越前市の「今立現代美術紙1300年展」で、和紙アートに触れてきました。 5月13日まで!

越前市の「今立現代美術紙1300年展」で、和紙アートに触れてきました。 5月13日まで!

こんにちは、ふーぽ編集部のゆきもりです。

和紙の神さまを祀るといえば、福井県越前市の岡太・大瀧(おかもと・おおたき)神社。今年は1300年大祭ということで、地元、越前市今立地区の越前和紙の里のみなさんが盛り上がっていますね。

その今立地区で、1979年から始まった和紙アートの国際公募展、「今立現代美術紙展」も今年で30回目。

大祭と合わせて、今年は「今立現代美術紙展1300展」が開かれているとのことで見に行ってきました!

メインの会場は、越前市今立地区にあるいまだて芸術館。


会場には、国内外から寄せられた和紙に印刷した写真や、立体造形など100点余りの作品がずらりと並んでいます。

入館して、まず目に飛び込んできたのは、箱舟のような大きなインスタレーション作品。まるで空中に浮かんでいるかのようで、圧巻です。

こうあらねば、という常識を超えて、自由な感性で作られた作品は、見ているだけで楽しい気分に。和紙っていろんな表現ができる素材なんですね!


なかでも、ゆきもりのお気に入りは、コチラの作品。

大きな樹木のような、和紙のインスタレーション。

幾層にも重なった和紙をかき分けて中へ入ると、中央部でオーガンジーのように薄く、柔らか~い感触に包まれます。

最上級の越前和紙「鳥の子」って、触るとこんなに心地よいものなんですね・・・・。


しばらく立っていると、和紙がふわりと体にまとわりつき、上へ上へと上がっていく現象が。

湿度と熱に反応しやすい和紙の特性を身をもって感じられる、体験型のインスタレーションなのでした。



「今立現代美術紙展」は、いまだて芸術館のほか、周辺の大瀧町のあちこちの民家でも作品を展示しているということで、すこし足を延ばして、場外展示を見に出かけてみます。


岡太・大瀧神社の近くの「記憶の家」へ。古民家がまるっと展示会場になっています。



おばあちゃんちのような、どこかノスタルジックな部屋のあちこちにポップで可愛い襖や照明が。床の間に飾られているのは、人間国宝、岩野市兵衛さんの漉いた和紙と聞き、思わずまじまじと見つめてしまいました。

「記憶の家」は期間中、お休み処になっているのでここでまったりとくつろぐのもいいですね~。



階段を上ると、2階は更に素敵でした。


越前和紙に魅せられた、アメリカ出身福井在住の紙漉き職人、ニコラス・クラディスさんの作品。

じっくり腰を落ち着けて鑑賞するための座布団が用意されていますよ。


長田和也さんの作品は、どこかファンタジック。和紙の国のアリス気分でくるくる作品の中を彷徨ってみました。



今回ご紹介したのは、全作品のほんの一部。いまだて芸術館では、展示会場のマップを配っているのでゲットを!

展覧会は
5月13日(日)まで

新緑の和紙の里を歩くのは、とても気持ちがいいですよ~。ぜひ、お出かけください!

いまだて芸術館

福井県越前市粟田部町11-1-1
10:00~17:00(入場は16:30まで)
一般500円、中学生以下200円

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

雪森
writer : 雪森

神出鬼没に福井の「あら、すてき」「これ、いいんじゃない?」スポットをすり抜けます。過敏なジャンルはファッション、バブリーな人やモノ、昭和の残り香、フランス、からだによいこと系。
いつか、ふーぽ海外取材をしたいともくろんでいます。

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