初心者向けピンホールカメラのすゝめ!ノスタルジックな雰囲気に浸ろう

初心者向けピンホールカメラのすゝめ!ノスタルジックな雰囲気に浸ろう

こんにちは、ふーぽ編集部です♪

みなさん、「ピンホールカメラ」ってご存知ですか?普通のカメラと違い、レンズを使わずに撮影するカメラのことをいいます。どこかノスタルジックな雰囲気の写真に仕上がります。

サッと撮れるデジタルカメラとは違い、時間も手間もかかるかもしれませんが、だからこそ魅力はたっぷり! 福井県は自然や人々など素敵な被写体にこと欠きませんからね。

今回はピンホールカメラの作り方や撮り方、現像の仕方など、ピンホールカメラの楽しみ方をお伝えします。

 

そもそもピンホール写真とは?

ピンホール写真とは、レンズを使わず、針で開けた穴から光を取り込んで撮影する写真のことです。

小さな穴に光が通ると、被写体が反転した状態で写し出される「カメラオブスキュラ」の原理を利用しています。露光時間が長く、ピントが遠近とも同等に合うのが特徴です。

ピンホールカメラにはファインダーもレンズもありません。こんな風に撮ろう、と思っても狙った通りにはなかなか撮れません。

撮りたい被写体にカメラを向けて、露光時間が過ぎるのを静かに待つ。

ピンホール写真は、その時の天気や被写体の状態に影響されるから、自分の意図とは違う風に写しだされることが多いのです。

自分以外の何かに委ねながら撮っている感覚があって、どんな風に仕上がるのかを想像するのがピンホールカメラの醍醐味です。

ピンホールカメラは、思い通りにならないからこそ、出来上がった写真を見る感動もひとしお。カメラの置き位置を変えてみたり、露光時間を延ばしてみたり。ピンホールカメラならではの、柔軟性のある“ゆるい”感覚が、思いがけない一枚を生み出すんですよ。

 

 

こちらの記事ではカメラ選びや撮影方法の基本などを解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

福井でいい写真を撮影したい初心者に送る! カメラと写真の基本の「き」。

さっそくピンホールカメラづくりにチャレンジ!

作り方は簡単です。 身近な材料を集めて作ってみましょう。

材料

・紙箱
・印画紙
・アルミ缶
・黒のビニールテープ
・黒のツヤなしスプレー
・定規
・カッター
・黒の油性ペン
・ルーペ
・ハサミ
・紙やすり
・まち針
・かなづち


作り方

①紙箱の内側を黒スプレーで塗り、蓋の中央部に1㎝角の穴をカッターで開けておきます。

②アルミ缶を3㎝四方に切り出し、中央部を紙やすりで削ります。(アルミを切る時は、手の保護のために、軍手の着用を忘れずに!

③ ②にペンで対角線を引き、真ん中に針を当て、かなづちで軽く叩いて穴を開けます。

④ アルミ板をルーペでかざして、穴(0.3mm)が開いているかどうかを確認しましょう。

⑤ ①で開けた穴の上に、アルミ板を被せ、黒テープで周囲を固定します。

⑥ 四方を留めたら、針穴を覆うシャッター用のテープを貼ります。

⑦ 光の入らない場所で箱を開け、中に印画紙をセットしましょう。

⑧ すきまから光が入らないよう、蓋の周りをテープで貼って出来上がりです!

 

いざ、撮影!!


針穴から印画紙までの距離と、天気によって、絞り値と露出時間が割り出せますよ。

◆絞り値の割り出し方


◆露出時間目安表(印画紙の場合)

 

現像してみましょう♪

浴室や押し入れなどを利用し、暗室を作り現像します。懐中電灯に赤いセロファンを巻きつければ安全光になりますよ。

①暗室の中で箱を開け印画紙を取り出します

②トレイに現像液(90秒)、停止液(30秒)、定着液(2分)を入れ、印画紙をピンセットで揺らしながら順に浸します

③水で洗い(5分)、ドライヤーを当てて乾燥させます

④新しい印画紙に撮影した面を貼り合わせて密着させ、光を当ててプリントします

⑤②~③を繰り返す

⑥乾燥させたら出来上がり!

※現像液、停止液、定着液はカメラ店のオンライン販売で購入できます

 

実は、一眼デジカメでもできちゃいます!

ボディキャップの中心に穴を開け、ピンホールを開けたアルミ板を取り付ければ、お手軽に一眼デジカメからピンホールカメラを作れます。カラーで撮影でき、現像の手間も要らないのがうれしいポイントです。


ぼんやりと甘いピントに、歪んだ輪郭。夢の中で見た景色のように、非日常感のある写真が撮れるのがピンホール写真の魅力です。

カメラ製作も現像も、すべて自分の手で。アナタもアナログなピンホールの世界のとりこになってみてはいかが?

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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writer : ふーぽ編集部

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