【瓦葺き編】9人の職人が教えるDIY or REFORM

【瓦葺き編】9人の職人が教えるDIY or REFORM

こんにちは、瓦葺き職人の水野です。

耐久性に優れている瓦屋根ですが、経年劣化により雨漏りの原因になることも。

自分でできるメンテナンス方法や瓦屋根の基礎知識をお伝えします♪

〈用語説明〉
「DIY」……自分で行うこと。
「リフォーム」……業者にお願いすること。
「コーキング」……隙間を目地材などで充填すること。

水野職人
瓦の割れた部分やヒビに施すコーキングはDIYでも可能!

 

DIYの注意点

コーキングを施す際、瓦の下側部分を隙間なく全て埋めないように!

 

雨水が流れる経路をふさいでしまうと、瓦の下に逆流したり、換気不良による腐食の原因になってしまいます。

悪い例

良い例

まずは、雨漏りの箇所を把握することから!瓦以外が原因の場合もあるので、自信がない時は専門業者に依頼を!

 

瓦固定の基礎知識

瓦がどのように固定されているかご存知でしょうか?

 

瓦は銅線もしくは釘で 固定されています。昔の瓦は銅線固定が多いですね。

 

この銅線は一般的に手に入れることが困難です。

 

また、瓦の下の木に結びつけて固定する際、しっかり固定しないと瓦と瓦の間に隙間ができ、それが雨漏りの原因になるなど、さじ加減が難しいためDIYではオススメしません。

 

こんな時はリフォームがオススメ

●瓦の割れや瓦同士の隙間ができたら雨漏りの原因になるため一度相談を。

●瓦は30〜35年を目安に葺き替えの合図です。

●瓦の下がすぐに木材の方は、雨漏り対策として防水シートを引くのもオススメです。

亀裂が入った瓦

 

業界の見えない手抜き

時間短縮のため瓦の留め具を1個とばして固定する業者もいます。対策として、「修理経過の写真を撮ってほしい」と業者に依頼しましょう。
 

また雨が流れる場所である谷板に返しをつけない業者もおり、屋根に雨が伝ってしまう原因に。


見積もり段階で高額に請求してくる業者もいます。特に高齢の方を狙った瓦専門外の業者に注意が必要です。

 

写真の手書き見積もりは、実際の事例で何百万単位で多く請求されています。

 

安易に承諾せず、ネットで見積もりを比較しましょう。

会社概要

株式会社水野工業
福井県吉田郡永平寺町松岡春日2-93-1
☎︎0776-43-0195
(営)8:00〜17:00
(休)日曜
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※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

UP編集部
writer : UP編集部

「今の生活をよりよく」を目指し、ひとつのテーマを深掘りした1年保存版のフリーペーパー「UP」を発行しています。

嶺北10市町と連携制作し、各支町の行政施設等にも紙媒体を設置しています。

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