便利なものがパン切り包丁ですよね。
実は、パン切り包丁は材質や刃の形、長さの違いなど、さまざまな種類のものが販売されているんです!
今回は、パン切り包丁の選び方やおすすめのパン切り包丁をご紹介します!
毎日の食卓がより楽しくなりますよ。
美味しいパンを切る時の悩みっていろいろありますよね。
そんな悩みを解決するには、パン切り包丁が一番!
普通の包丁とパン切り包丁を比較すると、次のようなメリットがあります。
特にパンが大好きな方がいる家庭やお菓子作りをする機会が多い人は、ぜひパン切り包丁をキッチンの一員に加えて、快適にお料理を楽しみませんか?
さて、パン切り包丁といっても、実はいくつも種類があります。
ハード系パン用、ソフト系パン用などパンの種類ごとに使い分けられており、持ち手や刃渡り、刃の形状などが異なります。
用途・切れ味・握りやすさ・使い勝手の良い長さ・メンテナンスのしやすさなど、自分にあった包丁を使うことで、いつものパンの美味しさがさらに際立つはず。
一般的なパン切り包丁と言えばこのタイプ。
刃が波のようになっていて、パンの固さに関わらず切れ味抜群です。
波の大きい刃ほど固いパンに向いており、波が小さいほど柔らかいパンを切りやすくなっています。
柔らかいパンに向いており、スポンジケーキのような柔らかいパンも綺麗に切れます。
ただし、固いパンには不向きなので、柔らかいパンをカットすることが多いなら平刃タイプを選ぶと良いですよ。
一番のおすすめは、平刃と波刃の特徴を組み合わせた柔らかいパンにも固いパンにも使えるタイプです。
ハイブリッドタイプが1本あれば、どんなパンも楽しめるので、コスパも使いやすさもまさに最強!
ただし、同じ刀身に2つの異なる刃がついているため、非常に研ぐのが難しくなります。
切れ味を戻すための研ぎ直しは、一定の技術を持つ職人さんじゃないと断られる可能性が高いです。
また、パン切り包丁には自動で刃が動いてくれる電動の製品もあります。
自分で手を動かさずに切れますが、パンくずが飛び散りやすく、作業量をこなさないのであれば準備が逆に手間かもしれません。
キッチンにある程度の広さが確保できて、時短を考える方や飲食店を営む方には合う製品かもしれません。
それでは、パン切り包丁がどれくらい綺麗に切れるのか、実際に検証してみましょう!
今回使うパン切り包丁は、福井県が誇る伝統工芸品「越前打刃物」を作っている「龍泉刃物(りゅうせんはもの)」の包丁です。
さて、まずは柔らかくてつぶれやすい食パンを切ってみましょう。
普段、台所で使っている普通の包丁だと、耳の部分は押し込みながらノコギリのように切っていきますが…
パン切り包丁を使ってみたところ、包丁を押しても引いてもするする〜っと切れていきます!
まったく力を入れることなく、気付けば「ストン」と切れてしまいました!
また、普段使いの包丁だと、どうしても押しながら切るので薄さを表現できませんが、パン切り包丁を使った場合は…
こんなに薄く切れました!(普通の包丁では切れない薄さです!)
また、包丁をゆっくり動かして切るとパンくずはほとんど出ません。
まな板の周りが散らかることもなく、パンが潰れることもなくスルッと切れてしまう新感覚。
特に普段、縦に高さのある食パンを選んでいる方にはぜひ体感してほしい切り心地です♪
使用した包丁 | 龍泉刃物 フェリーチェ・レガロ BR01 |
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特徴 | ギザギザ状(波刃)の先端が尖っておらず、 丸い波状に仕上げたことにより、パンくずが出にくい。 |
価格 | 17,490円(税込) ★砥ぎ直し無料券1枚付き |
パン切り包丁の詳細はコチラ
★龍泉刃物の公式サイトへ移動します
続いて検証するのは「バゲット」。
パンの中でも特に固いので、力を入れて切りがちですが、断面がぺしゃんこになってしまうんですよね…。
さて、ここでパン切り包丁の出番です!
ザクッと硬い部分に刃を入れると…
なんと、みるみるうちにザクっと切り落ちてしまいました!!
