日本と台湾をつなぐプロデューサー、田中佑典さんが語る台湾グルメの魅力。アジア料理店主とともに料理や食文化について語り合います。

    日本と台湾をつなぐプロデューサー、田中佑典さんが語る台湾グルメの魅力。アジア料理店主とともに料理や食文化について語り合います。

    こんにちは、ふーぽ編集部です。

    福井を拠点に台湾と日本をつなぐ活動をしている田中佑典さん。

    今回は、台湾の魅力を知り尽くす田中さんと、アジア料理が人気の料理店「マルクチ」川上剣さんが台湾料理の魅力について語ります。


    【⇒田中佑典さんの連載「ふくい微事記」はこちらから

      田中 佑典(ゆうすけ)さん
      台湾と日本をつなぐプロデューサー。
      本誌で「ふくい微事記」を連載中

       

      川上 剣さん
      福井市にあるアジア料理「マルクチ」店主。
      種類豊富な多国籍メニューが楽しめる

       

      店の佇まいと味のギャップが台湾の魅力。

       川上さん  田中くんが台湾に行き始めたのはいつから?

       田中さん  2010年頃ですね。

      当時大学生で、周りは欧米に行く人も多いなか、僕はアジアのカルチャーに興味があり、上海や香港、タイなどアジア各国を旅していました。

      なかでも台湾は独自の”アジア感”がありつつ日本の暮らしに近い雰囲気もあって、その共通点と違いのバランスが絶妙だったんです。

      そこで、日本と台湾をつなぐコーディネーターとして、共通のカルチャーを紹介するようになりました。


       川上さん 
      僕もアジアはいろんなところを旅したなぁ。

      初めて台湾に行った時は小籠包(ショウロンポウ)しか知ってるメニューがなかったんだけど、すごく美味しくて滞在中は屋台でずっと食べてた(笑)。

      屋台や露店がぎっしり並ぶ「夜市」。お祭りのようだがあくまでも暮らしの一部

       

       田中さん  日本にいると、「綺麗なお店=美味しい」という先入観があるけど、台湾は屋台の料理もすごく美味しいですよね。

      僕が台湾グルメで衝撃を受けたのは炒飯。

      綺麗ではないし雑多な雰囲気の屋台だったけど、感動するほど美味しくて、そのギャップにやられました。

       川上さん  台湾料理といっても、店や地域によって微妙にスタイルが違うのも面白いよね。

       田中さん  小籠包も上海料理が起源ですもんね。

      広東、北京、四川といった各地の中華料理だけでなく、おでんやさつま揚げなど、日本の影響を受けている料理もあってバラエティに富んでるなと思います。

       

      屋台の醍醐味を味わって。

      台湾グルメを満喫するなら屋台がおすすめ。

      「店先で大胆に並べられた肉の塊や、大きな鍋を豪快に振る地元のおじさんなど、異国情緒溢れる光景のなかでごはんをかき込むと、現地の雰囲気を味わえますよ」と田中さん。

       

       

      ビールは常温、野菜は加熱するのが台湾流!?

      川上さんのお店「マルクチ」

       

       田中さん  マルクチさんはオープンして18年だそうですが、台湾料理の注目度はどうですか?

       川上さん  もともと日本人には親しみやすい料理だけど、東日本大震災以降、特に注文が増えた気がするなぁ。


       田中さん 
      台湾からの支援は話題になりましたし、旅行者も増えたのでより身近な国になりましたよね。

      ちなみに店の人気メニューは何ですか?


       川上さん 
      やっぱり「魯肉飯(ルーローハン)」だね。

      台湾料理は八角をたくさん使うのでちょっとクセがあるけど、お好み焼きみたいな「蛋餅(ダンピン)」は子どもも食べやすいので最近すごく人気で。

      もともと台湾の朝ごはんの定番だけど、お酒のおつまみとしてよく注文されてるよ。

       

      おかずと食べる魯肉飯。

      「丼」のイメージがある魯肉飯だが、現地では茶碗サイズで出される。

      おかずと一緒に食べるのが一般的。

       田中さん  お酒といえば…、台湾て実はお酒を飲まない人が多いですよね。

      台湾の屋台街「夜市」でも純粋に食事を楽しむ人が多くて、ビールを持って歩いている人はだいたい日本人が多い(笑)。

       川上さん  冷たい水を飲まない習慣だから、ビールも常温で出ることがあるよね。


       田中さん 
      野菜も生の状態で出されることはほとんどないですね。

      大体炒めてある。

      台湾でサラダが食べたくなった時に、日本の牛丼チェーン店に入ったのですが、やはり野菜は炒め物でした。


       川上さん 
      あとは肉を食べない人が多いのも驚いたね。


       田中さん 
      宗教だけでなく動物愛護や健康のために動物性食品を避ける人が多くて、台湾は人口の約10%がベジタリアンと言われているんですよ。

      「素食(スーシー)」という台湾のベジタリアン食は日本でもまだお店が少ないので、今後注目されるかもしれないですね。

       

       

      日本人が解釈する台湾カルチャー。

       川上さん  田中くんは台湾と日本を行き来しているけど、台湾のどんなところに面白さを感じるの?

       田中さん  日本と台湾はここ10年くらいで急速につながったこともあり、日本のチェーン店の料理はほぼ台北で食べられるし、台湾の料理も日本で気軽に食べられるようになりました。

      でも、日本人の視点を取り入れた台湾料理は現地と微妙に違う部分もあって、そのズレが面白いなと思っています。


       川上さん 
      マルクチでも現地と同じ調味料を使って料理を作るけど、日本人に合わせた味や食べ方を考えていることで、日本の視点が入っているもんね。

      マルクチでは現地の調味料をそのまま使いつつ辛みやクセを抑えて食べやすくしている

       

       田中さん  僕は2017年から『ネオタイワン』という台湾イベントを企画しているんですが、そのコンセプトは「日本人が創る台湾」なんです。

      グルメや音楽、雑貨など、日本人がそれぞれの視点で台湾カルチャーを解釈して楽しむことで、より台湾を身近に感じてもらいたいなと思っています。


       川上さん 
      近い国だからこそお互いに行き来できるし、『ネオタイワン』を味わってから現地に行くとさらに楽しめそうだね。

      お店でもマルクチ視点の台湾料理をもっと紹介していきたいな。

      マルクチで人気の台湾料理。右上から時計回りに蝦仁水餃(エビ蒸し餃子)、蛋餅(ダンピン)、魯肉飯

       

       田中さん  同じ台湾料理でも台北と台南では使う食材や調味料も違うし、影響を受けている食文化が微妙に異なるところも面白いんですよ。

      SNSを通して情報はすぐに手に入るし、日本にいながら現地のことがわかるようになったけど、まだまだ台湾といっても台北以外は知られていないことが多くて。

      今、日本のローカル(地方)を回る『微住®』という活動をしていますが、台湾もすみからすみまでじっくり回ってローカルの食文化を紐解いてみたいですね。

      居酒屋&アジア料理 マルクチ

      福井県福井市板垣3-1315
      ☎0776-33-0143
      【営】18:00~24:00(日曜は~23:00)
      【休】月曜※祝日の場合、翌日休
      Instagram

       


      いかがでしたか。

      日本と台湾、それぞれの文化の融合で、更に美味しいモノが出来るかもしれませんね。

       

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      ※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

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