北陸の雪が水分を多く含むため重く、油断すると腰や膝を痛めやすいもの。
今回は福井大学の山次俊介教授に、体を痛めずにできる“ゆる雪かき”のコツを伺いました。
基本の姿勢やスコップの使い方、ママさんダンプの正しい操作方法まで詳しく紹介します。
\教えてくれた人/
山次俊介さん
福井大学教育・人文社会系部門教授。体組成や筋酸素動態、転倒予防、トレーニングなどについて研究
姿勢を意識して無理せずこなそう。
冬になると、「またこの時期が来たか」とため息をつく人も多いはず。
雪かきは思っている以上にハードで、ジョギングと同じかそれ以上の負荷がかかります。
北陸の雪は水分を多く含み重いため、運動不足のまま全身を使って無理をすると、腰や膝を痛める原因になるので要注意です。
また、温かい室内から急に寒い屋外へ出ると血圧が変動し、厚着による発汗で脱水やめまいを起こすこともあります。
雪かき中はこまめに水分をとり、短時間で区切って作業するように意識しましょう。
雪かきは「すくう」と「放る」の2動作。
何より大事なのは「姿勢」です。
椅子に座って背筋を伸ばし、上体を前に倒したまま立ち上がる動作でイメトレしてから、安全に作業を。
下図の基本の姿勢をチェックして、無理のない範囲で行ってください。
スコップを使う「雪かき」
【すくう】

足は肩幅よりやや広めに開き、つま先を少し外側に向けます。
スコップを軽く握り、背筋を伸ばして胸を張ります。
膝から曲げるのではなく、お尻を後ろに突き出すように、ゆっくりと腰を落とします。
膝がつま先より前に出ないように意識し、太ももが床と平行になる程度までしゃがみます。
膝はなるべく動かさず、雪をすくったら背筋を伸ばしたままゆっくり体を起こし、軽いスクワットをするイメージ。

▲膝から曲げない!
しゃがまずに手だけで雪に近づこうとすると背中が曲がり、腕や腰を痛めやすくなるので注意。
スコップを使う「雪かき」
【放る】

雪をすくって体を起こしたら、地面に近い方の手を上から握り直します。

▲手を握り直す!
放りたい方向へ一歩踏み出し、肘を伸ばしたまま雪を放ります。

▲ひねって放らない!
背中が丸まってきたら、腰に負担がかかっているサイン。
無理をせず、姿勢をととのえてから続けましょう。
ママさんダンプのコツ

雪を運ぶときや固い雪を崩すときに便利なママさんダンプ。
ついつい腕の力で押しがちだが、肘を痛めやすい。
雪をのせる時は、体全体で前に押し出すようにします。

▲手は添える程度!
運ぶ時は、下から手を握り直し、雪のすべりを利用しながら進むのがコツ。
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