このエッセイで何度も書いてきて「また!?」と思われるかもしれませんが、三方を海に囲まれ、海岸線の長さが全国2位を誇る長崎県。
もはや、海があるのは当たり前と言ってもいいくらい、歩いてたら海。ドライブしてたら海。といった感じで、常に海をそばで感じることができます。
そんな県民にとっての海の楽しみ方。
真っ先に思い浮かぶのは、「プール感覚で海に行く」!
これは完全なる私調べですが、夏の会話の定番フレーズ「プールに行った」より、「海に行った」のほうが、圧倒的に聞きます。
県庁所在地の長崎市(長崎駅からすでに海は見えてる)からでも、車を少し走らせれば海水浴場に着くくらいですから、住んでいる場所によっては、プールに行くより海のほうが近い、ということも普通にありえます。
しかも、大阪出身の私は最初かなり驚いたんですが、海がとんでもなくきれい。
沖縄にも引けを取らないのではないかと思うくらい、透き通ったエメラルドグリーンの海。
こんな美しい海がそこらじゅうにあるなら、そりゃー海で泳ぐわな!と納得します。
そして、誰もが、自分のお気に入りの海を持っている(気がする)。
有名な海水浴場だけでなく、地元の人しか知らないようなプライベートビーチもあって、「あそこの海がオススメ」なんて会話をひと夏に一度はします。

ひと夏に一度は必ず行く、私のお気に入りの海。
長崎県の周囲には東シナ海、橘湾、大村湾、有明海など、様々な海域が存在し、そこにはそれぞれ異なる表情が。
特に「琴の海」と呼ばれる大村湾は内海のため湖のように穏やかで、眺めているだけでも癒やされます。
オーシャンビューを生かした海沿いのお店もたくさんありますよ。
それから、長崎に来て思ったのは、海と打ち上げ花火がだいたいセットになっている。
大阪では「〇〇川花火大会」みたいなのが多かったですが、長崎の夏祭りは海辺から打ち上げ花火を見られるものが多い(気がする)。
これを書いていたら、水遊びに花火に、海が長崎の夏の思い出を演出してくれてるんだなぁ~と、ありがたい気分になってきました。
今年の夏も、海のおかげで、長崎でたくさんの思い出が生まれたんだろうなぁ。ありがとう、海!