「創作を楽しみながら、ガラスのファンを増やしたい。」敦賀市にある福地ガラス工房のガラス作家・福地明子さん【嶺南こんにちは通信】

「創作を楽しみながら、ガラスのファンを増やしたい。」敦賀市にある福地ガラス工房のガラス作家・福地明子さん【嶺南こんにちは通信】

こんにちは、ふーぽ編集部です。

嶺南在住クリエイターがいま会ってほしいローカルピープル情報をお届けする【嶺南こんにちは通信】

今回は、敦賀市にある福地ガラス工房のガラス作家・福地明子(ふくちあきこ)さんです。

お気に入りの嶺南スポットも教えていただきました。

創作を楽しみながら、ガラスのファンを増やしたい。

田園風景を見渡す敦賀市金山の一角に、夫婦で営む「福地ガラス工房」があります。

一見、工場のような外観のアトリエに入ると、ガラス作家・福地明子さんが手作りした食器や花器などが並んでいます。

 

福地さんがガラスの魅力と出合ったのは20数年前。

敦賀市の会社でイラストを描く仕事に就いたばかりの頃、滋賀県の工房で初めてガラス作りを体験しました。

 

「一瞬で形を変えるガラスの、思い通りにならないところに魅了されました」。

技術を習得しようと、休日ごとに通い続けるうちに、一念発起。

会社を辞めて、石川県や岐阜県の工房などで4年間修業を積んだ後、敦賀市に戻り、「福地ガラス工房」を営んでいた先輩作家の夫と結婚しました。

バーナーでは主にアクセサリーを制作

工房にある窯は夫が制作したもの。

1300度にまで達するその中には、真っ赤に溶けたガラスの塊。

ピンと張り詰めた空気の中、福地さんは、黙々と吹き竿の先端に巻き付け、息を吹き入れながら風船のように膨らませて形を整えていきます。

 

「食器は日常的に使うものだから、厚みや手に取った時の重みなど、使って心地よい仕上がりを目指しています」。

一番こだわるのは透明度で、そのためにガラスの性質を決める原材料も調合します。

独自のシルエットや味わいは手作りの鉄型で生み出しています。

創作活動で何よりもうれしいのは、購入したお客が作品を日常的に使ってくれること。

「またいい作品を作ろう」と励みになるといいます。

 

「ガラスの美しさや透明感、質感などの魅力を多くの人に伝えたい」という想いから、工房では作品を販売するほか、老若男女が気軽にガラスに触れられる体験教室も開催しています。

また、定期的に市内外のクラフトイベントに出店しています。

「おはじきコップ」は、吹きガラスならではのあたたかみのある柔らかいフォルムと飲み口の良さが魅力

最近は、イベントなどを通じて、地域のクリエイターとの出会いが多く、創作活動の刺激になっているそう。

「敦賀にものづくりを楽しむ人が増えてきて、これから面白くなりそうです」と声を弾ませます。

福地さんのキラキラした笑顔から放たれるポジティブなエネルギーは、ガラスだけでなく、その作品を使う人の日常も輝かせてくれそうです。

福地ガラス工房

福井県敦賀市金山24-9-1
☎0770-22-9106
【営】10:00~16:00 ※体験は要予約
【休】不定休
Instagram

 

 

お気に入りの“嶺南”スポット

お茶とハーブの店 茶蔵のフルーツティー【敦賀市】
福地さん

気さくで明るい夫婦が営む素敵なお店です。

オレンジや桃、梨などその時々の旬のフルーツを使ったアイスティーが大好き!

作品作りの後だと一気飲みしちゃいます。

ほんのり甘く、爽やかな味に癒やされます。

 

お茶とハーブの店 茶蔵(ちゃくら)

福井県敦賀市木崎51-38-1
ホームページ

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writer : ふーぽ編集部

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