今回のテーマは「お庭」、作品の多くに可愛いお花が描かれ、ギャラリー内はとても「はなやか」です。
本展では、四季を彩る草花を描いた作品をピエゾグラフで展示するほか、写真や資料からちひろの庭のようすも紹介します。
また、新幹線開業記念特別企画として、中庭に展示作品「はなぐるま」をイメージしたディスプレイを設けました。
主催者からのコメント
開催日 | 2024/3/15(金) 〜 2024/6/3(月) |
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開催時刻 | 10:00~16:00 ※火曜日休館 |
開催地 |
「ちひろの生まれた家」記念館 |
住所 | 福井県越前市天王町4-14 |
URL | |
料金 | 一般300円 ※高校生以下無料 |
お問い合わせ |
「ちひろの生まれた家」記念館 0778-66-7112 |
※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。
※天候や主催者様の都合により、内容等が変更または開催が中止となる場合がございます。
最新情報は公式サイト等でご確認ください。
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素どおしのガラス戸から、やわらかい緑や花の色が見えると、もう私は仕事どころではなくなり、すぐ庭にでてしまう。
― いわさきちひろ 1971年 ―
ちひろが22年間を過ごした練馬区下石神井の自宅の庭には、40種類もの植物が植えられていました。
チューリップやパンジーなど季節の花が彩る花壇、ツルバラのからむバラ棚やフジ棚があり、春には足元にピンクと白のシバザクラや濃い紫のスミレが可憐な花を咲かせました。
ちひろは、自ら丹精して草花や樹木を育て、アトリエや食卓にも花を飾って楽しんだといいます。
花を愛するくらしぶりは、種苗屋に生まれ博物(生物)と家事の教師で園芸好きだった母・文江の影響もあったのでしょう。
庭はまた、幼い息子の格好の遊び場でした。身近な草花や子どもたちは、ちひろの絵のイメージの源泉となり、作品のなかに登場しています。