シャリシャリ感抜群! 甘さたっぷりのスイカ【野菜ソムリエ旬だより】

シャリシャリ感抜群! 甘さたっぷりのスイカ【野菜ソムリエ旬だより】

こんにちは。ふーぽ編集部ともきです! 

地元福井で活躍する野菜ソムリエのみなさんが、旬の野菜や果物の栄養、保存方法、食べ方のポイントなどを教えてくれる、【野菜ソムリエ旬だより】。

野菜ソムリエコミュニティ福井とは?
野菜ソムリエの修了生が中心になり、ボランティアベースで活動する協会認定の福井の地域コミュニティ。スキルアップの勉強会や食育イベント参加など、修了生の交流と学びの場になっています。野菜ソムリエコミュニティ福井は約80名が活動しています。
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第21回目のテーマは「スイカ」

【⇒過去の連載はこちらから

大きくて、まばゆい真っ赤な夏のフルーツの王様と言えば「スイカ」

昔は、井戸水や風呂に水を張り、あまいかなー、冷えたかなー、いつになったら切るのか待ち遠しくてワクワクしたものです。

 

近年は大玉より小玉やカット売りも増えてきて、手軽に食べられるようになりましたね。

今回は、スイカのおいしい食べ方や、栄養と効能などをご紹介いたします♪

\今回の先生/
野菜ソムリエ
健康管理士
吉田 恵子さん

【プロフィール】

健康寿命をのばして、PPKな人生を過ごす為に! 
食事・運動・睡眠で笑顔のある生活が送れる事を伝えていきたいと日々活動中。
※PPK・・・亡くなる直前まで元気に活動するピンピンコロリの略称。



野菜ソムリエ
アスリートフードマイスター

森下わかえさん

【プロフィール】

食育を取り入れた子ども料理教室や毎日のお惣菜が得意。
野菜の新しい可能性を追及する「ベジラボ。」
毎日の美味しい笑顔を提供する野菜ソムリエユニット「うらめしや2」にて活動中。

 

 

スイカのいろいろ

スイカは「生きた水タンク」

 

スイカのふるさとはなんと、アフリカと言われています。

乾燥に強く、太陽が照りつける暑さが大好きなスイカ。

ちなみに、アフリカにはあまくないスイカがあり、水がわりや家畜の肥料、煮込み料理や、果肉をしぼって子どもを洗う水としても使われているそうです。

(スイカは「生きた水タンク」「スイカがあれば生きていける」ということばまであるとか)

 

 

主な栄養と効能

【期待できる効果】

  • カリウム・・・疲労回復・高血圧予防
  • βカロチン ・・・抗酸化作用・ガンや老化予防
  • ビタミンC ・・・美肌効果・しわ予防
  • シトルリン ・・・利尿作用・血流改善・解熱

 

スイカには、アイチエイジングや美肌効果やむくみなど、健康と美容のサポートとして効果あり!

夏の美活に最適です。


そこでもっと栄養を取り入れる欲張りポイントをご紹介♪

 

食後に食べるのがおすすめ
β-カロチンは水に溶けにくく、あぶらに溶ける性質を持っています。ヨーグルトやオリーブオイルなどと一緒に食べると吸収されやすくなります。そのまま食べるときは、食後に食べるのがおすすめです。

 

 皮に栄養がたっぷり
シトルリンは果肉より「皮」に約2倍含まれています。ウリ科のスイカだから、柔らかい白い部分はきゅうりのようにピクルスや漬物、豚肉と甘辛く炒めてもおいしいです。

 

朝に食べる!
さっぱり甘いから朝でも食べやすく、睡眠中に発汗して失った水分を補給し、糖分が脳を目覚めさせ、体を整えてくれます。

 

 

スイカの選び方

① 縞模様の黒い部分が色濃く盛り上がっていて、緑との境がはっきりしている。

② ツルが緑色でまわりが盛り上がっている。ツルが新鮮なもの。

③ スイカのお尻にあるおへその部分が大きいほど、今が食べごろ。

 

スイカは「収穫した時からおいしさが低下していく」と言われています。

カットしたスイカは、切り口にラップをピッタリ密着させ、野菜室で保存。

なるべく早く食べ切りましょう。

 

 

おすすめの食べ方

 

暑くて汗をかくと、からだの水分、塩分などのミネラルがどんどん減ってしまい、熱中症のリスクが高まります。

そんな時、食べてひんやり、元気が出るスイカはピッタリ!