これまでバゲットは何度も押したり引いたりして切っていましたが、まさに一瞬のできごと。
また、こちらもびっくりするほどパンくずが出ませんでした。
力を入れずに切れたので、中もまったくつぶれていません。
使用した包丁 | 龍泉刃物「丹巌龍プレミアム」楓 パン切り210mm(バケット) |
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特徴 | 切りやすさにも直結する「握りやすさ」を追求。 ハンドル中心部に、手にフィットする立体的な膨らみを持たせている。 |
価格 | 40,040円(税込) ★砥ぎ直し無料券1枚付き |
パン切り包丁の詳細はコチラ
★龍泉刃物の公式サイトへ移動します
さて、ここからは今回レビューした「龍泉刃物」のパン切り包丁についてご紹介します。
龍泉刃物は、福井県越前市の伝統技術を駆使した越前打刃物を作っています。1本ずつ職人さんが丁寧に叩き上げて作り出しており、鍛え上げられた龍泉刃物の強度や切れ味はどれも優れモノ!
地元だけでなく、国内外の愛用者も増えていて、ステーキナイフに至っては4年待ちしないと購入できなかったほどだそう!!
龍泉刃物のパン切り包丁は、6種類を展開中。
パン切り包丁はそれぞれハード系用、ソフト系用、シュトレン用と分かれています。
用途によって刃の波、刃の間隔(ピッチ)が変わり、尖っているものや緩やかなものまで多彩です!
例えばこの包丁は、バゲットのように外側が固く、中がふんわり柔らかいパンに向いています。
龍泉刃物はどんなパンを切るかを想定して刃の形状を最適化させているのが、切りやすさの秘密です。
従来のパン切り包丁といえば、刃が山のほうにしかついていませんでした。
つまり、のこぎりのようにパンを削ってしまうため、パンくずが出やすいのです。
しかし龍泉刃物では、谷の部分にまでしっかり刃をつけているので、切れ味が非常になめらか!
複雑な形状へ刃をつけるのは非常に難しく、高い技術力が必要です。
龍泉刃物を作り出す熟練の職人だからこそ、溝に沿うような刃の付け方を可能とします。
龍泉刃物の特徴である、ブレード部分のダマスカス模様。
この模様はダマスカス鋼という高級鋼を使い、固さが異なるステンレスを交互に何十層も重ねた証です。
このように鍛造すると、従来の包丁を遥かに凌ぐ強度となり、折れや曲がりがなくなるだけではなく切れ味の良さにも直結します。
また、サビにも強く、食材へのニオイ移りがなくなりお手入れも簡単ですよ!
龍泉刃物は、高い技術力と精巧な作りだけではなく、あらゆる職人が愛用した実績もあります!
例えば、海外でも有名な日本のパン屋さん「シニフィアン・シニフィエ」の志賀シェフも、龍泉刃物のパン切り包丁を愛用しています。
伝統工芸の刃物だけあって、国内外に龍泉刃物のファンや愛用者は数えきれません。
(出典)龍泉刃物 公式サイト
さらに、シュトレンナイフは、HYOGOシュトレンの会から依頼を受けて作られました。
ドイツで生まれた伝統菓子・シュトレンを綺麗に切り分けられるようにと願いを込めて作られています。
一般的にパン切り包丁は波型になっていて研ぎづらく、切れなくなったら買い換えることが多いです。
しかし、龍泉刃物のパン切り包丁は、職人の手によって波刃の溝がある間は何度でも研ぎ直しができます。
研ぎ直しは1,100円(税込)~。
しかも、公式サイトで龍泉刃物を購入したなら、研ぎ直しサービス券をつけてくれる商品もあります。
食卓に1本あれば末永く使える「龍泉刃物」のパン切り包丁は、まさに一生モノのキッチンアイテム!
プレゼント用や新築祝いに購入する人が多いですが、コロナ禍の影響で自分用に購入する人も急増しています。
また、龍泉刃物では有料にて越前和紙を使用した特製ラッピングサービスや名入れサービスが利用可能です。
また、お店では購入もできる上に、相談や試し切りも可能です。
(※事前にお問い合わせが必要です)
住所 | 〒915-0873 福井県越前市池ノ上92-5-6 |
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電話番号 | 0778-43-6020 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 |
第2・第4土曜、日曜 |
この機会にぜひ、一生使える相棒として龍泉刃物のパン切り包丁を迎えてみませんか?
※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。
最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。