加賀市山中温泉の「加賀依緑園(かがいりょくえん)」。文人墨客に愛された名邸。加賀の粋を一堂に集めて。

加賀市山中温泉の「加賀依緑園(かがいりょくえん)」。文人墨客に愛された名邸。加賀の粋を一堂に集めて。

こんにちは、ふーぽ編集部の雪森です。

心と身体を豊かに満たす、ちょっと贅沢(リュクス)な大人時間を編集部がガイドします。

今回ご紹介するのは、加賀市山中温泉にある「加賀依緑園(かがいりょくえん)です。

文人墨客に愛された名邸。加賀の粋を一堂に集めて。


加賀前田家のみに許された群青の壁が美しい御殿。椅子は別荘時代のものを修理し、再利用している

加賀・山中温泉を代表する老舗旅館「よしのや依緑園(いりょくえん)」。

「ゆげ街道」をはさんだ向かいに同館の第二別荘があり、1947年に昭和天皇が滞在されたほか、川端康成や山本周五郎、吉川英治など作家らが執筆のために長期滞在したことで知られています。

 

御殿では「御菓子調進所山海堂」製の生菓子と抹茶を山中漆器「我戸幹男商店」の器で楽しめる。税込800円(要入館料)

迎賓館としても使われていましたが、近年は老朽化が進み無人の館に。

約2年をかけて大規模な改修工事が行われ、2024年春に観光施設「加賀依緑園」として再び門戸が開きました。

吉田茂が首相に佐藤栄作を指名した「山中会談」が行われた貴賓室

園内は山の斜面に沿って建物が連なり、廊下を渡って回遊式に各部屋を鑑賞するスタイル。

明治時代の近代和風建築の佇まいはそのままに、ラウンジには800年にわたる旅館の歴史資料が展示されているほか、貴重な「金唐革紙(きんからかわかみ)」の壁紙が残る貴賓室や、群青の壁に彩られた御殿、新設された現代工芸作品のギャラリーなど、加賀の美術工芸の粋を凝らした空間が広がっています。

庭には四季を通して日本画のような景色が広がる

庭園デザイナー・烏賀陽(うがや)百合氏が手掛けた庭を望みながら一服のお茶をいただけば、風雅の極みに。

かつてこの場所を愛した文豪たちと、同じ境地に至るかのようです。

加賀依緑園(かがいりょくえん)

石川県加賀市山中温泉南町ロ87-1 
☎0761-71-2683
【営】10:00~18:00(入館は17:30まで)
【休】木曜(祝日は開館)
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入館料税込600円(団体税込490円)

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ふーぽ編集部
writer : ふーぽ編集部

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