最近気になる福井のフラワーショップ。個性的なスタイルや 新しい取り組みで“花のある暮らし”を提案。

2店目となる福井店は “都市型の生花店”が目標。

オーナーは都市部の市場まで出かけて福井では入手しにくい花を仕入れたり、「花の持つストーリーを大切にしたい」と、県内外の生産者のもとに通います。

カジュアルフラワーを中心に40〜50種を揃えた花は、フラワーキーパー（冷蔵庫）に入れずに並べ、客が好みの花を組みながら歩く都会的なスタイル。

花器には花の名前と価格が分かりやすく書かれ、飾る場所や贈る相手を想像しながら自分のペースで選べます。

いつも2〜3名のフローリストが控えているので、アドバイスが欲しいときや花束などオーダーももちろんOK。

「花のある生活は心を豊かにしてくれる。お客様主体のこのスタイルで、部屋に花を飾ることが習慣になれば嬉しいです」。

花を買うだけでなく、忙しい毎日にホッとできる空間にしたいというオーナーの想い通り、花の香りと彩りに包まれた空間でリフレッシュし、元気をもらえそうです。

旬の花を中心に常時30種類ほど並ぶ花はどれもフォトジェニックで思わず目移りしてしまいそう。

なかでも人気を集めているのが、漆黒のカラーや神秘的な深いブルーのバラ、カフェラテのようなチューリップなど、県内では珍しい繊細な花弁の花たち。

オーナーの髙橋智子さんは「存在感のある花が多いので、1輪飾るだけでも気軽にインテリアに取り入れられます」と笑顔で話します。

もともとは加工上どうしても出る短い切り花を楽しんでもらうために武生楽市店で試験的にスタートしたサービスでしたが、人気を呼び、約1年半で利用者が全店舗累計4千名を突破。

毎回2〜3本と初心者でも取り入れやすいサイズ感や、仕事や買い物帰りに花を持って帰れる気軽さが人気の秘密です。