「カメラを止めるな！」待ってました福井公開は「アツアツ！」で満員御礼！ 舞台挨拶イベントをリポートします。

登壇者

◆上田慎一郎監督（監督・脚本・編集）
◆市橋浩治プロデューサー（ENBUゼミナール代表、カメラを止めるな！のプロデューサー）
◆大沢真一郎さん（劇中の映画のプロデューサー、古沢真一郎役）
◆細井学さん（劇中の映画の撮影マン、細田学役）

Chapter.01　カメラを止めるな！制作の舞台裏。

Q.司会：まずは、福井での公開を迎えた気持ちをお願いします。

上田監督

本日は来場いただき、ありがとうございます。

そもそもは小さな２館の上映から始まって、こんなに遠くまで届くとは思っていませんでした。今日も客席が満席で本当にうれしい気持ちでいっぱいです。

市橋P

この映画を福井でようやく公開できて、今立出身の私としては本当にうれしいですね。

 

▲285席のテアトルサンク・スクリーン４が満席に。

Q.司会：まず上田監督に。本作品を制作するきっかけを聞かせてください。

上田監督

プロデューサーの市橋さんが代表を務めるENBUゼミナールという監督養成スクールがあり、そこで新人監督と俳優とがワークショップを経て、一本の映画を作るという企画がありました。

だからキャスティングが先にあって、応募してくれた人から12人を選抜し、それぞれの個性を見た上で、このメンバーとなら元々温めていた「カメラを止めるな！」ができるなと、制作を開始しました。

 

▲映画制作の舞台裏などを聞かせてくれました。

Q.司会：市橋さん、福井へおかえりなさい。

市橋P

福井でまさか、自分が作った映画が上映されるということは考えていなかったので、本当にうれしいですね。

だけど、47都道府県の中で、何で公開が後ろから3、4番目なのかなっていう気持ちもありますが･･･(笑)。しかし、ようやく公開ということになり、ありがとうございます。

 

 

 

Q.司会：映画の全てを取りまとめる大事な役割ですね。大変だったことや制作秘話などがあれば。

市橋P

映画の内容はすべて上田監督の好きにやってもらっています。そもそもがそういう趣旨の企画なので。

撮影は８日間ですべて撮っていますが、僕が現場に行ったのはそのうちの半日ほどでしたね。いや、数時間かな。

作品に出てくる監督の家の部屋は、実際に上田監督の家で撮影しているんです。そこが東京都内で撮影する唯一の1日だったので、チオビタドリンクを差し入れに持って行きました。

現場のことは本当に目の当たりにはしていないので、苦労したことはないですね。

プロデューサーは、全体的な枠組みは決めつつも、基本的に監督がやりたいことをやる。ほぼ上田君に任せつつ、唯一反対したのはスプレーで火炎放射器をやりたいと言ったこと、それだけは危ないからやめとこか、と。

 

 

上田監督

最初は舞台設定も夜で、火炎放射器でバーっとゾンビを退治するという展開を書いたんですが、それはちょっとやめろと。爆発したらどうすんねんと。