禅的に暮らす宿主の人つなぎ。【生活芸人・田中佑典のふくい微事記~永平寺町編~】

禅的に暮らす宿主の人つなぎ。【生活芸人・田中佑典のふくい微事記~永平寺町編~】

こんにちは、生活芸人の田中佑典です。

往復約900km。福井県を徒歩で横断する「微遍路(びへんろ)を終え、歩んだ道のりをもとに「微住街道」をマッピング。

街道の途中で出合った出来事を「微事記」として記し紹介します。

今回は【永平寺町編】です。

【⇒過去の記事一覧はこちらから


田中 佑典
さん

台湾と日本をつなぐプロデューサー。
一定期間地域に滞在し、“ゆるさと”づくりをする旅『微住』の提唱人。
2021年東京から福井市にUターン。
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Twitter

 

禅的に暮らす宿主の人つなぎ。

微遍路の旅で、永平寺町を中心に僕と色々な人や場所とをつなげてくれた酒井和美さんが、民泊施設「駅前宿舎 禪(ぜん)」を始めた。

【⇒「駅前宿舎 禪」ホームページ

そこはかつて往復路ともに寝泊まりさせてもらった古民家で、道中特にゆっくりと“深呼吸”できたお気に入りの場所だ。

素朴でありながらずっしりと歴史を感じる空間は、宿名のごとく、ここに来る旅人の心と体を整えてくれる。

当時寝泊まりさせてもらった部屋


永平寺町での微遍路はこの場所を拠点に、さまざまな出会いに恵まれた。

特に思い出に残っているのは、「城山(じょやま)」という山を登山道に整備する「永平寺じょやま会」の皆さんとの出会いだ。

旅の序盤に酒井さんを通じて知り合い、一緒に永平寺町を横断した。

その後、嶺北と嶺南の境である木ノ芽峠に到達した際も駆けつけてくれるなど、往復路とも最後まで応援してくれた。

「永平寺じょやま会」の皆さんや酒井さんと永平寺町を横断した時の記念写真


また、永平寺町と言えば「曹洞宗大本山永平寺」だが、酒井さんが紹介してくれたのは、松尾芭蕉が「おくのほそ道」の道中に立ち寄った松岡地区の「天龍寺」だった。

ここで一日参籠(さんろう)をさせてもらうことになり、初めて禅堂に寝泊まりしながら、坐禅や作務、禅の食事作法など、修行僧に準じた暮らしを体験した。

何もかもが慣れない僕の隣で、般若心経をすらすらと暗唱し、作法も完璧だったアメリカ人のカルバンくんのことは忘れられない。

彼とは復路で天龍寺を訪れた際、再会を果たせた。

天龍寺を再訪した際、カルバンくんと再会


「物語の文脈のように、人をつなぐにはその人につながる“鍵”が何なのかを解くことが大事だと思います」
と酒井さん。

そして「その人のキャラに合わないことや脈絡のないことは、いくらつなげても意味がないんです」と言う。

 

まわりの人たちとの関係を大切にしながら人と人とを結び、つつがなく生きる彼女には、「品格」という言葉がしっくりなじむ。

その確かな「審美眼」を生かしながら、これからも次なる旅人と永平寺町をつないでくれるだろう。

永平寺町内を歩く酒井さんとまちの人とのひとコマ

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