福井県小浜市で「ゆるゆる」気ままに夏旅。海辺の宿やおすすめ観光スポットを紹介。

海色に染まる、極上の休息時間。

目の前に広がるオーシャンビューに思わず息をのみます。

小浜市阿納（あのう）の「若狭佳日」は、旅館をリノベーションしたホテル。

大浴場だった場所を改装した「離れ」の4階「グランスイート」からは、エメラルドグリーンの海と青い空、山々の緑が一望できる開放的な空間が広がります。

食事は地元小浜の新鮮な食材がたっぷり。

4～10月まで提供されるコース「若狭の松竹梅」は、若狭ぐじを自家製のタレでじっくり焼き上げた「若狭焼」をメインに。

うろこのサクサク食感とふっくらとした身のバランスが絶妙な「松笠揚げ」のほか、若狭の旬のお造りや生と炙りの鯖寿司など、海の幸づくし。

最後は若狭焼をぐじの出汁でお茶漬けにして、余すことなく味わえます。

刻々と移りゆく海と空の表情が、食事の時間を心地よく演出してくれます。

敷地内にはテントサウナがあり、水風呂も完備。

日々の喧騒から離れ、大自然に囲まれながら心も体も「整う」時間は格別。

波や木々の音に癒やされながら過ごす時間は、いつまでも記憶に残る思い出になりそう。

アクアブルーの海を水上散歩。

矢代海岸は若狭湾でも有数のSUP（スタンドアップパドルボード）スポットの1つ。

ボードやライフジャケットなど一式レンタルできるSUPツアー（1人2時間税込6,500円）は、インストラクターによるレクチャーで、初心者も気軽に水上散歩が楽しめます。

ビギナーOK。手ぶらで釣り体験。

穏やかな阿納地区の海上釣り堀には、養殖マダイを中心に放流され、手ぶらで海釣りを楽しめます。

初心者に人気なのは、釣った分を持ち帰れる小鯛釣り放題（1人1時間税込3,800円）。

仕掛けを投入し水面をのぞき込むと、またたく間に魚が集まり心が躍ります。

魚の重みが竿に伝わり、躍動感溢れる魚の引きに思わず夢中になります。

若狭湾と融合する日本の原風景。

海風を感じながらドライブを楽しめる国道162号線。

海沿いの斜面に現れるのは、約100枚の水田が並ぶ「田烏の棚田」。

若狭湾を背にし、時間帯によって四季折々の自然美を映し出します。

夏は緑鮮やかな稲穂のじゅうたんが風に揺れ、爽やかな景色が広がります。

朝日や夕日で赤く染まる風景は、どこか懐かしく、郷愁を感じさせます。