部子山(標高1,464.6m)は、池田町で最も高い山として、知られています。
でも、部子山の山頂付近まで道路が整備され、ほとんど車で登ることができます。
山頂に一番近い駐車場からは、徒歩10分ほどで登頂できる手軽さです。
▲「山頂で見上げた冬のダイヤモンド」
山頂では、満天の星を見ることができました。冬のダイヤモンドがとってもきれいでした^^
▲「登山道の標識と星空」
下山の途中、星を撮影していると、星がまったく写らなくなることがありました!
実は、カメラモニターに集中していて、いつの間にか霧に囲まれていました。
この写真は、霧が薄くなった一瞬を狙って撮っています。
写真がフワッとしているのは、霧のためです。
山の天気は変りやすいので、注意が必要です!
▲「登山口の星空」
でも、登山口まで降りてくると、霧はでていませんでした。
少し場所が違うだけで、天候は全く違いました。
雲や霧がでていたら、少し場所を変えてみると、星が見えることがあります。試してみてください☆
▲「部子山から見えたカノープス」
ところで、皆さんは、「カノープス」という星をご存知でしょうか。
写真では、冬の大三角の下のあたりに写っています。
福井では空の低い位置にしか昇らないため、とても見ることが難しい星です。
僅かな時間しか昇らないばかりか、少しでも雲があったり、建物があったりすると、見ることはできません。
また、中国では、地上すれすれに昇って、すぐ沈んでしまうカノープスをみつけることは、めったにない幸運なこととされ、みつけた人は、長寿にめぐまれるといわれています。
皆さんも、見晴らしの良い場所で、冬の大三角が見られたら、カノープスが見えるか探してもらえると嬉しいです^^/
今回は、池田町と大野市にまたがる部子山の星空を紹介しましたが、皆さんのお住まいの地域でも、近くに星がきれいに見られる場所があるかもしれません。
晴れて星が見られたら、暖かい服装をして風邪をひかないように、以下のポイントを守りながら、ぜひ星空を見上げてみてください^^/
~星空観察のときに気をつけたいポイント~
■安全管理:昼間の内に、危険な場所、立ち入ってはいけない場所がないか確認しましょう。また、山へ行く場合には、クマよけの鈴やオーディオなど、音の出る物を身に付け、複数人で行動しましょう。
■ライトの使用:星の観察・撮影をしている人がいたら、ライトの使用は必要なときだけ。
■ゴミは必ず持ち帰ろう。
■民家などが近くにあるときは、大きな声など出さず、夜間はお静かに。
マナーを守って、星空を楽しみましょう^^/
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※紹介している写真は、星が見やすいように画像処理をしています。そのため、実際に人が見た星空とは異なります。
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