「こだわりの服作りを通して、多くの人に幸せを感じてほしい」 / HBNS(ハバノス)デザイナー 水戸部昭夫さん【ふくい人に聞く】

「こだわりの服作りを通して、多くの人に幸せを感じてほしい」 / HBNS(ハバノス)デザイナー 水戸部昭夫さん【ふくい人に聞く】

HBNS(ハバノス)デザイナー
水戸部昭夫さん

若者に人気のアメカジブランド「HBNS(ハバノス)」オーナーデザイナーの水戸部昭夫さんは、幼少期から高校までを福井県敦賀市で過ごしました。

2018年夏には「ニューヨーク・メンズコレクション」に初めて公式参加し、ブランドも新しい展開を見せています。


「HBNS(ハバノス)」は、ワークやミリタリー、サーフテイストを感じさせるアメカジブランドで、主に若い世代からの支持を集めている。

2018年7月にニューヨーク・メンズコレクションに初めて参加した。

「現地では、ファッションが特別なものではなく文化として街の中に日常として根付いていると感じましたね。自分の服づくりの根底には、そんなアメリカへのリスペクトがあることを再認識できました」

ブランドのプレゼンテーションの様子は、ニューヨークタイムスやロイターなど大手メディアにも取り上げられた。

「HBNS」は、「HABANOS」の略表記。キューバ産の葉巻の中でも生産本数が制限される最高級銘柄が名前の由来であり、「最高の職人による徹底的なこだわりのモノづくり」をコンセプトとしている


昔から野球少年で、敦賀気比高校時代は野球部の練習に明け暮れた。その頃にファッションに関心を持ち始め、人気雑誌に掲載されているショップをチェックしては、電車に乗って大阪まで服を買いに出かけていたという。
 
「自分なりに精一杯オシャレな恰好をして、田舎道で自転車を乗り回していました(笑)。だけどファッション関係の仕事に就くなんてことはまったく考えていませんでしたね」
 
卒業後に専門学校に進み首都圏に住み始めたころ、「自分もファッション誌に出たい」という思いだけで、電話帳に載っている出版社に片っ端から電話した。そんな行動を面白がってくれたある編集部から声がかかり、スナップや読者モデルの扱いで雑誌に載るようになっていった。そのうちにファッション関係者と交流が生まれ、自身でもTシャツなど服のデザインや販売を始めるようになる。
 
しかし30歳を迎えた頃、「ビジネスに必要な営業力や知識をちゃんと身につけたい」と、突如として通信機器商社の営業マンに転職。2年間で好成績をあげて自信を付けた後にファッション業界に戻り2005年、自ら会社を設立しブランド「HBNS」を立ち上げた。

2018年夏に参加したニューヨーク・メンズコレクションの準備の様子。当日、オーダーしていたシューズが時間までに届かず、モデルが裸足で出演することに。「そ ういうトラブルも含めてすごく楽しめたし、収穫もいっぱいありましたね」


デザインや素材などで自身の徹底したこだわりを前面に打ち出した服作りを続け、アイテムを増やしながら一歩ずつブランドを成長させてきた。

「服飾に関する専門的なキャリアがないのに、この厳しい世界で生きてこられたのは、本当に周囲の助けがあったおかげだと思っています」

今回のニューヨークコレクション参加の話も、そんな縁から生まれたものだという。

最近、3歳と6歳の子どもたちと過ごす時間を最優先に考えながら仕事と向き合うようになった。いつの間にか服作りへの意識が変わってきたという。

「今までは、分かる人にだけ分かってもらえばいいという思いで“とんがった”服を作ってきました。だけど、もっと多くの人に気軽に着てもらって、幸せな気分になってもらえる服もいいかなって」

この思いが、HBNSの新たな展開につながると予感している。

水戸部昭夫(みとべ・あきお)

1973年、東京都生まれ。父親の仕事の都合で2歳ごろに福井県敦賀市へ。
敦賀気比高校卒業後、関東の観光専門学校に入学。ファッション誌モデルなどを経てアパレル業界に入る。2005年に有限会社ウォールナインを設立しブランド「HBNS(ハバノス)」を立ち上げた。2018年夏、NYメンズコレクションに参加し注目を集める。

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

ふーぽインタビュー
writer : ふーぽインタビュー

こちらもクリック!情報いろいろ

編集部おすすめ

新着の記事

あわせて読みたい

キーワード検索

おもしろコンテンツを発掘しよう!
過去の読みものをシャッフル表示

人気記事ランキング

人気記事ランキング

ページ上部へ
閉じる

サイト内検索

話題のキーワード

メニュー閉じる