少量の塩をかけて食べるのをおすすめします。

 

スイカの糖分はからだに吸収されやすく、すぐに栄養になるブドウ糖や果糖だから、夏バテで体が弱っていても負担が少ないのです。

また、疲労の原因となるアンモニアの分解・排出を促進してくれますよ。

 

 

福井のスイカ事情

県内で栽培されている、主な3種類の特徴をご紹介します。

 福井スイカ
県内で最大の産地が、坂井北部丘陵地。

ここで栽培されている「夏の天使」は果肉のシャリっとした歯ざわり、糖度が高くみずみずしいのが特長です。

 

 金福スイカ
主に福井市で作られており、種が少なく、皮は非常に薄いのが特長です。

糖度は12度前後で、爽やかな甘みとあっさりとした食感。

希少なスイカで、ほとんどが県内で消費されています。

 

 しらやまスイカ
越前市白山地区の丘陵地帯で生産。

糖度が高く、シャリシャリとした歯ざわりが特長です。


※スイカは野菜に分類されますが、果物として食べられています。(果実的野菜)

 

県内のいろんな場所で栽培されており、糖度や収穫量など、それぞれ特徴が違うことがわかりますね♪

 

ハウス見学に行ってきました

坂井市三国町のゆみたか農園さんのハウスに見学に行き、お話を伺ってきました。

ハウスの中は一面グリーンカーペットのようなスイカ畑!

ハウス内のスイカ畑

大きな葉っぱの間に大きく育ったスイカ

 

吉田さん
 
スイカを育てる為にこだわりや気をつけている事など苦労はありますか?

 

ゆみたか農園
さん

一番力を入れている事は土づくりです。

土がしっかりしていると根をしっかり張り生育も良くなります。

生育に必要な栄養もたっぷり吸収する為、味も良くなるので、栽培に欠かせない栄養や微生物についても、日々勉強を続けながら美味しく育つように日々頑張っています。

 

 

吉田さん
 
どのような思いで、スイカを育てていらっしゃるのですか?

 

ゆみたか農園
さん

ハウスの中は本当に熱く熱中症になりそうになる時もありますが、立派に育ってくれて良かったと安堵の気持ちになり、早くこの美味しいスイカを皆さんに届けたい気持ちでいっぱいになります。

毎年、美味しくな〜れと愛情たっぷり、我が子のように育てています。

これからも、みんなが思わず笑顔がこぼれるような、もっともっと美味しいスイカを作っていきたいです。

美味しさで皆さんが幸せな気持ちになってくれるように日々頑張りたいと思います。

 

≪今回の生産者様のご紹介≫

【ゆみたか農園】

アウトドア大好き夫婦で毎日楽しく野菜作りを楽しんでいます。

野菜の販売だけではなく、自然の素晴らしさも皆さんに伝えられたらと思っています。

 

ゆみたか農園  LINE 公式アカウント


キャンプや川や海、たくさんの人が集まったときに、みんなで切り分けてかぶりつくスイカは格別においしいですね♪

夏を健康に乗り切って、たのしい夏の思い出の風景に、スイカをそえてみませんか?

 

 



旬の野菜や果物を楽しみながら味わい、いろいろと工夫して“野菜・果物をとる”という意識を持ち、習慣づけることはとても大切なこと。

四季折々の野菜や果物に触れながら、自分のライフスタイルにあった野菜の摂取方法や楽しみ方を見つけていきましょう! 

また来月をお楽しみに~。

過去の連載はこちらから

 

野菜ソムリエとは? 
一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が認定する民間資格。

野菜や果物の目利き、栄養、素材に合わせた料理法など毎日の食生活に欠かせない野菜・果物の幅広い知識をもちつつ、それぞれのおいしさ、楽しさを伝えるスペシャリスト。

全国で5万人以上の有資格者が料理教室、セミナー講師、食育活動、コラム執筆、青果販売など、さまざまなフィールドで活動しています。
(日本野菜ソムリエ協会HPより)

※掲載内容に誤りや修正などがありましたら、こちらからご連絡いただけると幸いです。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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