さて回ってきたバトンは、「ブーム、来てます!」
ブーム!
街の情報を取り扱う仕事をしているとものすごくよく聞かれるのが、この質問です。
「今のブームは何ですか?」「今のトレンドは何ですか?」
しかし、それは質問が広すぎます。
もう少し絞って欲しい。
ですので、いつもそういう人にはなんでもいいので3つ条件を足してください、と言っています。
場所でも、ジャンルでもなんでもいいので3つ条件が加わるとだいぶ絞れますからね。
さて。
大阪でいま流行っているというとなんでしょうか。
まあ、いろいろありますが、トレンドに早い人からすると「いまさら」感があるかもしれませんが、マーラータンがむちゃくちゃ増えましたね。
いわゆる下町の商店街にまで新店が出来ていたりするので、いよいよ一般化したということなんでしょう。
大阪で一番最初にブームになったミナミにも、まだまだたくさんマーラータンの店がありますし、結構並んでます。
しかし、お求めになっているのはそういう話じゃないですよね。
うーん。
業界的に来てるのは、ZINEでしょうね。

昔で言うところのリトルプレス。
日本語で言えば小冊子となりますでしょうか。
先だっても大阪で文学フリマが開催されて大盛況でした。
これは自家製の文学作品の即売会のことで、コミケの文学版ですね。
いろんな作品が売られてますが、ZINEが多いですね。
そして、大学生でもZINEを作りたいという人が多いからブームなんだと思います。
いわゆるカルチャー界わいでの話かもしれませんが。
いままでいくつかZINEを作ってきました。
本業として作った物もありますし、趣味的に作った物もあります。
枚方の蔦屋書店(創業の地)のオープンにあわせて作った『枚方ZINE』。
かなり自由に作らせてもらって、枚方を飲み歩く記事や、枚方が発祥とされるエンタメ性の強いレジャーホテル(ラブホテルのことです)の潜入記事など、クライアントの度量がうかがえます。
さらにブックイベントで配るために弊社が発行するもうひとつの雑誌『ミーツ・リージョナル』編集部の裏側を赤裸々にひもといた『ウラミーツ』。
どうやって雑誌が作られるかを解説しています。
なんかおもしろいノベルティがあったほうがいいよねということで作りました。
取材の派生としては、カニ特集をしたときにカニ漁船に丸2日ほどのって取材しました。
あまりにも良い写真がたくさんあったので、本誌で使わなかった写真をふんだんに使って作ったのが『Clubman Ship』ですね。
これもブックイベントで売ったらけっこう売れました。
未完成なのですが、和歌山の不思議な風習、餅まきに密着したZINEもあります。
10年ほど寝かせているので、なんとか完成させたいです。
あとは、千趣会のリクルートブックを作ったことがあって、これもZINEっぽい感じで作ってますね。ちまちました作業が好きなんでしょうね、わたし。
最新作は、7月におきた熊本地震の復興応援のために作った。『熊本には長崎書店があります』ですね。
関西の書店の有志に頼まれて、熊本にある[長崎書店]を応援したいという思いこめて作ったものです。(これは仕事ではなくボランティア的に編集するお手伝いで参加してます)
かなり突貫で作ったので、いろいろと荒い部分はありますが、その時にしかない勢いみたいなものは入ってるかと思います。
ZINEはブームなんですが、ただ困ったこともあって、サイズがバラバラかつわりとヘナヘナした作りなので、とても収納に困ります。
そして、このZINEが欲しい! と思ってもなかなか入手できないところですよね。
出会ったら買う、そうしないと二度と見つからないことも多いです。
AI時代になかなかアナログな世界線ですね。
そういう時代なのかも知れません。