放送後にさらに詳しく話をうかがうと、
「誰もが認める実績なんてなくても、
自分のクセとか好み、欠点とかの専門家になる、
つまり自分で専門分野をつくればいいんです」
「自分で決めた分野だから、それなりに詳しく話すことができるだろうし、
誰もが認めるガチな専門分野だと、上には上がいてきりがない。
どこまで行っても自信なんてつきません」
「べつに『そんなの専門家じゃないじゃん!』って言われてもいいと思ってます。
ただの笑い話で済むし。
それよりも、『この人は普段こういうことを考えてるんだ』ということが
相手に伝わって、少しでも興味をもってもらうことが大事なんです」
誰もが認める実績を得たり、資格を取得したりといった、
「競争に勝つ」ということがなくても人前で何かを語ることができる。
「いつも自分が悩んでいることや、
つまづいていることを専門分野と称してオープンにして、
そういった自分のクセや関心のあることを人前で話すという経験を、
積んでいくといいと思いますね」
ちなみに若新さん自身は、
東京で出演しているとある番組で「マザコンの専門家」を自称していました。
その回は大好評だったとか。
今回の変点観測いかがだったでしょうか?
たしかに、何かものすごい準備をしないと人前で語れない感じがしてましたが、
自分の普段の悩みなら、「悩み」というくらいなので、
ほかのことよりもちょいと詳しくおもしろく語れて、
相手の興味を引けそうな気がします。
んん~、なんだか希望がわいてきましたぞ!
そこで、編集部Kは考えました。
自分はいったい何の専門家だろう、と。
発表します!
わたしは、これからは「モノを溜め込む専門家」を自称しようと思います。
無駄遣いする、ものが捨てられない・・・
ついつい部屋にモノが増えがちで、実はけっこう悩んでいたりするのです。
巷で流行ってるとかいう、
「コンマリメソッド」のお世話にならきゃいけないのかもしれません(笑
僕はガシャポン系のトイが大好きで、
「これ玄関先に飾ったらカッコよさそう!」とかって、
ついつい買ったりしたり。
この前取材で浜辺にいった時、
「動物のフィギュアと一緒に飾ったら、おしゃれかも!」
と、もくもくと流木を広い集めました。
などなど、自分の専門家エピソード、考えただけでけっこう出てきますね。
書いててけっこう楽しんでいたり。
こんな感じで人前で話すことが堂々と、そして楽しくなるのかもしれません。
皆さんは何の専門家ですか?