災害発生時の行動

災害発生時の行動

災害発生時のとっさの行動が自分や家族の安全を守ってくれます。

反対に命取りになる行動を取らないように気をつけましょう。

災害発生

まずは身の安全を守る
・危ない箇所に近づかない
・揺れが収まるまで動かない
・地震の場合ダンゴムシのポーズで頭(延髄)を守る
・クッション、レジカゴ、カバンなどその場にあるもので頭を覆う
・小さなお子さんがいる場合、膝の間に頭を入れ上から覆いかぶさる

 

発生直後

二次災害を防ぐ
・揺れが収まったら、火を消す、ガスの元栓を閉める
・火災が発生していたら消火活動を行う(※油には消火器を使う)
・通電火災防止のためブレーカーを落とす
・出口を確保/高台など安全な場所へ移動
・ラジオなどで正確な情報収集をする

 

発生後

避難先を決める

【避難所にいく場合】

・非常持出袋をもち、ヘルメットや動きやすい服装、安全な靴で移動。(水害の際はカッパも着用)
・戸締りをして、必要なら行き先を記して行く。

 

【自宅避難の場合】

・断水前にお風呂やバケツなどに水を貯める。マンションなどの場合、断水していなくても停電で水が出ないことも。

 

〜POINT〜
台風や大雨などあらかじめ予報があるものは、不要不急の外出を控え、「予防的避難(日中に 避難所に移動する)」を心がけましょう。
絶対に海や川、田んぼの用水路に近づかないこと!

〜防災一口メモ〜
◆通電火災とは?  
停電後に、電気が再開した時、倒れたストーブや傷ついた配線が原因で火災になること。
阪神・淡路大震災では地震の8日後に火災が発生したケースも。
住民が避難している時に通電火災で出火すると、初期消火を行う人がいないため、大規模火災につながる恐れがある。
避難の際、ブレーカーは必ず落としましょう。


◆火災を防ぐためには?
避難先から戻ってブレーカーをあげる前に、家電製品やコードに傷がないか確かめてから使用するようにしましょう。また、通電火災だけでなく、災害後すぐにライターやろうそくなど火をつけることは避けましょう。
ガス漏れから引火する可能性があるためです。

 

NG行動6選

災害時についついやりがち!?な行動を集めました。 改めて身の回りの人に知っているか確認しよう!

車での避難

「車の自動ブレーキ機能が働き、冠水した道の真ん中で車が止まってしまった」(H2九州北部豪雨の声より)

車は約20cmの冠水でエンジンが止まってしまいます。

また渋滞に巻き込まれる危険性、緊急車両の走行の妨げになることから、災害直後の避難は原則徒歩で行いましょう。

 

トイレに避難

ひと昔前までは、地震がおきたらトイレに逃げろ。と言われていましたが、最近はトイレの柱が必ずしも強くない住宅が増えています。

閉じ込められるリスクもあるので、一般的には家具などが倒れてこない部屋や玄関に逃げるのがよいとされています。

 

くみ水で汚物を流す

断水している原因がわからないままくみ水でトイレを流すのは危険です。

地震などの災害で、排水管や下水管が破損して断水することがあります。

特にマンションでは下の階のトイレに逆流することも。

管理会社や自治体に確認してから流しましょう。

 

エレベータからの脱出

エレベーターに閉じ込められた際、天井部分の通気口を開けたり、中から強引に扉をあけようとするのは厳禁です。

安全ロックがかかったり転落の危険性があるためです。

万が一閉じ込められたら全階のボタンを全て押し、インターホンで外部と連絡をとるよう試みましょう。

 

野次馬行動

近年、動画投稿サイトなどで、災害時の様子を撮影してアップする人も増えましたが、中にはかなり危険な状況に見えるものもあります。

災害時には予想外のことがたくさん起きます。

そのような中で、守れるはずの命が危険にさらされないようにしましょう。

 

外出先から家に帰る

東日本大震災の際、帰宅困難者が歩いて家に帰ろうとし歩道に人があふれました。

人が一度に移動すると救急車両の妨げになり、火災などの二次災害に巻き込まれることも。

むやみに移動せず会社や周辺の避難所にとどまりましょう。

 

〜防災一口メモ〜
◆車での避難
車での避難は原則禁止ですが、津波からの避難の際は距離が遠い場合など、車での避難が有効な場合があります。

内閣府などの調査では、東日本大震災の際、およそ57%の人が車で避難していました。
そこで、国は津波からの避難は原則徒歩としながらも、「やむをえず車を使用するときは十分注意しながら運転すること」としています。

車は第二の避難所にもなりうることから、安全に有効活用したいものです。

また、車を運転中に災害が起きた場合は、ゆっくり左脇に寄せ、キーをつけたままロックをせずに車を乗り捨ててでも安全を優先して逃げましょう。

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

UP編集部
writer : UP編集部

「今の生活をよりよく」を目指し、ひとつのテーマを深掘りした1年保存版のフリーペーパー「UP」を発行しています。

嶺北10市町と連携制作し、各支町の行政施設等にも紙媒体を設置しています。

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