福井の過去の主な災害

福井の過去の主な災害

災害大国日本。福井県も地震、洪水、豪雪など様々な災害を乗り越えてきました。その歴史を今一度振り返ってみましょう。

1948.6月 (昭和23年) 福井地震

(死者3,769人、負傷者22,000人以上、全壊家屋3万6000戸)

 

嶺北北部を震源とするM7.1最大震度6(当時)の直下型地震が発生。

その後、同階級に震度7が追加制定され、2年後の1950年には建築基準法が制定されるなど震災後の地震学、地震工学、耐震工学に大きな影響を与えました。

2011年に起きた東日本大震災、1995年に起きた兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)に次いで戦後3番目となる大きな被害をもたらしました。

大田
現在72歳以降の方が体験。ご家族に当時の事を聞いてみましょう。。

 

1953.9月 (昭和28年) 台風13号による洪水

(死者116人、行方不明21人)

 

福井県の嶺南地方を中心に雨量が多く、小浜に流れ込む南川上流の中名田(なかなた)では、4日間の降水量は705mmの大雨になりました。

荒川左岸の決壊や足羽川、日野川合流点付近の破堤などで市街地に大きな被害をもたらしました。

 

 

1962.12月 (昭和38年) 三八豪雪

(死者25人、全壊家屋623戸、床上浸水323戸)

 

年末より降り続けた雪は、大寒波により溶けることなく、昭和38年1月末には積雪が213cmに達した。

 

 

1980.12月 (昭和56年) 五六豪雪

(死者15人、負傷者134人、全壊家屋384戸)

 

年末から昭和56年1月半ばまで1週間程度の豪雪が3回発生し、福井市の積雪は1月15日で196cmを記録した。

 

 

2004.7月 (平成16年) 福井豪雨

(死者4人、行方不明1人、全壊家屋66戸)

 

嶺北に停滞した梅雨前線に南から暖かく湿った空気が流れ込み、未明から集中豪雨になった。

山間部では相次いで 土石流や土砂崩れが発生し、都市部では足羽川左岸で堤防が決壊して大規模な浸水被害が発生した。

福井市内の天神橋地点では、2日間の総雨量は268.8mmだったものの、そのうちの228.9mmが1日目の朝4時から10時までの6時間に降っている。

6時間最大雨量でみた場合、 1000年に1回の確率で発生する大豪雨だったことが後に判明。

 

 

2018.2月 (平成30年) 福井豪雪

(死者12名、重軽傷者113人)

 

強い冬型気圧配置により嶺北を中心に大雪となった。

福井市(H30.3.4時点)では「五六豪雪」以来37年ぶりの記録的な積雪(最大積雪深147cm)となり、越前市武生や大野市九頭竜で観測史上最多の積雪を観測した。

この大雪により、4日間の間、北陸自動車道や中部縦貫自動車道が通行止めとなり、国道8号では最大で約1,500 台の車両が長時間に渡り滞留した。

 

 

大田
去年の9月にも57年ぶりの震度5弱が観測されましたね。突然の揺れにただただびっくりして動けませんでした。

この記事を書いた今まさに豪雪にみまわれています。過去の災害の教訓を生かして、それぞれ身の安全を守りましょう。

 

写真提供:福井市郷土歴史博物館、福井市役所 広報課

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※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

UP編集部
writer : UP編集部

「今の生活をよりよく」を目指し、ひとつのテーマを深掘りした1年保存版のフリーペーパー「UP」を発行しています。

嶺北10市町と連携制作し、各支町の行政施設等にも紙媒体を設置しています。

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