「ながさきプレス」さんからいただいたお題は「わが街のニュース!」です。
このエッセイが各媒体で公開される頃には、和歌山県串本町より2月25日(水)に発射されるカイロスロケット打ち上げのニュースが世界中を駆け巡っていることでしょう。
「おいおいフラグ、立ててんじゃねーよ!」やって?
いやいや今回は大丈夫!民間ロケットによる宇宙への第一歩は必ずや成功すると信じて、本題へ。
個人の見解ですが、昨年のわが街のニュースは、県内初出店のラーメンチェーン店「山岡家」だと思います。
1月のオープン当初から3カ月くらいは午前9時頃にはすでに行列が!
(近隣住民である私調べ)
ちなみにYahoo!検索大賞2025都道府県部門で和歌山県第1位の検索ワードが「山岡家」だったそうで、今も客足が途絶えていません。恐るべし。
そして時は2026年。春を間近に街はまだのんびりとしていますが、今後ブームの兆しが見受けられるような、いや、ブームになってほしい観光地を紹介します。
それは『和歌山城』です!

「いやいや、最新ニュースちゃうやん!」と、そっぽを向く人がすでにちらほら…。
途中下車してもいいので、しばしおつきあいくださいませ。
紀州徳川家の居城として有名な和歌山城ですが、築城したのは徳川家ではありません。
豊臣秀吉の弟にして、現在放送中の大河ドラマの主人公・豊臣秀長(当時は羽柴姓)その人なのです。
一般的にドラマや映画が製作されると、各地で同じようなムーブメントが起こると思うのですが、和歌山でもこの流れに乗っかって、豊臣関連のプロジェクトがいくつか始動しています。
そこで近い将来、エッセイ読者の皆さまに遊びに来てもらえる期待を込めて、市民のシンボル・和歌山城の見どころを紹介します。

天守閣からは和歌山市街が見渡せます
お城にまつわる歴史や沿革などは日本史の教科書を読んでいただくか(マイナーすぎて掲載されていないかも)、ネット検索していただくとして(指に負担かけてすみません)、
まずは豊臣にゆかりのあるトピックから。
いきなりマニアックな方向から入りますが、石垣のお話です。
豊臣家が関わった時代に積まれた石垣の特徴は「紀州の青石」と呼ばれる緑色片岩を中心とした自然石をそのまま積み上げる「野面積み」です。
自然の石をほとんど加工せずに積み上げた石垣で、築石同士の隙間が大きくて凹凸が目立ちます。

天守台石垣。戦争により天守は焼失しましたが、基盤である石垣の大部分は奇跡的に残ったそうです
天守を支える石垣は、築城時に積まれた和歌山城のなかで最も古い野面積みと考えられていて、あちこちに石塔や石仏なども見られます。

城内各所に野面積みの石垣が点在しています
時代ごとの積み方の技術や多様な石材が混在しているのが、和歌山城築城の大きな特徴といえます。
石垣から時代の変遷をたどってみるのも面白いですよ!
ちょっとお堅いお話が続いたのでライトなトピックを。
和歌山城の敷地内には大正時代に開園した動物園があり、なんと無料で入園できます。
門をくぐるとペンギンや鹿、馬などのんびり系の動物たちがお出迎え。
随所にスタッフさんの愛情が込められた手づくり感あふれる園内でほっこりできます。


徳川八代将軍のお名前をつけられたお馬さんもいます(笑)
夜には城内をカラフルに照らすライトアップイベント「和歌山城 光の回廊」が楽しめます。
四季ごとに入れ替わる幻想的な輝きをもとめて、夜空の下で城内を散策する人たちが増えました。
(来年度やっていなかったらすみません)


お城のアイドル的存在「虎伏像」もメイクアップ
コンサートホール「和歌山城ホール」の開館や商業施設のリニューアルなど、かつての城下町は令和の時代に変化を遂げています。
爆発的なブームとはイマイチ縁のない和歌山市ですが、歴史を重んじた暮らしよい街へと少しずつアップデートしています。
ぜひ和歌山城に遊びに来て、皆さんで一大ブームを巻き起こしてください!
(他力本願かよ)