追分の池は、福井市西部に位置する大芝山(標高455m)にある池です。
追分の池に建てられた案内看板によると、別名「鴨だめ」と呼ばれ、冬は鴨たちの休息所になっているそうです。
撮影に行った日は、雪が降った2日後だったため、道路に雪が残っていました^^
▲雪が残る追分の池へ続く山道
雪道には轍ができていたので、その上を車が走るように意識しながら、無理をしないように、ゆっくり安全運転で池まで向かいました。
途中、シカやウサギと思われる特徴的な足跡が見られました!
この冬は雪が少なく、このような足跡を観察する機会が少なかったので、シカがトコトコ、ウサギがピョンピョン、しているところを想像して、嬉しくなりました^^/
▲シカと思われる足跡
▲ウサギと思われる足跡
追分の池へ向かう途中、視界の開けた場所がありました。
そこから東の方角を見渡すと、街明かりが、まるで光の海のようでした。
▲追分の池へ向かう途中、南東方向の眺望
さそり座の一等星アンタレスが、光の海から昇ってきていましたよ。
▲追分の池の空き地
追分の池の前には、広場があります。
広場のあちこちに、雪が解けてできた水たまりがありました。
その上を、長靴を履いて、ザクザク、バリバリ、音を立てながら歩きました。
寒かったので、氷が張っていたようです。
子どものころ、長靴を履いて水たまりに入って楽しかったことを思い出しました。
皆さんの子どものころは、そんな遊びをされたでしょうか。
▲追分の池の夜
車を降りて池に近づくと、池で休んでいた水鳥が慌てて飛び立つような音が聞こえてきました。
鳥さんたちを驚かせてしまったようで、申し訳ない気持ちになりました。
気を取り直して、そっと撮影したのが、上の写真です。
西の空に、ぎょしゃ座のカペラが輝き、池の水面に映りこんでいました。
風が無かったことが幸いしました。
星空風景の写真を撮っていると、空振りに終わることは、少なくありません。
でも、綺麗だなぁと思える瞬間に出会えると、本当に嬉しくなります。
皆さんにとって、大切な瞬間はあるでしょうか?
上手くいくことばかりではありませんが、自分の大好きを続けていきたいですね!
▲池の周りの林で見上げた北斗七星
▲帰り道に見つけたおりひめ星
~星空観察のときに気をつけたいポイント~
■安全管理:昼間の内に、危険な場所、立ち入ってはいけない場所がないか確認しましょう。また、山へ行く場合には、クマよけの鈴やオーディオなど、音の出る物を身に付け、複数人で行動しましょう。
■ライトの使用:星の観察・撮影をしている人がいたら、ライトの使用は必要なときだけ。
■ゴミは必ず持ち帰ろう。
■民家などが近くにあるときは、大きな声など出さず、夜間はお静かに。
マナーを守って、星空を楽しみましょう^^/
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※紹介している写真は、星が見やすいように画像処理をしています。そのため、実際に人が見た星空とは異なります。
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