テーラーヨシダ・吉田大輔さんと「アイロン」【ふくいの人と道具】

テーラーヨシダ・吉田大輔さんと「アイロン」【ふくいの人と道具】

こんにちは、ふーぽ編集部です。

いろいろな職人たちの技を支えている道具たち。その道具への思いを、使い手にお聞きする「ふくいの人と道具」のコーナーです。

 

今回は、福井県敦賀市にあるテーラーヨシダの吉田大輔さんにお話を伺ってきました。


 

オーダーメイドのスーツづくりにおいて、アイロンは裁断から本縫いまでほぼすべての工程で使われます。

電気で暖めるので、放っておくとどんどん熱くなる。右にあるのは、ポンプ式の霧吹き

吉田さんが手にするのは、父親も使っていたという40年来の信頼できる年代物のアイロン


見た目以上にずっしりと重く、温度を調節するツマミといった気の利いた仕組みはありません。

口に含んだ指先を熱したアイロンの底に触れさせ、「ジュッ」と鳴った音の高さで温度を測ります


「構造がシンプルなだけに、長く使うことができるんです」と吉田さん。


家庭用のスチームアイロンと違い蒸気の出る穴もありません。

そのおかげで熱と圧力をまんべんなく布地に加えることができるそうです。

対話を重ねていくことで、採寸した胸囲や腰回りなどの数値からは見えてこないそれぞれの体の特徴を汲み取り、仕立て上げていく

英語で「ビスポーク(bespoke)」と呼ばれるオーダーメイドは、依頼人との対話の連続です。

他愛のない会話から始め、好みや人となりを窺がいます。


目の前のお客が見た目を重視しているのか、それとも動きやすさを求めているのか、見極めていきます

裁断し仮縫いしたものを着てもらい、また要望を聞く。


手直しする箇所があれば、糸をほどいてその度にアイロンがけをします

その手順を繰り返し、思いを聞き込んだ吉田さんには、仕立て上げたスーツがその人の雰囲気をまとうまでに感じられるといいます。

右が大輔さん、左は父親の育(はぐむ)さん

お客の中には、自ら事業を営んでいる人も多いと吉田さんはいいます。

「商談相手にスーツを褒められた、とお客様から言ってもらえたときがなによりもうれしい」と吉田さん。


時には見た目の印象が大きな武器となるビジネスの場面。

スーツへの賛辞は、信用を勝ち得たことの証です。

テーラーヨシダ

福井県敦賀市元町18-12
☎0770-22-1205

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※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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